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雑記帳(新居)

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祝・中日ドラゴンズ日本一・そして落合采配を支持する

2007-11-02 00:52:56 | スポーツ
やはり、名古屋出身者としては、書いておきたいのでね。
中日ドラゴンズ日本一おめでとうございます!
クライマックスシリーズから日本シリーズにかけてドラゴンズ本来の野球が完璧にできた。日本シリーズ初戦こそ一発に泣いたものの、その試合も含めて、CSで一気に波に乗りその勢いを全く止めず日本一にたどり着いた。CSのシステムもこの上なく味方につけた。

そして9回表の始まる場面、そこまで8回パーフェクトだった山井を交代したという場面、筆者は落合監督の判断を支持する。
山井が指のマメをつぶしていたとはいえ、日ハム打線の極端な不振も考えれば、続投でも90%以上の確率で試合には勝っただろう。完全試合達成の可能性も十分にあっただろう。それでも、逆転負けの確率を限りなくゼロに近づけることが、ここで監督のするべきことであり、落合監督はそのためには岩瀬のほうが確実性が高いと判断したのだ。

そして、筆者の考えるに、
完投でも継投でも完全試合の価値に変わりがないはずである。
さらに言えば、継投での完全試合は、通常の公式戦を含めて日本プロ野球史上初であり、のみならず歴史が長くチーム数が多い(つまり合計試合数が圧倒的に多い)メジャーリーグにすら例がないという。記録という観点で言えば、むしろ、
継投での完全試合こそ史上初の大快挙。
つまり、勝負か記録かという表現自体不適切と考える。山井も岩瀬もプロ野球の歴史に永遠に名前を刻むことになる。
53年ぶりとは想像もつかないほど間が開いたものである。おじいさんたち(筆者の祖父の弟、そろって熱烈なドラゴンズファン)が元気なうちに何とかもう一度日本一に、と願っていたが、それがかなってよかった。
長期的なチーム戦力の観点でも、今年何とか、と思っていた。今シーズンオフで福留と岩瀬がFA権利を獲得する。移籍とすれば当然大幅な戦力ダウン。仮に残留したとしても、そのためには巨額の資金が必要であり、そうなれば他の補強は必然的に大きく制約される。つまり来シーズン以降しばらくは苦しい時期が続く可能性が高い。

内藤対亀田の試合に思う

2007-10-14 00:49:16 | スポーツ
この試合は見ていないけれども、内藤が圧勝、しかし、亀田が反則のデパートならぬ反則の総合商社のようなことをやり、ひどい試合になったようだ。

筆者がこのエントリで言いたいことは、亀田一家についてではない。
亀田がさらした醜態は、TBSのあり方そのもの
ということだ。
TBSは報道機関としての「反則」を際限なく繰り返している。オウム真理教による坂本弁護士殺害のきっかけを作った件を筆頭に、石原都知事や米国ハイド議員の発言捏造、記憶に新しいところでは、不二家の賞味期限切れ製品の問題での誤報、白インゲン豆ダイエットで入院患者も出る大規模な被害、…(詳細はTBS不祥事年表参照)
そして、スポーツ放送においても、馬鹿げたバラエティ番組並み、勝者への敬意は全くない。世界陸上中継の極めつけの品性下劣さは特に有名だし、この放送でも亀田を最後まで擁護し続けた。バレーボールにおいても、決勝を日本の試合の前座扱い、さらに6位に終わった日本チームからMVPという疑惑の選出など、優勝チームへの侮辱を繰り返している。
このような放送局に対してとるべき態度は一つしかない。「見ない」ことだ。目指すは視聴率ゼロだ。残念ながら放送を見てしまったという人にできる唯一の有効(かもしれない)手段は、番組スポンサーへの抗議である。
さて、テレビ放送の異様な亀田擁護実況からすると、TBSは、この試合が終わった後も亀田を祭り上げ続けるつもりではなかったのか。ところが、亀田が内藤を投げてしまった。さらに、セコンドに入った亀田(長男)やら亀田父による反則指示が音声はっきりでとらえられ、それがYouTubeなど動画投稿サイトに無数にアップロードされた。それ以外にも内藤の目をつぶそうするなど、反則の場面が詳細に検証された。ネットワークの力によって、無数の反則、特にセコンドの反則指示があからさまにされた。TBSは著作権という錦の御旗を持ち出し片っ端から削除させているが、アップロードする人間は無数にいるから、どうにもならない。
ここにいたって、亀田擁護を続けることは不可能だと判断し、亀田批判へと一転したようだ。テレビ放送なら亀田を必死で美化して印象操作することもできるかもしれないが、ネットでそれはできない。インターネットというメディアによって、亀田一家は逃れられなくなり厳罰が決定的となった、といえるのではないか。そして、これだけ汚い印象が残った以上、以前のように亀田一家がもてはやされることは二度とないだろう。

