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パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

必要なのは、ちょっとした勇気かもしれない

2025年01月24日 09時41分41秒 | あれこれ考えること

一歩間違えば独裁者となってしまうトランプさん
既に人事権とか司法に関することまで影響を与えつつある
そんな中、ニュースとなった2つの勇気ある行動に目が奪われた

一つは大統領就任関連行事の一つとして行われたワシントン大聖堂での
マリアン・ブッデ司教の勇気ある発言
司教はトランプ氏が進めるLGBTQ(性的少数者)を標的にした政策や
強硬な不法移民対策を打ち出していることについて
「おびえる人々にも慈悲の心を持つように」と諭した
さすがにカチンときたらしく、トランプ氏は直ぐ様、司教に謝罪を要求している
と最新の報道では伝えられている

トランプ氏に小言を述べた時の司教は、緊張感に溢れていて
どこか恐れるような、そして覚悟をもった様子だったと紹介する話もあった
(彼女は危険な状況にならなければ良いのだが)

もう一人、勇気ある発言をした人がいた
それはトランプさんが国会議事堂を襲撃して服役している人たちに恩赦を
与えたことが報じられているが、その中のひとりが
「私は間違っていた」「恩赦はすべきではない」と訴えたのだった

時間が経って「自分が間違っていた」と確認したり
過去の自分を否定するのは誰でも難しい
でもその人はちゃんと自分と向かい合い、自分の非を認め
深く反省の言葉を公にしたのだ

過去の自分を否定するのは想像以上に難しいと思うのは
日本での兵庫知事選で、軽いノリと熱狂に煽られて
一方的な正義感に支配されてしまった人たちが
時間をおいて自ら反省をした様子がないと思われるからだ

自分が少し不思議に思うのは、何故そんなに自分の考えに
自信を持てるのだろうか?ということ
自分は小心者だから、いつも自分の考え方が合っているのか?と不安になる
だから正当化するためにいろんな裏付けを探したり
考え方が変わるかもしれないと思いながら反対の意見の人と話す
そしてこれで良し!と覚悟を決める訳だが、それでも不安はいつまでも残る

自分のことを一般化するつもりはないが、自分がそうだから
自分の考え方を変えない人というのは、意志が強いと言うより
凝り固まっていると思えることがある

ところで話は変わるが、ここ最近問題となっている中居正広とフジテレビの件
自分が思う一番の問題点は「現実はこんなものだ」と開き直って
悪しきことも内緒で行っていたのではないかという点
つまりは接待文化(それは性的なものも含む)は現実的手段として
行われていたのではないか、、と感じられること

現実的な対応はアメリカのGAFAでもトランプさんが大統領に返り咲くと
あっという間に彼の軍門にくだって寄付金とかSNSのルールを
トランプさんに都合良いように変えている
現実社会で生き抜くというのは、こう言うことだ
とこれらの対応を見ると、先にあげた二人の行為がとても貴重なものに思える

結局、読み終えなかったが今になって気になるのが「権威主義の誘惑」という本
世界は民主主義国家よりも軽い独裁国家のほうが増えているとの報告もある
現代社会は、まるで誰かに命令されたい!と望んでいるかのようだ
人が自分で判断し、その思いを表に出す、、というあたり前のことが
難しかったり、現実的でないと思えるような社会は生きにくい世の中だと思えてしまう



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