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雑記帳(新居)

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全米オープン終了

2006-10-01 02:17:14 | テニス
ひどく前の話になったが、自分が忘れたくないので記事追加しておきます。

US Open Final
(3) Maria Sharapova (RUS) d. (2) Justine Henin-Hardenne (BEL) 64 64

サンディエゴの大会でキムを倒したことで、壁を破るきっかけになればと期待したけれども、その通りになった。この大会ではモーレズモとエナンを立て続けに破っており、サンディエゴ大会とあわせてどうしても勝てなかった相手を一気に片づけてしまった。一つのきっかけで一気にブレークスルーするのには、やはり尋常ではない強さが感じられる。
シャラポワは全体的にレベルアップしていると思うし、特にサーブの破壊力が増しているように思える。シャラポワは「白いヴィーナス」になってしまえばいい、と去年書いたけれども、着々とその方向に進んでいるようだ。
決勝のエナン戦、第1セット第2ゲームをブレークされて先手をとられたものの、それ以降はブレークポイントすら一度もエナンに与えなかった。欲しいところで強力なサーブが入りポイントを奪っていた。この試合、ミスの総数はシャラポワのほうが多いけれども、ミスが肝心のところで出たのがエナンという印象である。第2セット第7ゲーム、シャラポワブレークしたゲームは特にそうだった。
その後、表彰式で前代未聞の珍事があったようだ。シャラポワが、喜びのあまりすごい勢いで(?)優勝カップを天に向かって突き上げたところ、何とカップのふたが外れて落ちてしまった。コメンテーター曰く、"first unforced error tonight!"とのこと。


さて、ディメンティエワは、ベスト8までは比較的すんなり進んだものの準々決勝でヤンコビッチに粉砕されてしまった。何とサービスゲームを一度もキープできなかった。ラッキードローだったから準決勝までは進みたかったのだが。とにかく、ヤンコビッチはこの大会でトップ10選手を立て続けに3人倒し(バイディソバ、クズ、デメ)、エナン相手の準決勝でも第1セットを先取して第2セットも途中までリードしていたから、好調だったことは間違いない。
そのヤンコビッチ曰く、ロスで対戦したときにはサーブが遅くて戸惑ったとのこと。あーあ、やっぱりねwとすれば、デメはヘタレサーブに磨きをかけた方がいいような気がしてならない。2004年の全米準決勝では最低74km/hのミラクルサーブを打ったという話だがこれは未確認。最低スピードが80km/hなら、まっすぐの速いサーブが150km/hしか出なくても相手は困るだろう。スピードの絶対値ではなく、スピードの落差で相手を攪乱できればいい。