goo blog サービス終了のお知らせ 

パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

京都日帰り旅行(竜安寺など)

2015年07月12日 08時08分54秒 | 旅・旅行

意図的にそうしようとしたのではなかったが
今年はじめての京都日帰りの旅(7/11)
昨年も夏に行っているので写真の日付を確認したら
ちょうど一年前だった(7/12)

年に3回ほどの京都の日帰り旅行
「そうだ 京都 行こう」のJRのキャンペーンのお寺さんは
ほとんど行っているし、最近は気力も続かないので
目的地を2つほど決めてそれでお仕舞いにすることが多い 

今年は久しぶりに凝った場所ではなく有名どころの
竜安寺、それと近くの好きな仁和寺、それから北野天満宮の上七軒界隈を
目指して、あとはお楽しみとして虎屋一条店近くの虎屋菓寮

久しぶりの太陽がのぞく一日
そのせいで暑かったが、竜安寺の石庭に向かう道は木陰が気持ちいい

 観光客は目立って多いことい事はなく、お目当ての石庭と対面
 

写真等で見慣れているはずなのに、第一感、「あれっ!こんなだった?」
この驚きは良い方の驚き、
実は何十年も前に来ているが、その時は
これが 有名な枯山水の石庭か、ふーん。
くらい印象で特に心に残っているわけではなかった
だから見たという記録だけを残してそそくさと後にしたが
今回は単純に「きれい!」と感じた

そのきれいという感覚は、どこかピンと張り詰めた緊張感
(作庭家の精神状態を想像してしまったが〉
幽玄とか侘とかとは違う、もっと合理的・法則性に基づくような感じがした
だから白石が海を、岩は島、山を表わすというよりは
もっと抽象的な配置・バランスだけでその美が成り立っているような気がした
それと、この庭が想像よりも大きなものに感じられた
特に横方向の長さは前面に石が配置されていないせいか
とても大きなものに思われた

これは禅の庭というより、西洋の抽象画の緊張感のある作品の何かほうが
世界観が近いのではと勝手に想像してしまった

しかし不思議なのは、何故今回は感動したのか
という点
ゴッホのひまわりを二回目に見た時は感動どころか
失望した記憶がある
太秦広隆寺の弥勒菩薩も二度目に見た時は
やはり特に感動を覚えなかった
しかし、今回は(多分二度目、もしかしたら三度目)違う

今までの経験からすれば、感動しないはずだったのだが
全くの反対だった

竜安寺の石庭の良さを感じ取るには人生経験が必要
ということなのだろうか
もしそうだとすると、自分もそれなりに少しはまともな
時間の過ごし方を してきたのか、、

いつも京都に来ても、昼ごはんはせいぜいニシン蕎麦くらいで
節約モードだが、今回は少しだけ奮発(?)
仁和寺の前の左近で鱧関連の昼食とビール

 

昼間からビールを飲むのはめったにないが、
ま、いいか!と自分に言い聞かせる

仁和寺は好きなお寺さんだが、何が好きかといえば回廊〈渡り廊下)

この回廊を歩いて、この景色を見て生活した人のことを想像すると
少し羨ましい

仁和寺は数年前に来ているので、あっさりと引き上げて
北野天満宮の近くの上七軒界隈へ
北野天満宮は甥っ子が大学受験の時にお参りに来たことがある
天満宮の境内を歩くと菅原道真公の母親がまつられた社があった
そこには彼女は大伴氏の家系であることが立て看板に書かれてあった

勢いがなくなったとはいえ結局は菅原道真公も
由緒正しき豪族の家系だったのか と勝手に納得(何を)

さて上七軒

夜になればもう少し雰囲気が出るかもしれないが、京都の町らしいといえばらしい
でも、さほど感動はせず、一気に通過 

ここから烏丸今出川、つまり御所まで歩き
北野天満宮も御所からどのくらいの距離だったのかを
実感として味わいたかったから、あえてバスには乗らず歩いてみた
北野白梅町から烏丸今出川、地図を見ればなんてことないように見えても
いざ歩くと道路の硬さや暑さもあって意外に疲れる