しかし、TBSは結果がどう転ぼうとも視聴率が稼げて大もうけ。そして亀田バッシングに転じて二度大もうけだ。そもそも、祭り上げておいてたたき落とす、マッチポンプはマスコミの常套手段だ。「川に落ちた犬は棒で叩く」特定国のことわざ通りのやり口だ。

(余談)
TBS不祥事の中に、総合格闘技の放送中に桜庭選手を批判する匿名掲示板書き込みを捏造したという件があり、その捏造された書き込みの一節をそのままTBSに返すコメントがあった。これは名言だ。
「TBSに夢中だったのにな もう一度 夢を見させてほしいな」
かつてのTBSは報道分野では定評があり、教育的意義の大きい番組、下劣だけではなく面白い番組も多数作っていたはずだ。土曜の夜はまんが日本むかしばなし→クイズダービー→8時だよ全員集合で決まり、TBS黄金期の記憶は、筆者にも確かに残っている。
いったいなぜここまで堕落してしまったのだろうか。

(無題)

2007-09-01 01:58:45 | スポーツ
何とか無事に大会を終わらせてほしい、そう思っていたところ、あってはならないことが起きてしまった。
これまで発覚したのは、競技中以外のトラブル・不祥事である。(もちろん、ホテルの部屋がなかった件は、選手のパフォーマンスに影響を与えた可能性は大きいが)ついに、競技中の大失態である。50キロ競歩で、日本の山崎選手が、係員の誘導の誤りで1周周回が足りないまま競技場に入ってしまい、失格となった。まさか誘導ミス!山崎、周回不足でゴール 男子50キロ競歩(iza)(記事1)
50キロ競歩はトップ選手でもゴールまで4時間近くかかる、ただでさえ陸上競技では飛び抜けて過酷な種目、しかもこの時期の大阪だからゴールする頃には30度前後になり湿度も高い。このような形で失格になった選手の無念は、どれほどのものなのか。

それでも、これが日本人選手でまだよかったのか。外国の選手だったら、下手をしたら国際問題になりかねない。
(参考)記事1全文
まさか誘導ミス!山崎、周回不足でゴール 男子50キロ競歩
09/01 12:32
 陸上の世界選手権第8日は1日、大阪・長居陸上競技場で行われ、男子50キロ競歩で2大会連続の入賞と北京五輪代表入りを目指した山崎勇喜(長谷川体育施設)は同競技場付近で係員が誤って場内に誘導する大失態で、そのままゴールしコース離脱で失格となった。
 大会組織委員会は競技終了後に記者会見し、ミスを認めて謝罪、審判員と周回記録員の連携ミスだったと説明した。審判員が最終周だと間違って山崎を場内に呼び込んだとしている。

 悲劇としかいいようがない。酷暑のサバイバルレースとなった男子50キロ競歩の48キロ手前だ。4時間近くも死力を尽くし、8位の入賞圏内に踏みとどまっていた山崎が係員の誘導ミスという大失態で競技場へ入っていく。脚の動きはよれ、意識はもうろうとしていた。

 観客のどよめきが起こる中、ゴール後は倒れ込んで動けなかった。地元開催で、しかも日本のエースが悲運に泣いた。前回8位に続く日本選手初の連続入賞を視界にとらえ、北京五輪切符も目前にしていた。予想もしないトラブルに巻き込まれコース離脱による失格という結果に、担架で運ばれる表情には無念さがにじんだ。
 ゴールした時、山崎はカメラマンに向かって「ぼくはゴールしたんですか」とひと言いって倒れたという。

 スタート時の気温27・5度、湿度70%。過酷な条件でも一時は優勝争いを演じ、メダルでも入賞でもなく、勝負にいった。異変が起こったのは35キロすぎ。前半のハイペースがたたり、急激にペースが落ちた。だが限界寸前でも粘り抜いた。驚異のスタミナで競歩仲間から「怪物」と呼ばれる23歳の第一人者はゴールだけを目指していた。
 指導を受けてきた元五輪選手の斉藤和夫コーチが昨年他界し、女子マラソン界で浅利純子らを育てたダイハツ陸上部前監督の鈴木従道氏が専任コーチに就任。マラソンと同じ高地合宿を取り入れ、心肺機能を高めた。「月1000キロ歩く」練習量も並大抵ではなかった。その鈴木コーチも競技場で信じられない光景をぼうぜんと眺めるしかなかった。


