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雑記帳(新居)

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エレーナ姫、PPO優勝

2006-02-05 22:00:55 | テニス
エレーナティアI初優勝!!おめでとうございます!!

Dementieva 2-0 Hingis (6-2, 6-0)
準決勝ではシャラポワを完全に封じたヒンギス相手に勝ってしまう、それもこれほど一方的に勝つとは、信じられない!
のだが、思えばエレーナ姫が勝つときはいつもこのようなペースだ。最初の3試合くらいはそれこそ七転び八起きのような大苦戦で、4試合目くらいから突然神懸かってくる。これまでのグランドスラム、決勝進出した2004年の全仏・全米、2005年の全米、いずれも第1週目はひどいものだった。(また、GSでは、その神懸かりが決勝まで続かない)

問題のダブルフォルトがわずか3回。しかも最初のサービスゲームで2回だからそれ以降サービスゲーム6回で1本!!エレーナがサーブをまともに打ってここまで入ったら、強いに決まっている。たぶん誰が相手でも勝てるだろう。

試合は、第1セット第4ゲーム、第2セット第2ゲーム、いずれも序盤のエレーナのサービスゲームがキーだった。いずれもデュースになりマルティナにブレークポイントがありながら、エレーナがキープした。特に、第2セット第2ゲームは4回のデュースで3回のブレークポイントがあった。1,2セットとも、そのキーのゲーム以後一気にエレーナの余裕の展開となった。
試合序盤、マルティナは緩急をある程度混ぜて揺さぶる意図が見えたけれども、エレーナは戸惑うことなく強打のチャンスを見つけて反撃した。それでうまくいかないと、ラリーのペースを速くしたり、サーブ&ボレーを続けたり、いろいろとマルティナは試してみたけれども、かえってエレーナにチャンスを与えてしまった。第2セット第2ゲームでは、ラリーで粘ってエレーナのミスを誘う場面が見られたけれども、そのゲームをとれなかったことでマルティナの精神力が切れたようだった。
そしてこの試合を通して、マルティナはチャンスボールでボレーのミスが目立った。そのあたりは、まだ復帰したばかりで感覚が十分に戻ってはいないと思えた。

マルティナとしては、まだ復帰途中であり、例えばベルジャンズとかダベに勝てないのは当たり前としても、本来シャラポワより格落ちのエレーナに対して相性はよくないと見える。