堀川通までがやたら長く感じられた
昔の人は歩くしかないから(一部の人は馬や牛車)
随分足腰が強かったのだと再確認
御所との位置関係もなんとなく分かる
北野天満宮も、今回は行かなかった下鴨神社も
御所からの距離の感覚は思ったより近い
(御所は平安時代は今の位置より西にあって、
 もっと北野天満宮に近い)

さて烏丸通りを下ってお目当ての虎屋を目指す
久々の晴れということもあって外は京都特有の暑さ
一条店を曲がって20メートルほどの菓寮
クーラーの効いた席は満席
しっかり歩いて疲れていたので席があく時間を待つのも我慢できす
テラス席で

ここでのお菓子と抹茶
これで三度目となるが、いつもちょっと心に引っかかるところがあって感動する
特にお菓子、さすがにお菓子屋さんだけあって感動することはお茶ではなく菓子の方
なにかありきたりではない、どこかちょっとだけ工夫というか、アクセントが効いている
(それは見た目ではなく味のほうで)
この一工夫を感じたくて来ることになるのだが、今回もやっぱりよくわからないが
何かが違う、、

京都の町は今は祇園祭の真っ最中
繁華街の四条烏丸ではこんな風景も


 それにしても暑くて疲れた
iPhoneのヘルスケアによると歩いた距離は14キロを超えていた 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最終日はコブレンツのエーレンブライトシュタイン要塞

2015年04月13日 20時15分04秒 | 旅・旅行
都市には独自の雰囲気がある
当たり前のかもしれないが
ウィーンとミュンヘンとは違う
ミュンヘンは陽気そうだがまだ真面目な雰囲気がある
ウィーンは、何故だろうとても親近感がある
ホッとする

ところで、旅の最終日
出かけたのは39年前訪れたコブレンツ
この地にエーレンブライトシュタイン要塞というのがあって
そこのユースホステルに数日泊まったので
懐かしさも先立ち、ライン川が見下ろせる場所へ
ロープウェイで

高い所からはドイッチェス・エックというライン川と
モーゼル川が合流する箇所が見下ろすことができる


でもお目当てはこの景色ではなくユースホステル
しかし、入り口の切符売り場の女性からは
ユースホステルは建て直しをして、昔のままじゃない
とのこと
でも懐かしさがよぎる

この場所で自分はベンチか何かに横たわってウトウトしていた時に
ハエが自分の顔にうるさく付きまとったのを覚えている
そしてみんなが飲むからつられて飲んだのが白ワインのリースリング
その美味しかったこと

ここでのこの二つの記憶は、大した内容ではないのに
鮮明に覚えている

それからこの要塞を歩きながら
ユースホステルに向かった時に
エルトン・ジョンのハイアントンの思い出の歌詞みたいだな
と思ったことも覚えている

記憶は不思議だ
どんな意味があるのか
何かのために潜在意識として残しておくのか

数年後、自分はこの旅の何を覚えているのだろう

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ブルックナー最期の家とグリーヒェン・バイスル

2015年04月08日 14時49分23秒 | 旅・旅行
シュタッツオパーのパルジファルまであと数時間
ホテルで一休みのうちにこれの更新に!

午前中はベルデヴェーレに出かけた
お目当てはクリムトではなくブルックナーの過ごした家
ひっそりと印があるだけ
誰も注目しない
彼はこの風景を毎日見たのかと感慨に耽る



宮殿の中はクリムト、エゴン・シーレ他近代の画家の絵があった
絵にはそんなに興味はないが、有名なクリムトの接吻、
実物は女性の恍惚とした表情が印象に残った

この後昼ごはんにグリーヒェンバイスルに

ベートーヴェンやモーツァルトのサインのある有名な店
自分が入ったのは別の部屋

ワインとランプのステーキ
量が多すぎて閉口した


頼んでサインの部屋に


なかなか目的のサインは見つからない
米倉涼子の文字は何故か直ぐに見つかった

思いの外店は空いていて隣の部屋は日本人の団体客だった
自分は一人旅
彼らには自分はどんな風に見えたのだろう?
日本以外のアジア人?
それとも偏屈な日本人?
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ウイーン2日目

2015年04月08日 02時30分27秒 | 旅・旅行
時差には少し慣れたが、いつものように夜中に眼が覚めるのは歳のせいか
ウィーン2日目
ホテルの近くにアン・デア・ウィーン劇場があった
魔笛で儲けたシカネーダーが作ったのが始まりらしい
ベートーヴェンのフィデリオ、クロイツェルソナタなどが初演された?らしい


