パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

大掃除

2007年12月30日 13時33分30秒 | Weblog
昔は、今日30日は餅つきの日だった
我が家だけでなく近所からも、ぺったんぺったんと杵の音や
餅米を蒸している香りが漂ってきた
皆でワイワイ言いながら、あんころ餅をつくったり
最後の臼の生餅を大根おろしとか、きな粉をまぶして食べたり
(祖父は湯餅にしたりして食べ方も色々だった)
不思議と人それぞれの担当が決まっていて
一家の恒例行事で今思えば楽しかった

それが今は餅つきは何かのイベントでしか見られなくなった
少し残念な気がする
面倒だけれど、その分家族がまとまるよい機会になるのでは!
と思うのだが、、、

餅つきをしない今日は、多分日本国中でも
多くの家庭でやっているだろう大掃除

この大掃除、毎年思う事は、
毎日少しづつやっておけば
今になってバタバタしなくてすむのに!
それに、よくもまあこんなにゴミ、埃がたまるものだ!
同様に要らないものまで、知らず知らずに溜め込んで
家のいたるところが物置状態!
使わないものは捨てればいいのに!等々
これもまた日本国中の多くの家庭で感じている事だろう

それにしても、女の人の家事の仕事を見つけ出す力には恐れ入る
男どもが、もう飽きた!と音を上げる頃
まだ何々がやってない!
あれとこれやって!と連続攻撃で休ませてもらえない
飽きた、と言っても人にばかりやらせるのは気が引けるので
ペースダウンのまま続けていると
急に、この年中行事も、これから何年も続けられるわけではない
年老いた母から小言を言われ、一緒に同じ事をするこの時間は
あと何回経験できるのだろう
と、モーツァルトのマイナーへの転調のような
パッセージが現れグサッと心を揺すられた

そう思うと、今の叱られている時は、
例えようもなく幸せな時間かもしれない、と思えてきた
大掃除は家事ではなく、
後から思えば家族と過ごす大事な時間
多分、思い出の中にはそんな風に残っていくだろう

とは言いつつも、現実に戻ればやはり面倒くさい
実際のところ、なかなか良い人になるのは難しい!



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