パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

知らない人と知ってる人

2019年11月28日 10時53分23秒 | あれこれ考えること

新城市の話題

新城市議会は任期の半分が過ぎ、新しい委員会メンバーの構成となり
各委員長、副委員長が決められた
その中で、今は一応解決しているとはいうものの奇妙な出来事があった

それは経済建設委員会の副委員長を選ぶ際のできごとで
最初市議会のホームページにはありえない人物の名前が副委員長としてアップされていた
その人物は、支払い実績がない領収書を用いて市からの交付金を受け取ったことで
市民から要求された「政治倫理審査会」において「議員辞職勧告」の措置を受けている

その「辞職勧告」を受けた人物が副委員長として選ばれていたのだ
政治倫理条例では誰が読んでも、辞職勧告をうけたものは任期中は役職につけない
と解釈されるのだが、それが無視されてしまったいた

流石にこれはおかしいということで、様々な動きがあり
結果的には「一身上の理由」で該当議員は辞任し新しく副委員長が決定した

今回はこのゴタゴタぶりがテーマではない
そうではなくて、このことを知っている市民が多分ほとんどいないということ
そして知っているひとは、行動するゆえに浮いてしまった存在になってしまいそう、、という点だ

先日、友人の音楽家のライブがあって同級生が何人か集まった
この話題を振ってみるとほとんどの人は知らないでいた
それどころか、多分該当人物が辞職勧告を受けている事実や
そもそも何故そのような状況になってしまったのか
などは全く情報として頭に入っていないようだった

同級生の市政に対する意識の低さを嘆いたり批判するのではなく
むしろこうしたことは、よくありうることだと
少しばかり残念と思いながら、ならばどうすれば良いのだろうと考えてしまう

たまたま市政のいろんなことに頭を突っ込むようになってしまい
時間が経つに連れて市政の問題点(こちら側の視点での)が気になるようになってきた
その中の多くは、一般市民が知ったなら、きっと怒りを覚えるに違いないとか
疑問を覚えるに違いない  と思われることが数多くある
知ったならこう思うに違いない、、、
これが知らないから、そう思うに至らない
これは知っている側の人間としてはまどろっこしいところがある

これらの知ってる人と知らない人の違いは国のことでも同様にある
国会中継をしっかり見ている人は、
編集されたニュースや芸能人のスキャンダルを見ている人たちと感じ方が違う
国会を見ている人は見ていない人に、せめて今の国会を(特に政府の答弁の様子を)
見てほしいと願う(そうすればなにか気づくはずだ、、と)

しかし現実はこのようなことがとても難しい
現在は情報がいたるところに流れていると言われるが
肝心な情報は実は伝わっていないのではないか、、、と思ったりする

さて知ってしまった人は、何をすべきか、、、



コメント
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