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BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

UQ HOLDER! 第152話 『神の愛』

2018-09-12 18:57:31 | UQH/ネギま!
いつの間にか、152話が出てた。
すっかり忘れていたのだが、
しかし、今回の話は、前回にも増して意味不明だった。

まぁ、夏凛の正体が、キリストを裏切ったユダってことはわかったけど。
てか、背中のXIIIからなんとなくそうかなくらいには思っていたのは確かだけど。

それにしても、夏凛という「現代」の呼称ですっかりごまかされていたけど、本名がイシュト・カリン・オーテなら、そりゃもう「イスカリオテ」のユダ、の一択だよねー。

ということで、このあと、神様=イエス・キリストとか関わってくるのかね?

となると、問題は、それって、この先、UQHの本題に関わるの?ってことだけど。。。

前回の感想にも書いたけど、150話で、この世界でのネギの顛末の話がひととおり終わったところで、正直、UQHってもう、読者の期待に全部、応えてしまったと思うんだよね。

なので、もう描くものないじゃん?と思っていたら、前回から、無理やりパクティオ展開に行き、今回もまた、パクティオで。

でもさー、すでにネギの域に能力的には刀太が達してしまっているところで、いまさらパクティオでパワーアップとか言われてもなー、と思うよね。

それに、一応、刀太の本命はキリヱってことになっていたんじゃなかったんだっけ?

それがあるから、この先、ネギま!みたいにいらぬラブコメ路線は回避して、ネギの救出作戦とか、ハードな方に突入して、そういう意味では、あと10話くらいで完結すると思っていたのだけど、なんか、いまさらながら、ラブコメを蒸し返しているみたいなんだけど。。。

それ、必要なのかなぁ? ものすごい疑問。

あのネギの顛末を見せられた後で、普通に気になるのは、

じゃあ、袂を分かったフェイトは、あの後、どういう人生(でいいのか?)を歩むようになったのか? とか、
「金星の黒」ってどういう経緯で「金星」なの? とか、
(いや、当然、金星が魔族の出生地ってことだよね、どう考えても)、
ダーナって、火星とか金星とか関係あるの? とか、
ヨルダの御手、って、実際、どういう魔法なの? とか、

こんなあたりのことじゃないのかな。

だってUQHって、ネギま!2っていうくらいだから、ネギま!で説明責任を放棄したことを、刀太の世界、という舞台を通じて解説するマンガなんだとばかり、思っていたのだけど。

少なくとも、連載が月刊誌に移ってからはそういうふうに方向転換したのだとばかり、思っていたのだけど。

それなのに、いまさらパクティオで、ラブコメを蒸し返す、ってどういうこと?
しかも、夏凛までまた持ち出してw

もっとも、夏凛=ユダ、から、キリストを持ち出してきて、それで、不死者の存在理由を、様々な神話や宗教ごとに説明する、という展開にするのかもしれないけれど。

でも、それ、あまり物語の本筋に絡んできそうには思えないんだけどなぁ。

それとも、造物主、とはなにか?という流れで、キリストを持ち出して、そこから、ヨルダの話とかにつなげるのかね?

そうなると、

キリストが祝福して不死になったユダ=夏凛と、
ヨルダがなんかしてとにかく不死になったエヴァ=吸血鬼、

が並行的な存在として捉えることができる、ということかもしれないけれど、それにしても、だからどうした?って展開にしかならないよな。

てか、そもそも、どうしてキリストがいるとパクティオが成立しないの?
パクティオって、キリストをはじめとする神様たちが共通して授ける、なんか魔法の力、ってことなの?
それとも、そもそもパクティオを授ける神様的なものとキリストって敵対しているの?

こう見てくると、一応、好意的に見れば、この夏凛のエピソードを通じて、ネギま!で積み残していた「パクティオ・システムとは何か?誰がパクティオ・カードを授けているのか?」という問いに答えることになるのかもしれないけれど。

うーん。

なんか、蛇足の話をだらだらとしているようにしか見えないんだけどなぁ。

正直、ラブコメはどうでもいいよ。
もう、ネギの救出作戦に、まっすぐ向かおうよ。

なんか、全体的に物語に緊張感がなくて、もうどうでもよくなっているところもあるから、あまり寄り道はしてほしくないんだけど。

その意味では、ホント、ラブコメはいらない。
てかさ、ラブコメは、やっぱり麻帆良学園みたいに学校でやろうよ。

ともあれ、こんな感じだから、全然次回がどうなるか、気にならないんだよなぁ。

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UQ HOLDER! 第151話 『告白します。』

2018-08-09 20:14:40 | UQH/ネギま!
前回で、刀太が造られたこの世界におけるネギの顛末を語る回想回が終わってしまって、さて、これから何やるのかなぁ、と思ってたのだけど、
案の定、
九郎丸の告白回・・・以上!
うん、マジで、それだけ。

中身、なさすぎー
いまさら、ラブコメはどうでもいいかなぁ。

あとは、まぁ、カモくんが再登場していたので、いつかはやるかなぁ、と思っていた、パクティオw

しかし、これも、マジで、いまさら感が強くて。。。

なんか、もう少し、真面目にUQHを回すこと、考えろよー。

ということで、これ以上は、特に書くことないかなぁ。

何ていうか、週刊誌の連載なら、こういう最初から最後まで、単なるツナギ回があってもいいけど、さすがに月刊誌のページ数で、これはきついかなぁ。。。

同じ号の『進撃の巨人』のネームの多さと比べたら、雲泥の差で、違う意味で笑ったw

しかし、パクティオかぁ。。。
なんか、ここまで、ネギま!の設定におんぶにだっこだとなぁ。。。

むしろ、ダーナの修行の方を期待したのだけど。。。

ちなみに、いま、エヴァはどうしちゃってるんだろうね。
あんなハズカシイ回想を皆にバラされて。。。

前回の引きで明らかにされた初期UQHメンバーの活躍のほうが気になって、そちらの方の話までやってくれるのかなぁ、と期待したのだけど。

なんか、刀太の仲間たちの話になると、途端に話のレベルが「お子ちゃま」レベルになってしまって、前回までのネギの苦闘のレベルと全くそぐわない。

まぁ、だから、今回、ネギのことをいろいろ調べよう、ということになったのだろうけど。

でも、それって、ナギを追いかけていたときのネギのプロセスをもう一度やるってことでしょ?
もちろん、刀太なりのアレンジはあるだろうけど。

でも、すでに、雷天大壮とかも発動できちゃうので、その能力と知能のアンバランスが半端無いよなぁ。

ホント、バランス悪いなぁ。
なんか、そろそろ、ラカン的キャラと刀太だけで、超パワーアップとかしないと全然、話のスケールが追いつかないんだけど。。。

そう思うと、マンガにおける学園が舞台、という設定は、便利なんだなぁ、と再認したw

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UQ HOLDER! 第150話 『選択とは、分かれ道』

