パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

呆れた試合(男子サッカー 対韓国戦)

2017年12月17日 08時25分25秒 | サッカー

 東アジアE-1 サッカー選手権 男子 対韓国戦 1-4で完敗 久しぶりにひどい試合だった
実力差があったとしても大の男が必死になっている場合これほどの点差になることは少ない
必死になったご褒美にサッカーの神様は時々ちょっとしたプレゼントを用意しておいてくれて
世の中にジャイアントキラーという言葉が存在するのはそのためだが
昨日の日本の選手の戦い方はテレビ画面から見ても戦う意志が全く感じられないものだった
ラモス瑠偉や田島さんがカンカンになるのは無理からぬこと

サッカーの試合には必死にやっていても「今日はその日ではない 」と思えるくらいついてないことが時々ある
何をやってもうまくいかない、シュートがポストに当たったり、相手のたまたまのシュートが入ったり
だがそういうときは悔しさもあるが、昨日の試合は悔しさもなかった
こんな試合ならコテンパタンに負けたほうが良い  とさえ思えたものだった

早すぎる時間に得点してしまって気が緩み、逆に韓国は点を取るしか無いと開き直って気持ちにスイッチが入り
簡単には負けないはずと思い込んだ日本は結局心と身体のバランスを失ったままズルズルいってしまったというところ
もちろん戦術的な面も韓国のほうが優れていたところもあるが、問題は何故あんなにひ弱だったのかという点だ 
(身長の高い韓国に対してヘッドでの競り合いで負け続けていた高いボールを何故あんなに蹴り込んだのだろう
 それにブロックが強固で難しい状況にも関わらず精度の低い縦のパスを繰り返したのだろう)

この様に芳しくない結果を被るのは精神的な安心感と闘志を与えるキャプテンという存在が不在の時によく起こる
昨日は確かにゲームキャプテンはいた しかし、彼が真にキャプテンの役割を果たせたかというと
ただただ時間とか流れに流されただけといわれて仕方ない 
それを含めて経験不足というかもしれないが、いずれにしても昨日は呆れた試合だった
昨日の試合は昔の岡田監督が南アフリカのワールドカップ前に点差以上に完敗した韓国戦を思い出す
あの試合も不甲斐ないものだったが、本戦ではあの状態からよく開き直って持ち直したものだった 

いずれにしても、問題は多そうな、そしてそれはちょっとやそっとでは片付けれらないような問題
かもしれないところが 問題の深刻さを物語る
マスコミや世間は、良い結果には馬鹿騒ぎをして、悪い結果には目をつむりなかったことにしたい
そんな傾向がいつも見られるが、それはどこか「強きをくじき弱きを助ける」精神ではなくて
「弱い者いじめ」を喜々としてやっている社会を連想させる 
真にこの国のサッカーを強くするには、そして社会全体をまともにするには、ダメなものはダメと
少しばかりキツイ言葉をかけられるようにしないとまずいぞ、、思ったりするが
それにしても昨日はひどかったし呆れた 


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