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雑記帳(新居)

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トロント大会

2009-08-27 03:07:00 | テニス
Toronto SF: (4) Elena Dementieva def. (2) Serena Williams 7-6(2) 6-1
Toronto Final: (4) Elena Dementieva def. Maria Sharapova 6-4 6-3

まずは、優勝おめでとうございます!!と言っておく。
デメにとっては全豪オープン直前のシドニー以来約7ヶ月ぶりの優勝(今季3勝目)、ティア1相当(*)の優勝は最も大きなタイトルの一つになる。(2006年東レPPO、2007年クレムリンカップに続き、3つ目)

これで、先週までさんざん書いた全米オープンのシード順(トロントの後のランキングで決定)で、ほぼ不可能と思われた第4シードを確保した。トロントでデメが優勝かつヤンコビッチが決勝進出しないことが条件だったが、今大会の結果はその通りになった。
また、全米オープン前哨戦である夏の北米ハードコートの大会の成績を合計するUS Open seriesの成績でも、ディメンティエワがトップに立った。ディメンティエワはUS Open series最後の大会になるニューヘブンには出場せず、唯一逆転の可能性を残しニューヘブンに出場するペネッタの結果を待つことになる。(ペネッタがニューヘブンで優勝しない限りディメンティエワがUS Open series1位という状況で、結果、ペネッタはニューヘブンでベスト4止まりだったため、ディメンティエワのUS Open series1位が確定した。これで、エレーナが全米オープンで獲得する賞金にボーナスが加算され、およそ1.6~1.8倍になる。果たして喜んでいいものか、余計なプレッシャーがさらにかかるのか。)

さて、テニスとは関係がないが、この週はとてつもなく疲れた。
バレーボールワールドグランプリ・陸上世界選手権・テニスの全米前哨戦と、三重ブッキングが1週間にわたって続くのは、夏季五輪を除けばトップクラスにきつい。
この次の週は、やっとのんびりできるかと思ったのだが…

準決勝のセレナとの対戦は、いろいろな意味でディメンティエワらしい試合だった。第1セットはかなり好ゲームになったけれども、第1セットのタイブレークからセレナが急激にミスばかりになってしまい、第2セットはデメが終始リードの展開となった。
エレーナは、セレナとの対戦では、結果はともかくとしていつも思い切った攻撃ができておりらしい試合ができるようだ。もちろん実力的には上の相手だから肝心の大会では負けることのほうが多いけれども、むしろ対戦しやすいという印象である。ストロークの打ち合いでも思い切ってできているし、リターンでも2ndになれば思い切り前に入ってきて返球を試みている。だからこそ第1セットのタイブレークでセレナにダブルフォルトさせることができた。なぜそれがシャラポワとか相手ではできないのか…
グランドスラム以外ではいつものことだが、セレナはまた「戦略的撤退?」だ。特に今回の場合、デメが全米オープンで第5シードとすると、準々決勝でセレナと対戦の可能性が出てくる。セレナにとってはデメはおそらく姉の次くらいに怖い相手であり、それがデコターフ(全米オープン・北京五輪などのコート)であればなおさらのこと。それはセレナにとっても避けたい事態だったはずであり、デメが優勝したことにより、撤退のもう一つの狙い通り???全米オープンで準決勝まで対戦はあり得なくなった。

決勝戦は内容としてはいまいち、エレーナもマリアも苦労していたという印象だった。特に試合序盤は互いにサーブが入らず苦しんだ。試合中時折強烈な突風が吹いて、高く浮いたボールが異様な曲がり方をする場面も何度か見た。それも両選手が苦しんだ大きな要因のようだ。そして、エレーナは肝心の場面特にServing for the Championshipのゲームではプレーが萎縮していたし、一方のマリアもミスが多くよいプレーが長続きしない。その中で、相手の攻撃を拾いながら一度のチャンスで形勢を逆転、あるいは相手にミスさせるという、エレーナのプレーがわずかに優ったようだ。
シャラポワは現時点で10位程度まで力が戻っていると見てよさそうだ。多少出来が悪いといっても現在の4強(今回のデメ)、あるいは10位程度でも絶好調の相手(ロスのペネッタ)には勝てない。復帰前と比べて一番のネックはやはりサーブなのだが、長期負傷欠場の原因が肩の故障だったのだから、これについて高望みはできない。サーブが弱くても何とか活路を見いだすようにしたい。

(*)今季からプレミア・インターナショナル大会というグレード分けに変更されているけれども、これは最悪にわかりにくい。そこで、わかりやすさのため「ティアいくつ相当」という表現を使うことがある(特に前年までとの通算あるいは比較の場合)。今季の大会グレードでは次のように対応する。
ティア1相当: 必須プレミアおよびプレミア5
ティア2相当: プレミア(無印)
ティア3相当: インターナショナル
極めてわかりにくい理由の一つは、プレミア大会という呼び方が、必須プレミア・プレミア5まで含む総称か、プレミア(無印)大会のみを指すのかわからないこと。もう一つは、必須プレミア・プレミア5・プレミア(無印)のうち、どれが上位なのか直感的に全くわからないことである。
このようなわかりにくい名称に変更する場合、だいたい、内容はろくなものではない。