2018-07-09 19:35:08 | UQH/ネギま!
刀太の世界線での、ネギとヨルダの最終決戦パート2。
ネギにしてみれば、リターンマッチ

で、ネギはどうしてヨルダに取り込まれてしまったのか・・・、というところに興味があったのだけだけれど、細かいところは一切描かれず。
ネギが特攻したところで終わり。
これは、今後、また描かれるのかね。
もっとも、ネギがヨルダに取り込まれるところは、前にラカンや夕映が取り込まれたときと同じだったのだろうけど。

ただ、取り込まれるにしても、例の第9魔法「ヨルダの御手」がどの程度効いたのか、知りたかったんだけどね。
もっとも、今回、エヴァが、彼女にも「ヨルダの御手」は使える、という話をしていたから、この魔法については、刀太がネギ=ヨルダに対峙する時の秘策の一つになるのだろうな。
その場合、まずはエヴァがヨルダに向けてその魔法を使い、その結果、彼女も取り込まれてしまい・・・、とかいう展開があって、その上で、刀太が一人で、もしくは他のUQHの助力を得ながら、彼の手になる「ヨルダの御手」を使って、ネギもエヴァも解放する、とかの展開かなぁ。

ところで、ネギもヨルダに取り込まれてしまったとしたら、ナギはどうしているんだろう?

仮にこの世界線で、刀太が勝利した場合、多分、ネギもナギも解放されることになるのだろうけど、しかし、その場合も、エヴァは、どちらを選択するのだろう?

まぁ、この数話の描写を見れば、エヴァもネギに懸想していることは明白だから、その場合は、やはりネギ、ということになると思うのだけど。
それとも、その想いも断ち切るための、今回の「明日奈」についての言及だったのかなぁ。

あの「明日奈も頑張っているのも申し訳ない」というネギの言葉は、少なくともそれに続く描写を見ると、エヴァがネギへの想いに区切りをつけるためのものだったようにも思えるだけど。

問題は、でも、あそこで明日奈の名前が出たからといって、ネギくんが別に明日奈のことを愛しているとか、そういうことではないはずだけど。
なにしろ、この世界線でも、千雨のことをネギは思っていたはずなのだから。

もちろん、千雨の死から数十年経っていることを思えば、さすがに千雨への想いもきちんと整理されているのだろうけどね。

このあたりは、ちょっと駆け足すぎる、というか、無理があるように感じたかな。

とはいえ、今回の話の目玉は、突き詰めれば、UQ Holderの誕生秘話、ってことだよね。

一つ、なるほどなぁ、と思ったのは、このUQHの発案者がネギだったってこと。
「不死身商事」はさすがに笑えたけどw

でも、エヴァからしてみれば、UQHはいわば、ネギの忘れ形見、ってことだよね。
でなければ、エヴァが、およそ人を率先する、なんてこと、するはずがないよね。

もちろん、チャチャゼロが消えたことも大きかったんだろうけど。

だって、エヴァからしたら、土星大戦は、終わってみれば、ネギとチャチャゼロを失っただけだからね。その悲嘆ぶりといったら、想像を越えたものだったのだろうけど。

でも、その描写がなかったのも、この先の展開で、刀太に告白するなり、その頃のエヴァの様子を知るUQHの最古参組から明らかにされるなり、するんだろうな。

でも、とにかく、これでUQHがなぜ、ネギの世界に生まれたのか、という、連載最初期の頃からの疑問が解消されてすっきりw

いや、ホント、エヴァが自らあんなものをつくるなんてありえないよな、なにしろ、ネギま!におけるエヴァって、ニート代表、みたいなものだったのだから。

そういう意味では、ホント、この世界でのエヴァは、ネギとともにヨルダ再戦にむけて準備をしていた数十年の間に、ネギによって大きく人柄が変えられた、ということだよね。

いや、ホント、このあたりは、超納得。

で、今回の話のもう一つのポイントは、どうしてエヴァとフェイトが袂を分かったのか、ということだけど。。。

いやー、これ、フェイト、悪者すぎやしない?

まぁ、エヴァですら、これほどまでにキャラが変わったのだから、同様に、フェイトが変わってもおかしくはないのだけど。

しかし、それにしても、これ、どう考えても、ネギくんに対して、フェイト、ヤンデレすぎだよね。

もう、ネギくんさえ戻るなら、悪魔と契約したって構わない、ってノリ。

ネギのクローン作戦にしても、もともとはネギの発案のはずで、そのプロジェクトの運営をネギくんに頼まれたはずだと思うのだけど、さすがにこれは、ないんじゃないかな。

というか、「不死の兵器」に転用するなんて方向、そもそも、ネギくんがこの数十年の間、この世界の「憎悪の感情を減らして」ヨルダをできるだけ脆弱化させ、それで再戦に臨む、という話と全くそぐわないと思うのだけど。

ネギくん第一!のフェイトが、そんな、明らかにネギくんの努力が徒労に終わるようなことは、しないと思うのだけど。

まぁ、あの「悪堕ちのフェイト」は、ネギくんがヨルダに取り込まれた後の姿なんだろうけどね。

でも、そうすると、結局、フェイトは、ネギま!の頃から含めて、多分、100年近くは一緒にいたはずだけど、その間、全然、良い方向に変貌を遂げなかったってことにならないかなぁ。

このあたりは、今回、とても違和感を覚えたところ。
いやいや、さすがに、これはひどすぎだろう、と。

多分、フェイトはフェイトで、今回の最後にあったエヴァとの訣別を受けて、彼なりの親衛隊をUQHに対抗できるよう、用意したんだろうけど。

でもなぁ、それにしても、ここまで悪役に堕ちたフェイトが、以前描かれたように、刀太を説得して引き込もうなんて理性的なことをしてくるのだろうか?

