パンセ(みたいなものを目指して)

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該当する議員は、自らの損得に直結する議決に参加できるのだろうか?

2023年06月27日 09時13分04秒 | 市政、市議会に関することなど

ツイッターを見ていると、現在の社会や政治に対して怒りを覚えたり
頭がカリカリしてきて精神衛生上良くないかもしれない
市議会の一般質問とか予算決算委員会を見ていても
同じ様に気分が晴れない気持ちになってしまうことも多い

6月の市議会は、3月の新年度予算のチェックのような重要なものではないので
なんとなく緊張感の無いものになりやすい
だが、我が市の6月議会にちょいと不思議な補正予算案が出てきた
厳密に言えば詳しい内容を議員以外の人間が知ることはできないので
ざっくり話を聞いた時点で奇妙だなと思ったに過ぎない

それは長い間、借地としてT中学校のテニスコートとして使っていた土地を
買い上げる事になって、その予算が計上されたものだが
不思議だなと思ったのは、この借地の地主は9軒あって
その中に議員さんが含まれていたのだった
(売りたい地主ばかりではなく、現状維持を訴えた地主も半数ほどいたようだ
 これは一般質問で明らかにされた)

予算は議員の議決によって可決されるが
自らの損得に関係する案件の議決にその議員は参加できるのだろうか?
これがすぐさま湧いた疑問だった

ここから先の判断は、どうやら自分が知らない法的な段取りで
議決参加は問題なしとされたようだが、、なんかしっくりしない気分

議決を要する案件でも、議員が当事者として関係するものは
どうなのだろうと思うことは時々見かける
例えば、議員の給与(年度末手当みたいなもの)のアップに関して
議員はもろ当事者だが議決権を行使する
アップすることに反対する議員は、変わり者以外いるだろうか

現実的なことを言えば、今の制度とか議会運営とか政治などに関心を持って
細かいことを知ってくると、精神衛生は保たれなくなってしまいそうだ

このテニスコートの買上げについての予算案は
修正案が議員から提出されてそちらが委員会で可決されたようだ
その内容はどんなか分からないが、とにかく無条件で買うことにはならなかったようだ
ただし、これは予算委員会で決まっただけのことで
最終的には本会議の議決で決まる

ところで最近思うのは、市議会みたいな地方自治体では議員は
政治的な党に関係なく自己判断で判断すればいいと思うのだが
結果的には、自民党に近しい議員は毎度原案に賛成の判断を下す

もちろん彼らなりの理由はあるのだろうが
結果として万度このような議決権の使い方は、、どうなんだろう

しかし、この市議会のドタバタも一般の市民は知らないとか
水道料金の値上げに対する市が設けた説明会も参加者はごく僅かとか
市民自体が自らの問題であっても、無関心でいることが現実だ

市民がいろんなことに関心を持って、調べて法的に詳しくなるのは
自らを守るためには必要な事かもしれないが、実効性の面では期待できない
だからこそ、その面倒な知識習得とか総合判断を議員に委託するしか無いのだが
これが深く考えられていないかもしれない!と思えてしまうのは
なんか落ち込みそう





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