パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

ボールを前に運ぶドリブル

2022年03月31日 09時50分12秒 | サッカー

昨日はいまいち体調が良くなかった
季節の変わり目は毎年何か不具合が出てくる
それ程疲れている感覚はないが、どこか疲れているかのようだ
特に左右の視力に差がある眼は思いの外疲れているようで
それが原因かわからないが目眩がした

29日のサッカーワールドカップアジア予選の最終戦 ベトナム戦は
何が何でも勝たなくてはならない状況から抜け出せていたので
今まで使われなかった選手がアピールの場としてチャンスを与えられた
(結果は日本1−1ベトナム)

だが9人が替えるとなるとやはり上手くいかなかった
個人的にはボランチに守田を残しておいてほしかった
上田、三笘、久保のFW陣はイマイチだった

それは個人アピールに気持ちが入りすぎだったようだ
攻め手が6人も違うと、いくら練習でやっていたとしても本番は
微妙に違ってくるのだろう

ところでドリブルについて気づいたこと
ヌルヌルと抜ける三笘のドリブルだが、ベトナム戦ではさほど効果的ではなかった
相手が彼のプレイスタイルを研究していた面もあるが
欧米人よりアジリティの高いアジア人には、彼のドリブルには対応しやすいのかもしれない
(オリンピック練習試合でも小柄なアルゼンチンの選手には通じなかった)

ドリブルはスピードで抜くタイプと相手の重心の逆を取るような変化で抜くタイプがある
最初のパターンの選手が伊東純也で、オリンピック代表では相馬直樹だ
彼らは単純に走るスピードが早い
三笘もやはりスペースがある方がプレイしやすくても彼らとは違う

ここでドリブルする位置を考えてみる
伊藤も三笘もサイドでドリブルをする
彼らはコートの左右の中央部ではそれほどドリブルをしない
ドリブルは抜くためのドリブル、サイド攻撃のためのドリブル
そしてボールを運ぶためのドリブルがある

このボールを前に運ぶためのドリブルが日本人はなかなかできない
それは途中でボールを取られると危険ということのあるだろうが
基本的にパスでボールを運ぶほうが良しとしている可能性がある

相手のカウンターを防ぐにはボールを取られるにもサイドのほうが
危険は少ないと考えて、サイドからの攻撃が大好きだったのは
前グランパスの監督フィッカデンティだった

だが真ん中がしっかりしないと相手にサイド攻撃させられているような気さえする
やっぱり基本は中央の充実が必要と思う

ボールを前に運ぶドリブルができたのは中田英寿と本田圭佑だった
彼らは華麗ではなかったが推進力があった
伊藤や三苫は中央の位置でドリブルをできるかというと
少し特徴が違う気がする

中央でドリブルできるのは誰か?と考えると久保はできる気がする
いつもボールを足元においてメッシに似たドリブルは
どの場所でもドリブルができる

とういことで、久保を真ん中にした後半はその特徴を出せそうな雰囲気はあった
だからもうすこし時間を与えたかったな

原口はハードワークの献身的な選手だが、パスを交換して生きる選手とは違う
旗手は周囲との経験不足、上田は肝心な時に実力を発揮できない運をどうやって
クリアしていくか、、

日本代表はこれから生き残りの戦いだ
いつも思うのはマスコミの無責任な報道
選手のキャッチフレーズが独り歩きして、それがわかりやすいために選手評価になって
その選手を使わざるを得なくなる、、、なんてことになってほしくない

旬の選手、戦える選手、伸びしろのありそうな選手
そういった選手が選ばれるといいな
あとボールをドリブルで運べる選手を







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