ということで、やっぱり、今回のフェイトは、さすがにちょっとご都合主義的にキャラの性格を変え過ぎだと思う。

まあ、もう一波乱、あるのかもしれないけれどね、フェイトとエヴァの間には。


あとは、微妙に感心したのは、エヴァも「ヨルダの御手」を使える、なぜなら彼女も始まりの魔法使い=ヨルダに作られた存在だから、という部分。

ヨルダとエヴァの関係をこんなところで持ち込んでくるとは思わなかった。

で、あのエヴァの発言で、フェイトが動揺していたのは、きっとフェイトもヨルダに作られた存在なのに、自分には「ヨルダの御手」は使えないからだったのだろうなぁ。

もしかしたら、このフェイトの「嫉妬」の部分が、彼に過度に「科学」の道を歩ませることになるのかもなぁ、と思った。

にしても、あのネギま!の、エヴァとフェイトが最初に相まみえた京都の修学旅行のときから、随分遠くまで来たなぁ、とびっくりだよ。

二人とも、まさか、あれから100年後くらいになって、まさかネギくんを巡ってこれほどまでに面倒な関係になるとは思ってなかっただろうなぁ。

いやー、ほんと、びっくりだw


ともあれ、次回からは、また刀太の話に戻るわけだけど、この世界の顛末を「無理ゲー」を達観した発言をした刀太は、どうしていくんだろうねぇ。

ちょっとだけビビったのは、「不死者にはエンディングはない」という発言。

それだと、あれ、これで終わり?というような唐突なエンドを、UQHは迎えそうで怖い。

実際のところ、多くのネギま!読者組からすれば、ネギま!の時の、いろいろぶん投げエンディングの謎は解消されたし、ネギの意中の相手が千雨だということもわかったし、そのハッピーエンディングさえあれば、この先、刀太がネギを救出すること自体には、それほど興味はわかないよね。

だって、仮にこの世界で、ネギが救出されるハッピー・エンドを迎えたとしても、あぁ、でもこのエンディングも数多ある平行世界の中で生じた数多あるエンディングの一つでしかないよね、というのが、もうわかってしまっているから。

その意味では、むしろ、これほどまでひどいバッド・エンドはないわー、というかたちで終わったほうが物語的には、ちゃんと終われるのかもしれない。

ということで、次回は、何が扱われるんだろうねぇ。

なんか、もうこれで終わってもいいんじゃないか、という気がしてならないのだよなぁ。

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UQ HOLDER! 第149話 『世界を救う英雄は』

2018-06-09 16:53:59 | UQH/ネギま!
うーん、これはまた、なんとも面倒くさいルートに入ったな。
すでに、この世界におけるベストシナリオのハッピー・エンドを知ってしまっているから、何が来てもバッド・エンドに決まってるわけだけど、それにしてもねぇ。。。

しかも、これに合わせて

登校地獄の解除
アリカ
エヴァの雪姫化
第9魔法の正体=「ヨルダの御手」

といった、細かいけど宙ぶらりんになっていた、ネギま!の頃も含めての積み残しのネタが扱われるとは・・・、いやはやw

まぁ、どれも後付の設定なんだろうけど。

前回の感想で触れていた「火星の白と金星の黒」の問題は、ヨルダの血脈、という一言でまたさらっと扱われてしまってわからずじまいだけど。

まぁ、「金星の黒」の話は、きっと今後の、ネギ・クローン計画、すなわち刀太製造計画の途中で明らかにされるのだろうけど。だって、金星と火星の両方のバランスが取れた唯一のクローンが刀太のはずだから、それまでに失敗作が多々、あるってことだよね。

しかし、それにしても、今回のネギくんはねー。
ここまで来ると、フェイトの衛宮士郎みたいだよね。
正義の味方になりたがりの、頭がおかしくなった人。
自分だけが世界を救えるという信念がもはや呪いになってしまった人。

エヴァが最後に、お前の幸せはどこにある?と問い詰めたのは当然だし、その問いにそれでも平静を保ちながら返答しているネギくんは、もう十分、狂ってるよなー。
もっとも、千雨が落命した時点で、すでに一回、壊れちゃったんだろうけどね。

むしろ、千雨が命を張ってまで自分のことを救ってくれたのだから、その犠牲に報わなければならない、ってことに執着せざるを得なくて、もはや妄執になってしまったんだろうね。
そうして、むしろ、然るべき「死に場所」を探して、その後の人生?を生きた、と。

だって、さらっと書いてあるけど、40年だよ、40年。
その間、ずっと、地下に潜って魔法の知恵をしかるべき要人に伝えつつ、それを悪用しようとした人たちを返り討ちにあわせてきたんだから。

ほんと、これ、もう狂人のレベルだよ。

良くも悪くも、ネギくんには、常に傍らにセコンド役が必要で、その第1号が明日菜、第2号が千雨、そして第3号がエヴァ、ってことだったわけで。
彼女たちがリミッタとして機能していた。

逆にいうと、物語の構造は全然変わっていない。
もっといえば、ネギくんが全く成長していない。
なんていうか、このネギくんのロボットぶりが、今回の話でなんとも言えないくらい、いやーな気持ちにさせられたところかなぁ。

マジで、ネギくん、君、キモいよ・・・、って感じ。

周りに大勢、そのことを突っ込んでくれる人がいたから、なんとか今までは誤魔化してこれたけど。
そういう意味では、ネギま!も随分、だましだまし書かれた物語だったんだな、って痛感。

まぁ、教訓的に言えば、子どもの主人公が成人した世界はやはり描いてはいけない、ってことかね。

まぁ、次回、第9魔法を発動させて、ネギくんは精神を拉致されるんだろうけど。
どうなるんだろうねー。
そういえば、小太郎はどうしてるんだろう?
不死者じゃないから、もうこの世界で亡くなってるのかね?
あのいかにもヤバイネギの横に彼がいないのはちょっと不思議だった。

あとは、今回ので、エヴァから雪姫へどうして変化したのかも、一応わかった。

エヴァからすれば、最初は、本当にフラフラのネギくんに肩を貸すつもりであのサイズになったのだろうけど、その姿がネギにとってはアリカを思い出させるのと、エヴァにとっては、ネギとの関係をリセットするための一種のアヴァターだったんだろうな。
いわば、エヴァの別人格。

それでもって、あの姿を結局40年あまり使い続け、その結果、ナギへの想いとは別に、ネギへの想いも生まれたし、実際、その想いが徐々に大きくなっていった、ということなんだろうな。

まあ、あの状態でも、この世界の中では、刀太が初恋の相手だったという事実があるから、一応、彼らの「血」に惹かれ続けている、と強弁すれば、三人に懸想しても、まぁ、おかしくはない設定wにはなっているけれど。

ただ、どうなんだろうなぁ。

多分、ネギま!読者の多くは、UQHで明らかにされたネギま!最終回を補完するハッピー・エンドの様子だけが描かればそれで十分で、今回のような話なら、やっぱりUQHのようなアナザーストーリーはいらなかった、というようになる気がするなぁ。

これくらいだったら、まだ、「超鈴音とザジと行くネギま!未来の旅」くらいのスピンオフぐらいで良かったような気がするw

やっぱり、平行世界の話、別の世界線の話、というのは、おしなべて蛇足にしかならない気がする。

いや、ネギとエヴァが出てくれば、そりゃ、話がどうなるかは、気になるよ。
でも、どれを読んでも、結局のところ、これじゃない、という気分に落ち着いてちゃうんだよね。。。

ということで、UQH、この先、どういう形で締めるんだろう?