このような劇場が自己主張することなく
周囲に溶け込んで当たり前のように存在している
近々にフィガロの結婚があるが残念ながら見ることはできない

その劇場の前にあるのがナッシュマルクト

数百メートルにわたっての青空市
こういう普通の生活シーンが面白い
やたら目につくのはチーズの店

買ってみたいが購入しても保存が心配でパス

野菜、フルーツの店がカラフルできれい

香辛料の店、パンの店、肉、魚の店
なかなか興味が尽きることはない

この後マリアテレジアプラッツに向かう


長すぎるフライトに飽きて足元にあった
オーストリアを紹介する本にマリア・テレジアが紹介されていたが
ウィーンの重要なポイントにマリア・テレジアの像が建てられ
名前を冠する場所はあるのに納得した

この人現実的にハプスブルク家とウィーンを守った人なのだ

この像の直ぐ近くに美術史博物館がある
約40年前訪れた時の記憶を辿れば
2つだけ覚えていることがある

ひとつは階段が広くて開放的だったという事
そしてもうひとつはブリューゲルのバベルの塔があった点
2つしか覚えていないのは情けないが、仕方ない

入るといきなり階段に圧倒された
石という素材の持つ存在感
時間をかけてしか作りようのない建物
日本の建物が大きな建物を思い出しても
やはりスケールが違う


しかし、広すぎる、展示が多すぎるこの美術館
結局直ぐに疲れてしまった

大きな絵画はいったいどうやって描き進めるのか
どのくらい時間がかかったのか
その細部まで描きこんでいるのは才能か執念か
それとも使命感か

人間が成しうる壮大な目論見
それらがここで見られる
しかも時間を繋いで

こういうものを見ると
西洋人の積み重ねてきた経験、知識、
体系というのはとてつもないものと感じる

現在ではみんながみんな知識人ではないとしても
ベースにこういうものがある事実には変わりない

ヒューマニズムとは
人道的なと言った感情的なものではなく
人文学を学んでいる人の総合的な判断のなせる技
というのが本来の使い方とある本で読んだが
なるほど、ヨーロッパの世界はそうかもしれないと再確認

自分の考えていることは所詮思いつきにすぎない
と少し凹んでしまう

ヨーロッパ人がヘーゲルの哲学体系や
バッハのフーガの技法のような複雑なものへの挑戦
そういう時間と根気を要するものを
成し遂げていく気力、体力に今更ながら驚く

人は何を成しうるか?
無限!
フトそんな気さえする
日本で感じる自然の偉大さに比べ人には限界がある
といった思いは、ここではあっさり吹っ飛ばされそうだ

午後からは前回の訪問時には休館だった
ハイリゲンシュタットのベートーヴェンハウスに再挑戦

道はなんとなく覚えているので順調に進んだが
オープンしている時間は朝と昼は2時から
2時までには時間があったので前回同様にベートーヴェンの小径を散策


時折鳥の声が耳に入って田園を作曲した時の
ベートーヴェンが想像できて満足
ただし彼は聞こえなかったかも?


ベートーヴェンハウスは小さな家だった

14番の後期の弦楽四重奏曲が流れていた
展示品は少しだけ、1番印象に残ったのはデスマスク
この人は職人の顔をしている
何故かそんな思いが浮かんだ

歩き疲れた感じがするのでiPhoneのアプリを見ると
14キロ以上歩いている

少しオーバーペース?

明日は(今日は)シュタッツ・オパーでパルジファル
体力を温存しておかねば、、、


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

寝る時間なのに

2015年04月07日 01時28分23秒 | 旅・旅行
ウィーンは現在深夜一時半
しかし体内時計は日本の8時半
寝なきゃいけないのに眠たくならない
昨日の晩は眠かったのだが、、、

眠れないのでブログで時間つぶしを

昨日は全て順調だった
セントレアから成田
成田からウィーン
定刻通りで、前回のようなスーツケースの受取場所が
わからないという事もなく
ホテルまでのタクシー運転手も直ぐに見つかって
少しばかりあっけなく時が過ぎていく

早速街に出かけた
まずは8日に中でパルジファルを鑑賞する国立歌劇場
今日は薔薇の騎士が上演
歌劇場の前は大型ディスプレーが有って、寒い中見てる人が結構いた



やっぱり外は風が冷たい
荷物になるからコートは持って来なかったが
失敗かな?

