パンセ(みたいなものを目指して)

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10年ほど前、とんでもない調査を受けた(家計調査の最後の月)

2023年06月28日 09時06分11秒 | 徒然なるままに

マイナンバーカードの紐づけが上手くいかず国民の間に不安が広がっている
国はいろんな情報を知りたがっているようで、その最たるものは税金とか
お金に関することだろう

約十年ほど前に、とても後味の悪い国の調査に協力したことがあった
家庭の経済に関する調査で、我が家がランダムに対象家庭に選ばれたのか
地域の担当者が協力してもらえそうな家庭としてを我が家を選んだのか
忘れてしまったが3ヶ月に渡る調査だった

毎月、一冊のノートが届けられ、一日の出費とか入金を書き込むページが一月分ある
この入金とか出費の欄がかなり細かくて、地元商店で購入したのか
大手スーパーで購入したのか等を選ぶことになっていた
驚いたのは、ご近所さんからおすそ分けで頂いた野菜とか食品も記入することになっていて
それらは販売されていたならば幾らに当たるかを計算して記入してほしいとあった
電気代とか水道代など電話代などの口座から引き落とし分も
忘れずに記入しなければならない
このあたりは面倒だが仕方ない、、と思えていた

入金は細かくて、なんだかいい気分はしなかった株の配当なども
記入しなければならないようになっていた

一月行うと要領がわかって手間もかからずにやっていけたのは良いのだが
3ヶ月目の最後の月にはとんでもない調査項目があった
それは家計の金融口座とか契約中の保険の実態を書き込むものだった
銀行に幾ら、郵貯に幾ら、信用金庫にに幾ら、保険は火災保険にどれだけ
生命保険にどれだけ、、、、
つまりは我が家の資産を全部記入するものだった

こんなことまで正直に書く調査なのか?
国はデータを悪用しないとしていても、どこでどう使われるかは
不安を覚える

この調査、対象家庭は正直に記入するのだろうか?
頭に浮かんだのはこのことだった
家計のことを洗いざらいに知られるのは気持ちが悪い
そう思うのはごく自然のことで、自分だけでなく多くの人も感じたに違いない

国は詳細な調査して家計の実態を把握したとしたいのだろうが
このような調査の実態を知ると、結果は真に実態を反映したものかは大いに疑問だ
(知られたくない情報は適当に書かれるなどして)

調査の依頼主の国は、どの程度、嘘の数字が書かれているかを統計的に把握していて
使用できるデータとするには補正しているのだろうか
この最後のいやらしい調査に我が家はどう答えたかは
ここでは明らかにしない

この調査が終わったあと、その御礼として少しの金額だったか
なにか景品だったか忘れたが、何かをもらった記憶はある
だが、金輪際この手の調査には協力したくないと心に決めたことは
しっかり覚えている

ホント、後味の悪い調査だった

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