正直なところ、前回といい今回といい、ネギが出てくると圧倒的に画面が締まるし、そこにエヴァが絡んでくると、もう、全くUQHとは別作品で。

いかにUQHがユルユルのダラダラした展開かがよくわかる。
結局、UQHのキャラって、全く魅力的じゃないんだよな。
そのことをわからせるために、ネギま!のキャラたちが再登場してきているようにすら思える。

今回なら、あやかが一瞬でも出てくると、あー、なるほど、と思うものね。
ネギま!キャラの、キャラとしての厚みをひしひしと感じる。
九郎丸とか三太とか、これだけの厚みを与えられるか?読者に。
キリヱですら、結構微妙な厚みしかないと思うよ。

その意味では、エヴァの存在感も段違いだよね、やっぱり。

ということで、ともかく、次回、どうなるか。
まぁ、悲劇的結末を迎えることだけはもう確定しているから、それをどこまで裏切るか、ってことになるんだけど。

しかしなぁ、やっぱり、あのまま、ネギま!の最終回周辺で、ハッピー・エンドになったナギ救出作戦をちゃんと描いていたら、ネギま!というのは、無理矢理でも、広げた大風呂敷を畳んで大団円を迎えた傑作!というように、普通に称賛されていたと思うんだけどなぁ。もれなくバッド・エンドまでついてくるなら、やっぱ、いらないや、って思っちゃうよ。

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UQ HOLDER! 第148話 『運命の分かれ道』

2018-05-09 10:19:17 | UQH/ネギま!
前回から始まった、明日奈がいない世界線の話。
要するに刀太のいる世界の話なのだが、さて何が起こるのか。

とりあえず、スペース、空けときます。






















































いきなり、チャチャゼロの記憶を見ようとする場面から始まっていて、
あれ、前回と話、つながっている?と最初に疑問に思ってしまったのだけど、いいんだっけ?

確か、前回の最後って、刀太の出生の場面が描かれていて、そこで近衛木乃香に似た女の人が刀太の代理母を務めていたようなのだけど、あれは、とりあえずあれで終わりなのかな?

あのまま、刀太の誕生の秘密について進むものと思っていただけに、ちょっと肩透かしを食らったような気がしていた。

まぁ、それはさておき。

いやー、いくらこの刀太の世界が、明日奈の存在によって救われなかった世界だからといって、ここまであからさまに、ひどい、というか悲惨な展開を重ねるかなー。

なんか、ノリノリのバッドエンディングで、逆に萎えたw

だってさー
ヨルダとの最終決戦に明日奈なしで臨んだ結果、
夕映とのどかが、ネギ君の身代わりにヨルダの闇?に呑まれてしまい、
その二人を救おうとしたラカンとアルも、力及ばず囚われの身に。

ということは、ネギくんはこの4人を救い出そうとしてヨルダとの再戦に臨んでナギに代わってヨルダの依代として乗っ取られてしまった、ってことなんだろうね。

てっきりヨルダに取り込まれたネギくんを救いに行って夕映やのどかが取り込まれたのだとばかり思っていたのだけど、順番は逆だった。

まぁ、それくらいの変更はは想定内としても、問題は、再度襲来したヨルダに対してネギ君の盾になって落命した千雨でしょう。

えええええええ!!!!!!!

って思うよね?

だって、千雨だよ。
知略戦には長けているけど、戦闘能力は皆無の千雨だよ?
その彼女が、いきなり盾として、ネギくんすら生きの呑むくらい瞬時に猛攻を仕掛けたヨルダの目の前に、滑り込めるのか?
「ちうちう」は、この間、もしかして瞬動をマスターしてたの?
ってくらい、ちょっと無理筋な登場で、唖然。

もっとも、宇宙服のヘルメットが砕けてあらわになった千雨も、あまり歳をとっているようには見えなかったから、彼女も、夕映やのどかと同じように、ネギくんと本契約をしていたのかね?

まぁ、この明日奈のいない世界Aでは、あまりの世界の悲惨さに結局、ネギくんはあの歳まで独身であるようだから、逆に、本契約が、事実上の婚姻届みたいなものなんだろうな。
その場合は多重婚、つまりはなんちゃってハーレム。

もちろん、事態の過酷さは、ハーレムなんてニュアンスを与えはしないのだろうけど。

いやー、でも、それにしたって、千雨かよ―。。。。
千雨推しとしては、もちろん、彼女にスポットライトが当たるのはまったくウエルカムなのだけど、それにしてもなー。。。
なんかこんな結末だと、このワースト世界においてネギくんの心を完膚なきまでに折ってしまうために、わざわざ千雨をネギくんの本命として公表し、ハッピーエンド世界でネギくんが千雨とウェディングベルを鳴らす、という展開まで先見せしていたのではないか、と勘ぐってしまいたくなってしまう。

いやー、それにしたって、 あ・ざ・と・い・ぜ!