ケルントナー通りを歩くと
自分を含めてお上りさんが多いが
本当にいろんな国から来ているように見える
アジアは日本、中国、韓国、インド、タイ?インドネシア?
ヨーロッパでもロシアとかクロアチアとかの発音と顔立ちの人
イスラム教の顔を隠した女性もチラホラ
アフリカからの人も何の違和感もなく街にとけ込んでいる

このとけ込んでいる感じが
他人に無関心で、勝手に多くの人がいるのではなく
なんだかとても住みやすそうな人間的な暖かさ、いい加減さに
溢れているような気がして、やっぱりこの街が好きだなと
再確認する

一眠りしてその後は
美術史博物館とナッシュマルクト
そして前回は休館だったブルックナーの最後の家があるヴェルデヴェーレ

時間に余裕があれば後は気ままに思いつくまま
昨日のユーロの出費はNORD SEEで魚介系の具を挟んだ
固いパンの3.9Euroだけ
出だしはまずまず、かな

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

昇竜しだれ梅まつり

2015年03月18日 19時44分22秒 | 旅・旅行

新城市からさほど遠くない浜松市の引佐町
そこにある奥山高原の昇竜しだれ梅まつりに出かけた

2011年に一度出かけているので今回は2度目
前回はまだ早く寒かったが今日はぽかぽ陽気
しかし人出は前回よりも少なかった

撮影スポットの水車の近くにも人は見られず
梅は五分咲きよりも少し咲いた感じ

順路に沿って坂道を登る
水の音が心地よい

 

ひと通り歩いたところで休憩所で梅茶のサービス
そこで何も買わなかったが、美味しくいただきました

写真だけではわからない
そこに行って初めて分かること
それは梅の香り、
駐車場に着いた時から梅の香りが漂っていた

いつも思うことだが、三遠南信
いわゆる三河と遠州と信州は頭で感じるよりも近い 
行政のくくりよりはもっと自由な行き来があったのだろうと
容易に想像できる

それにしても温かい一日だった
車の窓は半分開いての運転
ところが来週は寒の戻りがあるとか
それが済めばいよいよおまちかねの春の訪れだろうか

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

無料Wi-Fi

2015年02月27日 19時20分48秒 | 旅・旅行

あれから1年半経過しただけなのに
インターネットの環境がずいぶん変わっている
現在多くのオーストリア・ドイツのホテルは
無料のWi-Fiサービスが得られるようだ

もっとも今回は前回と同じホテルではないので
単純な比較はできないが、それでもホテルの価格を競うサイトで
調べても 大半がサービス提供している
もっとも、口コミではやたら遅い!との書き込みもあったが

1年半前にドイツ・オーストリーに行った時にはWi-Fiは
フランクフルトのホテルはフロントだけ(無料)
ミュンヘンのホテルは1日9€
ザルツブルクは無料だったが
ウィーンは一日8€だった
ホテルはミュンヘンに3泊、ウィーンに3泊したから
ネットだけでもバカにならない 

同時期にヨーロッパに出かけた姪は
Wi-Fiのレンタルのルーターを利用したし
イギリスに行った友達もやはりレンタルのWi-Fiルーターを使った 

それが今回はさほど気を使わずにインターネットを利用できるとなれば
ありがたいことこの上ない
確かに東京オリンピックで海外の方を心地よく迎えるには
この様な無料のWi-Fiは不可欠だろう

さて話はかわって、今度の旅
ウィーン国立歌劇場のパルジファルのとケットを
ゲットしてしまったから 服装はスーツ・ネクタイを持っていかなければならない
荷物は少なくしたいのに、靴も邪魔な存在になりそう
靴は黒いゴム底の歩きやすいのでごまかしてしまうか、、
パジャマも邪魔かな、

旅慣れた人は最低限どんな持ち物で旅するのだろう
なるべく少なくしたいと思うのだが、、、 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

茶臼山へ紅葉狩りドライブ

2014年10月30日 20時53分01秒 | 旅・旅行
先日中日新聞に、茶臼山の紅葉真っ盛りの写真が
掲載されていたので、仕事が休みの昨日
10時半位に我が家を出発、山に向かった

