幸せって何だっけ？

残業が減って子供と一緒にお風呂に入る時間増えた人たちがいる
この人たちの中には、こうした幸せのあり方もありかな！
と思うようになってきた人もいる

手取りが少なくなって無闇な外食が減って
家で料理したものを食べる人たちが増えてきたとも言われる

普通に人たちは、入るものより出るものを少なくすれば
多少なりとも将来の不意の出費にも備えられると考える

これらはきわめて必然的な自然の考え方

ところが世間は体力勝負の低価格競争を
勝算の当てもなく益々繰り返し
消費者（実は生活者）の欲望を掘り起こしている

そしてそのおかげで金の回りがよくなって
景気回復が期待できるとか考える

しかし、これはどこか無理がある

後から見れば結果的に
落ち着くところに落ち着くのであって
それは無理のない生活実感から導き出されるものであって
無理やりの販促活動からではないように思われる
（あくまでも個人の予想だが）


みんなが必死になっている割に幸せになれない世の中
勝ち組を目指しての早いうちからのトーナメント戦
物を持ってもなかなか幸福感を感じられない妙な気分

必然的に「幸せって何だろう？」
との問いに一人ひとりが取り組むことになる

日本人が苦手なこうした問いをするようになれば
世の中は変わる

普通の人にできることといえば猛烈な努力ではなく
自分の力の範囲内で無理なく暮らすこと
それは一見消極的な、単に気持ちの持ち方という解決法に
落ち着くかもしれない

しかし、それでいいような気がする
庶民は庶民の幸福のあり方を自ら見つけ
（教えられたり惑わされたりせずに）
覚悟と少しの諦めを持って受け入れる

今言えることは
世の中が異常だってこと

いつか世の中が変るとしても
できることなら早くよい方向に変って欲しいものだ
（待つだけよりは、変えなきゃだめかもしれない？）