だって、ネギくんからすれば、姉貴役だった明日奈は眠り姫でいない、本契約の二人である夕映とほのかは闇に囚われてしまい、トドメは、千雨との死別。しかもネギくんの盾となって。

千雨、男前すぎる。。。

でも、逆に言うと、これくらい徹底的にネギくんの心を痛めつける展開にしないと、確かにエヴァが重い腰を上げて、ネギのことを真剣に懸想する展開は、難しいよね。

なにしろ、もともとエヴァはナギを想っていたわけだし、それもあって、ネギは「ナギの息子」という枠組みで見ていたわけで。その上で、あくまでも、できの良い「弟子」であった。

だから、エヴァとネギの関係は、文字通りの師弟関係であって、もっといえば、それは擬似的な親子関係だよね。母子関係。

そういう関係がすでに18年(←のどかが言ってたネギくんと過ごした年数)ものあいだ、エヴァとネギの間にもあったわけだから。

その関係をわざわざ破壊してまでネギのことを想う、という道を、エヴァ自らが選ぶためには、今回くらい、最悪に最悪を三重掛けしたようなバッド展開でないとダメだった、ってことなんだろうね。

なにしろ、この段階では、まだナギはヨルダに囚われたままで、その意味では、エヴァの第一の想い人は引き続きナギであったはずだから。

そりゃ、心は乙女のロリババア・キティとしては、フラフラ心変わりするわけにはいかないよねー。

で、そんな前提があったところでの、今回のラスト、ってことになる。

多分、この徹底的に落ち込んだネギくんに何とか救いの手を差し伸べるために、エヴァは、年齢詐称薬を使って、「雪姫」に転じたのではないかな。

いや、正確には、年齢詐称薬を「常用」してまで「雪姫」という新しい人格=キャラを、エヴァ自身が選択する道を選んだんだろうな。

つまり、一種の「変身」であり「転生」。

そうでもしないと、ネギとの間で新しい関係を築けないということだったんだと思う。
その意味では、「雪姫」になったのは、エヴァの覚悟だった、ってことだよね。

あー、でも、そう考えるとなんか、納得がいくかも。

雪姫として生きることを選んだエヴァだからこそ、雪姫の姿をしている限りにおいてはその想いはネギに捧げようとする。
なぜなら、雪姫という人格=キャラは、ネギのために用意されたものだから。
だから、刀太のストレートな求愛にも、ガキ扱いをして軽くあしらってしまう。
雪姫としては当然のこととして。

そして、雪姫の姿を頑なに保っているのも、もしかしたらネギくんへの操を保とうとする決意からなのかもしれない。

まぁ、実際のところは、UQHを組織して「姐さん!」になってしまったからなのかもしれないけれどw

でもそうなると、ちょっとややこしいことになるのが、刀太が、数百年前の、まだエヴァが吸血鬼にされてしまったばかり(・・・といっても結構経ってたはずだけど)の頃に出会っていたという話で、ここから、実は刀太こそが、ナギやネギを飛び越えてこの世界線では、エヴァの初恋の相手でした、ということになりそうだということ。

むしろ、そうすることで、エヴァが刀太を選ぶ道を開いている。
同時に、刀太が、雪姫ではなくエヴァを選ぶ道でもある。

これは、結構面白くて、なぜなら、この展開だと、「雪姫」という、エヴァがネギのために用意した「ペルソナ」を引き剥がし、本来のエヴァの姿に戻す役割が刀太に与えられているようにも見える。

そこで、ちょっとだけいやらしいのは、刀太はすでにキリヱを選んでいるところ。その結果、雪姫の仮面を捨てて本来のロリババアの姿に戻ったエヴァが、ナギやネギのときと同じように、刀太に片思いを寄せることになる・・・ことになりそうなところ。

どうなるかはわからないけれど、気になるところだ。

なにしろ、「雪姫」は大人の女性像で、刀太の目からみれば、保護者であり育ての親、まぁ、母親みたいな存在。
対して、「エヴァ」は、どうみても、自分よりも年下のか弱い「女の子」しかみえない。妹ポジション。
だから、刀太の想い人が、雪姫からエヴァにきちんと変わるかどうかは、刀太の視点が、彼の今後の成長によってどう変わるかに大きく依存するはず。

さらに、ややこしいのは、刀太自体、まだ生まれて数年の存在でしかない、ということ。

もちろん、この物語が「悠久」者たちを扱ったものだから、そんな無限の時間の中では、年齢なんてものにはそもそも意味がなくなってくるのかも知れないけれど。

ともあれ、とりあえずは、次回。

しかし、最後のエヴァの表情、アンニュイだよね。

あと、そうそう、改めて明日奈の存在の大きさが示されていて驚いた。
まさに神だね、神。女神さま。

そうなると、どうやって眠り姫を、この先、呼び込むのかも気になる。

だって、刀太の「火星の白」は彼女由来のものなんでしょ?
当然、誰かが何らかの接触を明日奈に図るよね。

まぁ、アルとラカン亡き後だと、エヴァとフェイトくらいしかいないわけだけど。

その過程で、この二人もだんだん対立して袂を分かっていくんだろうな。

そして遂には、刀太製造計画、にまで至ることになる。

そこから失敗作のカトラスも出てくる。

そこで今度は「金星の黒」が絡んできて、多分、ザジや龍宮隊長が関わってくるんだろうな。

そうして、かねてから懸案だったネギま!世界における「魔族」の秘密にせまっていくことになる。

いやー、壮大だなぁ。
ちゃんと最後まで、こうしたこと、明らかにされるのかなぁ。

でも、今度はちゃんと、世界の秘密を全て明らかにして欲しい。
ネギま!のように、投げっぱ、でむりやりエンドロールを流すのではなく。

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UQ HOLDER! 第147話 『メモリー』

2018-04-11 17:04:38 | UQH/ネギま!
終わってみれば、ゲンゴロー回だった前回までの宇宙テロの話が終わったところで、次はどこに向かうのかなぁ、と思っていたら、ようやく、この「刀太の世界」の話になった。

といってもまずは、エヴァとキリヱのサービスシーンから入ったのは、まぁ、お約束といえばお約束w

そこにこれもまたひさしぶりのダーナが登場して、エヴァをまたイジり倒すw
大人バージョンの雪姫から、ロリババアのエヴァに引き戻す、というのは、まぁ予想範囲だけど、その一方で、キリヱを大人バージョンに変身させた、というのは、きっと多くの人が、ダーナ、グッドジョブ!、って親指立ててたんだろうなぁ、と思ったりw

どう考えても、キリヱって不幸属性がついて回るメガネっ子だから、この展開は、キリヱ本人にとってもまんざらでないところがおかしい。

あとは、やっぱりキリヱが大きくなると、ちょっと千雨っぽいと思ったのは、自分だけ?
なんとな~くだけど、この世界の千雨とキリヱはどこかでつながってるんじゃないかなぁ、と思ったり。

ともあれ、そうしてちょっと「箸休め」的お遊びシーンが続いたところで、ダーナによって本来の子どもの姿になったエヴァが、チャチャゼロと再会w

えーと、正直にいうと、ここからしばらくの間の、チャチャゼロとエヴァのやり取りのところは、単純にいいシーンだなぁ、とほっこりとしていたのだった。

なんていうかね、こういう、身内にいじられてるエヴァってのは、やっぱりいいよね。
もちろん、主従の関係をこえて容赦なくツッコミを入れるチャチャゼロもw

もう雪姫バージョンとかやめて、ずっとエヴァでいこうよー、って思ったなぁ。

今回の話の多くは、これまでのエヴァの来歴をふりかえる回想シーンで成り立っていたわけだけど、その中に少しだけ出てきた、UQH第1話冒頭のエヴァンジェリンが一人だけ残されていくシーンね、あの取り残された感じのエヴァがいいなぁ、と思っていたので、今回の展開はやはりいい。

もっとも、ダーナの城でかつてのエヴァと刀太が出会っていたエピソードは、キリヱが刀太に絡んできている今、どう解釈していけばいいんだろうね、と疑問には思ったかな。

チャチャゼロがさんざん突っ込んでいたように、これ、初恋じゃね?というのはまさにそのとおりで、この初恋の相手である刀太の影と、その後のナギやネギへのエヴァの愛情の話は、どこかでうまく整合をつけてくるのだろうか?

