詰将棋の街路樹

自作の詰将棋をはがきに描いて掲載しています。それから詰将棋鑑賞、日記。

ポストカードその4 今村紫紅「潮見坂」 大正4年 横浜美術館蔵

2015-08-09 18:17:02 | ポストカード

このポストカードは、横浜ゆかりの思想家・岡倉天心の生誕150年、没後 100 年にあたる平成25年秋に横浜美術館で開催された「横山大観展 良き師、良き友」を観に入った時に購入したものです。その企画展では横山大観の作品とともに良き師岡倉天心や良き友として今村紫紅らの作品が展示されていました。
今村30半ばの作品「潮見坂」は、遠くに山を右に林を左に崖下の畑を見ながら道が下のほうからうねり上に延びていて上まで行くとそこも道のようで、おじいさんのような雰囲気の人が左から右に向かって歩いています。小さい頃よく見たまんが日本むかしばなしのような雰囲気を感じてしまいますが、この画が気に入った理由は画の構図かなと思いました。本のしおりのような縦長の図面の頂上に山を配置し自然の風景の中にアルペンスキーのコースのように道が存在し、林は左にあるより右にあるほうがしっくりくると頷きたくなります。縦長ですが掛け軸にしたいという気持ちにはならず、緑が主体の画を見てると自分の道を歩きたいと温かい気持ちになります。
今村紫紅を調べてみると横浜市出身明治13年生まれ大正5年没の早世の画家で「潮見坂」は亡くなる直前の作品であることが分かります。

<第29週週刊将棋五段問題封じ手(第1607回・7月22日号)>
先週掲載した私の封じ手は▲8二角。
週刊将棋の解答は▲8二角。
正解。29問中26問正解。正解率89.7%。次正解すれば9割復帰だ。
<第30週週刊将棋五段問題封じ手(第1608回・7月29日号)>
私の封じ手は▲6一角。
これで必至。

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