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パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

景気、時代の変化

2010年08月18日 20時20分11秒 | Weblog
円は高くなる
株価は下がる
GDPは中国に抜かれる
国内消費は今ひとつ盛り上がらず

いったい景気は良くなるのか?
どうすればよくなるのか?
こんな問いがあちこちで聞こえる

しかし、景気回復というのは
何をもって景気回復というのだろう?

消費、あるいは企業の売り上げが昨年対比で
オーバーする事?

だがその比較の仕方、今後本当に現実的で可能なのだろうか?

高齢化社会、人口減少 この点で日本は世界のトップランナー
それに多分、物質的な豊かさも上のクラスに入るだろう

それを踏まえて考える時、
今までの物差しで比較することは果たして適切な事なのだろうか?

日本にもいろんな立場の人がいる
貧困率があがっているのは事実
しかし、人々にモノが溢れているのも事実
そして欲しいものがあまり無くなっているのも年寄りの傾向だけでなく、
若者も欲しいものが無くなってきている

売り上げを上げるため、企業業績を上げる為に
更なる欲望を呼び起こそうとしているが
人々はもう消費に踊らされる事に少し疑問をもち始めているのではないのか

庶民の現実的な見通しは、もう以前の姿に(景気に)戻る事はないと
分かってしまっている

そして、以前の物差しで比較する数字を確保する為に
必死になって頑張っても達成感も喜びもない

何かがおかしい!
しかし、それがなんだか分からない
そしてこのような発言をする事は
負け犬の様に見えてしまうから
おおっぴらには公言できない

地方都市では中小零細の商店の廃業が相次ぎ
商店街はシャッター街となっている
オーナーの年齢の所為もあるけれど
大手の企業の体力勝負に、総攻撃に気力も顧客も
失ってしまったのが現実

支持を受けないものは市場から消え去るのみ
そうかもしれない
しかし、体力競争をしている大手の企業は
果たして真に大衆の支持を受けているか?

彼らは持続可能な企業であるのか?
(社員の生活を含めて)

景気のせいというよりも
本当は何かが変わってしまった
そして変わってしまったならば新たな枠組み、価値観を
手間がかかっても、無駄なようでも
考え直さなければならないのではないのか?
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