なかなかに微妙な関係だよね、刀太とエヴァは、やはり。

そして、最後のところで、いよいよ刀太の出生の秘密に向かうわけだけど。

てっきり刀太は、調整体として、研究所のようなところで人工子宮みたいなところから生まれたのだと思っていたのだけど、今回の描写を見ると、どうも木乃香?が代理出産したみたいなのだけど、こんなところばかり無駄にリアルにしてどうするんだ?と思ったけど。

でも、木乃香らしき人の話し方からすると、「おばあちゃんたちが・・・」といっているその「おばあちゃん」こそが木乃香だよね?時代的にいって。

となると、この木乃香らしき人は、実際は木乃香の孫ってことになるのかな?
まぁ、名前もまだちゃんと紹介されていないから、次回、そこは明らかになるのだろうけれど。

けれども、孫にしては木乃香に似すぎているし、そもそもエヴァとも、木乃香のような感じで以前から面識があったみたいだし・・・ そもそも近衛家で「クローン技術」の利用がなされていたのかね?

だとすれば、あのほのかだっけ?木乃香にそっくりの子のことも理解できそうだし。
そういえば、あのほのかは、刀太のことを兄様とかなんとか言ってたよね?
あれは、代理母だった「木乃香の孫」をともに生物学的母として生まれた、ということなのかね。

となると逆に気になるのは、魔族の出来損ないのようだったカトラスは、どういう生まれ方をしたのか?ってことかな。直感的には、彼女が人間の代理母から生まれたようには思えないんだよね。むしろ、彼女こそなんか研究施設で生み出された、という感じがするのだけど。

まぁ、そのカトラスの恨み節も理解するための、「刀太、出生の秘密」回!なんだろうな。

時間移動とか、平行世界かと、メインの話はどんどんこんがらがってきているなので、ここらで一度、そのもつれも含めて、お話の見通しをよくしてくれるといいかな。

ていうか、ナギと結婚してたという事実に驚愕していることは、エヴァって、マジモンで、ナギからネギに乗り換えていたのかね?

でも、それがそもそも(チャチャゼロいうところの)初恋の相手刀太の影から惹かれていたのだとすれば、なんていうか、因果は廻る、だよね。

まぁ、そのあたりから、UQHの話も、第1話の時になんとなく想定していた「エヴァの物語」に転じていくなら、それはそれで買い!なんだけどねw

久しぶりに次回が待ち遠しくなったw

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UQ HOLDER! 第146話 『命の残機、放出』

2018-03-11 13:55:40 | UQH/ネギま!
ひたすらゲンゴロー回。
それだけw
おいおい、主人公、誰だよ?―というのが第一声。

あと、中堅というか古参の漫画家って、ホント、成層圏からの落下シーン、好きだね―。
サイボーグ009の、002&009の落下へのオマージュなのかね。
まぁ、絵的にカッコイイのは認めるw

残機制の話は後にするとして、
それにしても、カトラス、お前、何したかったんだ?まったく。
ただの、兄貴の才能にすねて、その結果グレた、こじれ妹でしかない。
まぁ、そんなどうでもいいキャラ付けはおいておくにしても
いやー、で、何したかったの?ホントに。

それにしても、ネギ=ヨルダがカトラスの好きにさせたのもよくわからん。
これもなにか隠れた意図があるのかね?
というか、ネギがさすがに許すとは思えないし、
ヨルダだったら、一応、そもそもすべての人を救うとかの狂気があったんじゃなかったっけ?
少なくとも、今回の核爆弾テロのエピソードで、ゲンゴローが刀太にさんざんぱら諭していたのは、全ての人を救うなんてお花畑な考え方は、ヨルダのような狂気しかうまない、という話じゃなかったんだっけ?

それにしたって、カトラスの行動は独断専行に見えるし、
これは、やっぱり、カトラスには、異なるスポンサーがいるのかね?
刀太やカトラスを「製造」しようとした人たちには、様々なスポンサーもいただろうから、そのあたりに腹黒人間がいるのかね?いや、魔族でもいいんだけどw

ともあれ、今回のエピソードはそういう話とつながらないと、さすがに、ちょっと理解不能なエピソードかなぁ。

で、残機制だけど、これ、どう考えても、ゲンゴローから見たら、この世界はゲームの世界だし、ゲンゴロー自身、代えのきくゲームプレイヤーであり、その意味で、ゲンゴローには「中の人」が存在して、この刀太の世界の外から、まさにゲームとして眺めているんだろうな、と思うよね。
その意味では、ゲンゴローは一種の神様の現身のような存在というか。
きっとだから、刀太の世界で生き残ることにそれほど躊躇がなかったというか。

あ、むしろ、ゲーム制作者が、ゲーム内に降り立って、現場の状況を観察しているのかも。

まぁ、平行世界って設定は、そんな解釈も可能にするよね。
かっこよくいえば、ゲンゴローは、他の平行世界から来た「異世界人」で、この世界の観察者=オブザーバーである、と。
SFにありそうな設定じゃん。

とまれ、次回、今回のエピソードをどう受け継ぐのか、気になるところ。

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UQ HOLDER! 第145話 『百万人か、千人か。キリヱか。』

2018-02-10 18:27:30 | UQH/ネギま!
前回の続き・・・だけど、
まとめると、カトラスがただのゲスだった、ってだけだった。

状況としては、カトラスが仕込んだ第2波のテロ作戦があって、それは降下中の軌道エレベーター列車に核爆弾が仕掛けられていて、その結果、タイトルにあるように、まず、犠牲者として千人か、百万人か、どっちを取る?ってことになる。