陸上世界選手権大阪大会は黒歴史

2007-08-31 01:52:25 | スポーツ
開催国日本が空中分解状態の今回陸上世界選手権、エリトリア選手団5人が、組織委員会の用意した部屋に泊まることができず、ホテルの床に毛布を敷いて寝るという、非常事態が発生した。さらにその後も部屋が割り当てられず、ジブチの選手団が見るに見かねて一緒の部屋で寝ることを申し出、3日間にわたって両国が相部屋となった。世界陸上: 手配ミスで部屋ない エリトリア選手、床で一夜(毎日新聞)(記事1)
それも、この事態は偶発的に起きたのではなく、起きるべくして起きたもののようだ。gigazine.netの記事で、現場は想像を絶する混乱であることが暴露された。まずボランティアのシフトを管理するシステムの故障が諸悪の根元。その上に、一般から募集されたボランティアと、強制的にかり出された大阪市などの職員とで、連携がとれていないようだ。

当然のごとく、IAAFからはクレームが出たようだ。ボランティアの質が悪すぎ、スタジアム内の学連の学生も最低だと。
今大会では、ボランティアが、観客席からカメラ付き携帯電話で競技中の選手を撮影していたとして、大会組織委員会が国際陸上競技連盟(IAAF)から抗議を受けるという不祥事も発覚している。世陸ボランティア、マナー違反!競技中に写真撮影(記事2)

まだ大会は終わっていないけれども、開催国日本の想像を絶する不出来、運営の大混乱・不祥事と、今大会はすでに
「黒歴史」
確定である。

現場で大会の運営に当たっている方々には、何とか無事に最後まで終わらせていただきたいと祈るような気持ちだ。
それにしても、これは、世界的なイベント開催において日本の評判を確実に大きく落とす。今東京が五輪招致を目指しているが、きわめて大きなマイナスになることは間違いない。

(参考)記事1全文
世界陸上: 手配ミスで部屋ない エリトリア選手、床で一夜

 開催中の世界陸上大阪大会で、エリトリア選手団の選手ら5人が開幕2日前の23日、指定先のホテルに宿泊しようとしたが部屋が確保されず、1階ラウンジの床に毛布を敷いて夜を明かしたことが分かった。マラソンと一万メートルでそれぞれ4位となった男子選手2人もいた。その後も宿泊を巡る混乱は続き、ベイエネ・ルサム団長(54)は「いいコンディションで競技に臨みたかった」と大会運営に強い不満を訴えている。【石川隆宣、渋江千春、花岡洋二】

 滞在先は大阪市などで作る大会組織委員会が市内6カ所のホテルを選手村として用意し、滞在先の割り当ても担当していた。同選手団は、団長が20日に来日、23日夜に男女選手とコーチの5人が大阪市内の指定先ホテルに到着した。事前に申告した人数だった。

 同選手団によると、ホテルにいた組織委の担当者に「部屋がない」と言われた。担当者は待機を指示。だが、結局部屋は用意されず、選手らは24日未明になって、1階ロビーから続くラウンジの隅に椅子を動かして場所をあけ、フロントで借りた毛布12枚を敷いて夜を明かしたという。

 24日早朝、見かねた同国の隣国であるジブチ選手団が、自室の空きベッドを提供し3人が休んだ。同日夜、3人は別のホテルに用意された部屋に泊まったが、2人は部屋がなかったため、ジブチ側の好意により相部屋で3泊したという。ジブチ選手団関係者も「組織委が大混乱していた。相部屋ではリラックスできない」と話した。

 マラソンに出場したヤレド・アスメロン選手(27)は24日以降、ジブチ選手団と相部屋。同日夜、コーチと別々の場所に泊まることになったため、朝早く始まったマラソンに向け、十分な打ち合わせをすることができなかったという。団長は「肉体的にも精神的にも、大きな影響があった。今更、謝罪されても、どうしようもない」と嘆いた。

 ◇足りないのは事実

 ▽大会組織委の内山泰博広報室長の話 全体に選手・関係者の来日が多く、指定のホテルの部屋が足りなくなったのは事実だ。だが、別のホテルを用意していた。エリトリアの選手が床で寝たことは報告も受けていないし、確認していない。

