銀メダルを取ったことではない
仮に金メダルをとったとしても
それはそれでエライなとは思うけれど
自分が深く感動するのはあのワールドカップの優勝から
今までをずっと緊張感をもって、期待通りの成績と
女子サッカーのための活動を真摯に続けてきたこと
メディアはソフトボールがそうだったように
騒ぐだけ騒いで話題としての価値が無くなった
と判断した時点でそっぽを向く
そこにはサッカーに対する愛情など感じられない
反して彼女らは女子サッカーのために
その歴史、未来をつくるために
1年以上の間献身的に活動した
そこにはサッカーに対する深い愛情が感じられる
単純に上手くなりたい、強くなりたい
と言う感情は
有名になりたい、スターになりたい
と言う思いよりも比べ物にならないほど強かったのではないか?
解説者の大竹さんが、思い出しては涙を流していたのは
今回のなでしこがひたむきに歴史を変えようと努力を続けてくれたこと
そして結果を出してくれたこと
勝ったからではない
勿論勝たなければ何も変わらないかもしれない
しかし、ワールドカップから今までのプレッシャーを考えると
ホント頭がさがる
人格的にも宮間の気遣い、鮫島の人間らしい感情などなど
多くの人はもう少しすると女子サッカーを忘れてしまうだろう
でも、一人でもいい 深く心に記憶する人を
作り出すことが出来れば、彼女らのやってきたことは
無駄ではないことになるだろう
願わくばその数が多いことを望む