千人の方は、降下中の列車の乗客数、百万人の方は列車が地上で起爆した場合の想定被害者数。
いわゆるトロッコ問題、ってやつね。
マイケル・サンデルの白熱教室で有名になったジレンマ問題。

もっとも、この手のジレンマは、それこそFate Zeroの切嗣とかが気にしてた、人の命の数を天秤に掛ける話として、いくらでもあること。

その設定をうまく軌道エレベータを舞台につくった、ってことだよね。

で、まずは、千人と百万人と、どっちを取るの?おにーさん?、とカトラスが刀太に投げかける。
そこで「やり直しの効かない」心理的ジレンマに刀太を陥らせるために、カトラスはキリヱの過去戻りの能力も阻止までした。そうすれば、ジレンマの結果、とにかく死傷者はでてしまい、それが刀太のトラウマになる、という算段。

えーと、カトラス、もう目的が単に、刀太に嫌がらせしたいだけになってるよね?
まぁ、それはいいんだけど、
刀太に嫌がらせするために、(精神支配されつつある)ネギ君は、カトラスに、核爆弾を最低でも2つ、自由に使える裁量を与えたってこと?
太っ腹だなぁ、・・・、と最初は思ったけど、いや、さすがにそれはないよね?
ってことは、カトラスには、ネギチームとは別に、スポンサーがいるってことなのかね?

でないと、さすがに今回の事件は起こせないんじゃない?

それと、今回の降下中の軌道エレベータを使った第2波攻撃は、キリヱの能力を見越して、そのために仕込んであった、っていうことなのだが、
これも、さすがに無理がない?

てか、後出しジャンケン、すぎるよね?

一応、1年前の作戦で、キリヱの力を使って切り抜けられたから、それを予め「読んだ」上で、この作戦をしたんだ!、というカトラスのイキリようなんだけど、
それは、今回の話の流れだから、そう説明されたら、ああそうかー、って読む方は一瞬納得はするけど、それ、さすがに都合良すぎだろ?

結局、キリヱのセーブポイントは、キリヱが能力を発動させる上での絶対条件ではなかった!ってことで、これもまた、タイトル通り、じゃあ、キリヱを殺したる!ってことにカトラスは、また「イキる」わけだけど、けど、そもそもキリヱを殺してしまうことは、キリヱの能力の発動条件となるから、カトラスこそが、今度は「詰んで」しまう。ジレンマに陥ってしまう。

それを、ええい、もういいや、おにーちゃんの苦痛の表情が見れれば満足だから、キリヱなんか殺しちゃえ!って、息巻いたところで、あっさりエヴァに粉砕されてしまったw

いや、ゲンゴローとか甚兵衛とかの比ではない超・格上のエヴァが目の前にきた時点で、さっさと逃走経路を考えろよ!というのが当然だよね?

なんかさー、
結局、カトラスのゲスい顔芸を見るだけの回だったよねー。

こいつ、バカなんじゃね?と。

もっとも、次回になったら、こういうこともあるかと、本体は全部ダミーでした、ほら、俺みたいの相手する時はもっとパラノイアになんなきゃだめだよ、って警告したよね―、とかいいそうだけどw

しかし、その場合は、おいおい、カトラス、お前ももう事実上不死者じゃねーか!、と言ってやりたいw

何したいんだ?まったく。

ともあれ、カトラスが超・粘着質の刀太嫌いで、刀太ストーカーで、変質的パラノイアだ、ってことだけがわかった回だった。

もっとも、次回、刀太たちはエレベーター、どうしよう?ってことになるんだろうけどね。

それにしても、刀太の内面のジレンマを伝えるためとはいえ、夏凛と九郎丸の発言は、どちらも何だったなぁ。
特に、夏凛。
ここで、仲間のキリヱを捨てて、人命救助を優先しろ、とかいうかな・
ここで、そんな馬鹿正直な正論を語るかな、千年以上、人の世を観てきたくせに。

こうなると、前回、ゲンゴローが言ってたように、起こったことまで捻じ曲げて人命を救うなんてことは一度手を付けたらきりがなくなるから、そもそも関わるべきではない、というのが、正解になるんじゃない?
切嗣だって、それで事実上、壊れたわけだし。

なんか、この手の「深刻さ」は、UQHには似合わない気がするんだけどね。
絵柄的にも。

どうも、例のナギ救出作戦の顛末が描かれてしまって以降、このUQHの世界でやらなきゃいけないことがどうもぶれてきてるような気がする。

カトラス絡みのネタは、これ以上引っ張らずに、今回で終わりにして、次回以降は、また、ネギの救出作戦に素直に話を戻して欲しい。

あ、あと、ほかにも確か、ダーナが見せたがっていた(別時間軸の過去の)動画が、確かあったよね?

あっちの話をさっさと進めて欲しいかな。

とりあえず、今回の、粘着カトラスの面倒事を通じて、はれてゲンゴローと甚兵衛も「刀太の仲間たち」に加えられたように思うので、その線で、早くネギ救済に向かおう。

てか、そろそろ、魔族ネタ、ちゃんとやってくれないかなぁ。
あと、ダーナの正体もw

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UQ HOLDER! 第144話 『1万人救出作戦』

2018-01-10 20:35:39 | UQH/ネギま!
いやー、全力挙げての、

刀太の主人公化!大キャンペーン実施中!

って感じの回だったw

そのための問答相手としての皮肉屋ゲンゴロー。

逆にこうなるとゲンゴロー以外のUQHの面々が素直すぎて、どうにもw

でも、刀太も了承しているとおり、今回の刀太の行動は、突き詰めると「始まりの魔法使い」と変わらないところに落ちていくのは、間違いなくて。

まぁ、刀太の場合、ネギと違って、良くも悪くも、考えすぎたりしないから、てか、バカっぽいwから、なんとかなっているのは確か。
多分、そのバカっぽさは、神楽坂明日菜のDNAから継いだんだろうな。

ともあれ、ゲンゴローがネガティブチェック要員をこなしながら、とりあえず、最初のミッションはクリア。
イカヅチ化したら、動きがゆっくりに見える、ってのは、まぁ、そうなんだろうな、と。

なんか、今回については、ネギま!というよりも、なんかサイボーグ009みたいだったな。
刀太が、加速装置をつかってるみたいで。
多分、刀太や夏凛が、宇宙服なしで宇宙空間を動いてからかもしれないけれど。

しかし、あの宇宙服の要不要ってどういう基準なんだろう?
素朴に疑問だった。

ともあれ、ミッションは成し遂げたけど、向こうは向こうでプランBがあり、その破壊計画も阻止したいところだけど、案の定、キリヱの能力が無効化されていて、次の阻止は一回限りでなんとかしなくちゃいけなくなっていた。