毎日新聞 2007年8月29日 7時15分


(参考)記事2全文
世陸ボランティア、マナー違反!競技中に写真撮影
08/31 18:39

■業務の妨げ、指導を徹底へ
 世界陸上選手権大会で活動するボランティアが、メーン会場の長居陸上競技場(大阪市東住吉区)の観客席からカメラ付き携帯電話で競技中の選手を撮影していたとして、大会組織委員会が国際陸上競技連盟(IAAF)から抗議を受けていたことが31日、分かった。本来の業務に差し支える上、「見ていて気持ちのいいものではない」というのがその理由。組織委は「協力はありがたいがマナーは守って」と、撮影を確認した場合は「携帯電話没収」を掲げ再発防止に取り組んでいる。
 組織委によると、大会2日目の今月26日、大阪市内で開かれた打ち合わせ会議で、IAAFの担当者から「ボランティア活動員が競技中、客席などでところ構わず携帯電話で写真を撮っているのが見受けられる。やめさせてほしい」との抗議を受けた。
 肖像権上の問題などはないものの、客席での観客誘導や立ち入り可能エリアの指示をはじめ、報道関係者への競技結果の資料配布などの業務中にこうした行為があると、本来の業務の妨げになるためだ。
 大会ボランティアは公募で集まった10~80代の学生、主婦、会社員ら6273人で、約3割が20代。連日2000~3000人が、活動している。
 観客の誘導を担当する20代の女子大生は「マナーの悪いボランティアを見かけることはある。ハンマー投げの選手の姿を携帯電話で撮り、メールで友達に送ったと話す女の子もいた」。
 IAAFの抗議は翌日、ボランティアが活動する部署などに電子メールで伝えられ、各部署のミーティングで注意を促したり、ボランティアの集合場所に「撮影行為があった場合はカメラ・携帯電話を没収されます」と書いたビラを張り出したりして、マナー徹底を呼びかけた。
 実際に撮影したボランティアは特定されていないが、その後、IAAFからの抗議はないという。組織委は「ボランティアの方々の協力は非常にありがたい。だが、大会運営の妨げになりかねない行為は厳しく対処していく」と話す。
 これまで国体などでのボランティア活動に参加し、今回は記者やカメラマンの誘導に当たっている男性ボランティア(70)は「大規模なスポーツ大会での活動に慣れていない若い人を大量に受け入れ、きっちり教育が行き届いていないからだと思う。ボランティアに許されているのは、競技後、健闘をたたえて拍手を送ることでしょう」。


ウィンブルドンのドロー

2006-06-25 06:00:09 | スポーツ
ウィンブルドンのドローをざっと見てみる。
第一印象として、実力上位と思われる選手が極めてバランス良く分散している。かなり「ろくでもない」ドローだった全仏に比べると、偏りは全くと言っていいほど見あたらない。このドローからは、実力上位・人気上位の選手を順当に残すという意図が強く感じられる。
ちなみに、今回のFIFAワールドカップも、欧州および南米のサッカー大国、あるいはスーパースターのいるチームを順当に残す、という意図が極めて強い大会となっている。判定もその方向に引きずられているようだ。前回の日韓大会で、優勝候補と目された国が次々と1次リーグで敗退し波乱が多すぎた「反省」をふまえてのことなのだろう。
全仏のドローのレビューと同様、ドローを4分割して、第1シードの山を最初に、第2シードの山を最後という順番で進める。
ドロー自体は公式サイトを参照
http://www.wimbledon.org/en_GB/scores/draws/ws/

1/4
モーレズモは準々決勝まですんなりと勝ち上がりそう。
今大会一番読めない要因はヴィーナスである。芝で勢いに乗ったらヴィーナスを止められる選手はいない。その一方、ミス連発で下位相手に早々と自滅する可能性もある。

2/4
シャラポワにとっては準決勝までは比較的楽なドローといえそうだ。準決勝まで進むと、モーレズモまたはヴィーナスと予想される対戦はどちらにしても極めて勝ち目は薄いが。準々決勝に勝ち上がるもう一人は、シード順通りならディメンティエワなのだが、デメが途中でこけたらそのデメを破った選手がそのままきそうだ。

3/4
ここもまた波乱要因が見あたらない。準々決勝でヒンギスとエナンの対戦が実現すれば面白い。ここの上半分は、ランクはシュナイダーが最上位だが、シュナイダーは芝適性ゼロ(過去最高成績は3回戦、去年も初戦敗退)なのでヒンギスが勝ち上がるべきところだろう。この配置は絶妙である。

4/4
わずかにきな臭さが漂うのはここかもしれない。全仏で準決勝進出を果たしたバイディソバがここに入っている。バイディソバのサーブと強打は、芝のコートではレッドクレー以上に破壊力を増しそうだ。順当なら4回戦でクズネツォワと対戦、それを突破するとクリステルスとの対戦となるけれども、全仏のときの勢いが出ればクズにとってもキムにとってもかなり危険な相手だ。

さて、デメは上記ドローの2/4の下半分になる。しかし、初戦がミルザ、2回戦は順当ならショーネッシーと、極めて厳しい対戦。1コケ2コケの危険があまりにも高すぎる。
もし勝ち抜ければ、3回戦4回戦のほうがむしろ楽そうだ。3回戦は順当ならリホと対戦、4回戦はシード順通りならスキアボーネだがスキアボーネもシュナイダーと同じく芝適性なしなので、誰が上がってくるかわからない。