まぁ、そりゃそうだよね、そうしないと緊張感のかけらもないから。

しかし、そのために不死者たちの特性を無効化しないといけないのって、なんだかなー、だよな。
それなら、やっぱりUQH設定、初めから要らないじゃん、ってことになるw

作中でも言われていたけど、まぁ、チートすぎるからねー、キリヱの能力は。

やっぱり、能力ってのは、パクティオーカードくらいでちょうど良かった気がするw
今さらだけど。

しかし、前回からのニヒル・ゲンゴローの行動を見ていると、彼、なんか、刀太、というかUQH、というか、雪姫/エヴァの、お目付け役みたいな気がしてきた。

ネギま!における、ザジのポジション。

もしかしたら、ゲンゴローは、ザジなり、フェイトなりの間諜なのかもね。
あるいは、始まりの魔法使いの。
この先、彼の裏切り、というか離反もあるのかもしれないなぁ。

そういう意味では、刀太の等身大のライバル、って感じになるのかも。

まぁ、そういう道を違えた好敵手でも出てこないと、いくら、刀太の主人公化に力を入れても、リアリティがないからねー。

ということで、以後は、しばらくゲンゴローに注目かね。
てか、彼の能力、明らかに、刀太の世界を、ゲーム盤として捉えているよね。
つまりは、この世界の造物主と何らかの形でつながっているようにしか見えない。

あ、そうか、ダーマの眷属、ってこともありえるのか。

ともあれ、そこに注目。

そういう意味では、次回のミッションで、ゲンゴローが退場するのかもなぁ。。。

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UQ HOLDER! 〜魔法先生ネギま!2〜 第12話 『来れ(アデアット)!尽きせぬ想い』

2017-12-20 10:47:49 | UQH/ネギま!
なーんか、よくわかんないうちに終わったw
それにしても、何したかったんだろうね、これ。
ネギま!のアニメ化は常に黒歴史だったわけだけど、そこにさらにもう1頁加わった、という感じかなぁ。
問題は、そうだとしても、UQH自体、お話に特に面白いところがあるわけでもないので、もともと薄味のものが、さらに薄められて、ほとんど何の味もしなくなってしまって、だから、感想も何もない、って感じかなぁ。

いや、ホント、何でアニメ化なんかしちゃったの?って感じ。
別に、特段に絵や動きが綺麗だったわけでもないし、
お話はしょぼいままだし。
というか、ただでさえ主体性のない刀太が、さらにただのボンクラになった感じ?
1話感想でも書いていたけど、都に行く理由が、ネギの亡霊?に言われたから、という今回の演出は、ホント、最低だったと思うよ。

結局は、UQHのコミックの拡販のため?
というよりも、ネギま!のコミックの在庫一掃のため、だったのかね?
今回のBパートのメチャクチャぶりを見ると、そう思えて仕方ないかな。
となると、タイトルにとってつけたかのように「ネギま!2」とあったのもわかるし。

ということで、とりあえず終わった。
いや、なんにも解決してないわけだけどw

しかし、こんなことなら、アニメ化なんてしないほうがいいし、
もっと遡れば、よほどのことがない限り、人気作の続編はつくってはいけない、ってことだよね。

これは、UQHの連載の方の感想でも書いたけど、ネギま!最終パートですっ飛ばされていたナギの救済劇を描くのなら、それは番外編でもいいから、きちんと「ネギま!」タイトルで行えばよかったのに、と思う。
わざわざ刀太たち不死者の新キャラなんか出さずに。
だって、ネギま!既読者が気にしていたのって、あの部分だけでしょ?
なにしろ、本編の最終話で、ハッピーエンドで終わることはわかっていたので、そこに至る道だけを短期連載で、まぁ、コミックにしたら、せいぜい2巻か3巻くらいで描けばよかったんじゃないかな。
それくらいの位置づけだよね

で、アニメ化するにしても、素直にネギま!後半の魔法世界編を、分割2クールくらいで作ればよかったんじゃない?

だってさ、今回のUQHのアニメの最終話みたいな、ただアホでスケベなだけのラカンなんてあんまり見たくはないでしょ。
今回は特にそのあたりが「ザンネン」でならなかった。

あ、その意味では、明日奈に、あの外見で、若い子たちにあとは任せて・・・、と言わせたのもね。。。
そんな程度なら、UQHなんかやらなきゃよかったのに。

UQHをやるなら、前回の感想で書いたように、いっそのこと、「火星の白vs金星の黒」の、太陽系大戦までいけばよかったんのに、と思うかな。

まぁ、そこまでいくと、画力も構想力も、一漫画家では対応しかねるのだろうけどね。

とすると、結局、日本のマンガシステムの構造的問題なんだろうなぁ。
せいぜい一人の漫画家が妄想して描ける程度の、ラブコメ程度でやめておけばいい、って感じ。
それは、ここのところの『進撃の巨人』を見てても思っていることで、物語の壮大さに、漫画家の(漫画編集者やスタッフを含めての)画力や構想力、さらには連載の柔軟性とか、マンガ制作システムのほうが全然追いつけていない感じがしてならない。

進撃も、結局、グダグダになった挙句の果てに、巨人とは核兵器のようなただの殲滅兵器であり、その運用を巡る人間通しの争い・・・みたいなところに落ちてきちゃったので。

そういう意味で、今は、UQHと進撃がともに同じ月刊誌に掲載されている、というのも、いろいろと象徴的かなぁ。

ということで、ホント、何でアニメ化したのか、疑問にしか思えないものだった。

終わってみてやっぱり感じるのは、三太を外したのが全ての敗因だった、ってこと。
裏返すと、三太だけが、UQHの中で、ネギま!とは異なる謎を帯びた存在だったってこと。
三太がいることで、刀太の男のダチがUQHの中に存在することになるし、その三太の存在によって刀太の良さも引き出される、ということ。
まぁ、ネギにとっての小太郎みたいな存在だよね。
なので、三太を外すなら、改変でもなんでもいいから、九郎丸を徹底的に男として扱うべきだった。
そこかな、敗因は。

あ、そうそう、これはUQH原作もそうだけど、やっぱりあのエヴァ=雪姫はないわ。
非常に中途半端な存在になったなぁ、と。
少なくとも雪姫の姿で動かれてもなぁ、と思う。

ホント、なんで続編なんてつくっちゃったんだろうねぇ。。。

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