一年前は段戸湖から茶臼山に向かったが
その時を思い出しながら同行者と
愉快な話をしながらのんびりドライブ

途中、田口の町中で設楽役場の看板を見つけた
そういえば、設楽役場は最近木造で出来たばかりだったはず
ということで、急遽立ち寄ることに

平屋のスッキリしたおしゃれな佇まい
中を覗くと

やっぱり木は気持ちが安らぐ
この役場で働くことのできる人は幸せだな
と単純に思う

茶臼山ハイウェイに入る前に
アグリステーションなぐらで昼食
昼時とあって駐車場には8割ほど詰まっていた
自動販売機でオーダーしたのは

五平餅と蕎麦のセット これで550円
自分らは食券番号50.51だったが席についた時
呼び出された番号は15番
あらあら、これじゃしっかり待たなきゃならない
と思ったが思いの外順調に進んで
特にイライラすることはなかった
食券番号は90番台と話す人がいたが
少し優越感を感じて食べ終わるとすぐに目的地に向かった

紅葉は上り坂よりも下り坂のほうがよく見える
期待が大きかったせいか、こんなものかとも思う
山の紅葉は赤よりも黄色が鮮やかに感じる

せっかくだからリフトに乗って

芝桜の頂上へ、もちろん今は咲いていない
だから見ものはそこからの山の景色

やっぱり山は良い 広々とした視界に心が踊る
向こうに見えるのは聖岳や赤石岳、、、
昔山に登っていた頃を思い出す

ところで茶臼山の紅葉といえば
去年で一番印象に残っているのが公園の周りの道路の紅葉

ここが撮影ポイントと思う人は多く
車を止めて撮影する人が数人いた

山なみはきれいだったし
紅葉もまずまず
ごきげんな帰りのコースの仕上げは
田口の関屋酒造で量り売りのお酒の購入
吟醸純米の生酒
これで何日かは楽しめる

運転は疲れるが時には無理してでも
外出すると何かを感じる事ができる
やっぱり、内的だけでなく外からの刺激も必要ということか





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏の京都(駅周辺を廻って)

2014年07月13日 19時51分04秒 | 旅・旅行
前回が正月の2日
約半年の間隔を空けて久々の京都

今回は妹から運賃を安くあげる方法を聞いて
大幅に節約が可能になった

つまりJR東海ツアーズを利用すると言うもの
日帰りの京都往復なら豊橋、京都往復が11900円
それにキヨスクでの1000円分のクーポン券がついてくる

ただし切符は当日は買えない
そこで今回は前日に豊橋駅まで出かけて購入
この日の東新町~豊橋の飯田線往復の820円を
計算してもまだまだ安い

普通に東新町~京都往復を買えば15540円
JR東海ツアーズを使った場合
豊橋~京都往復が11900円
東新町~豊橋往復が820円 これが当日と前日で1640円

つまりツアーズを使った場合
11900円+1640円=13540円

当日購入の場合は15540円だから
15540円-13540円=2000円
2000円だけ安くなるというもの
これに1000円分のクーポンがつくから
もっと得になる

これからはこの方法を利用しようと思うが
思いつきで行けないのが少し残念

さて今回は京都駅に近い場所を回ることにした
西本願寺

何故、ここに来ようと思ったのかは
ここが幕末に新選組の駐屯所にもなったから
近くの島原の角屋はまだ公開されていない(来週かららしい)

西本願寺は禅宗のような緊張感にあふれる寺というより
来る者拒まずのような雰囲気を感じる

国宝の唐門

長岡京からきた男性からこの門の詳しい話を聴くことができた

しかし飛雲閣は予約制で見ることはできず
模型で我慢


ほぼ40分ほど滞在して、昼ごはんを食べて次の渉成園へ向かった
適当に町中を歩くと色々面白いものが目に入る
どこかの小学校の二宮金次郎の銅像  (今どき珍しい!)


町家風の家に折りたたみ式のベンチ

なかなか現実的で良いアイデア

そうこうするうちに渉成園
入口近くの石組み

てんでバラバラの形が混じっているがそれが面白い

園内は京都の真ん中というのに緑にあふれて落ち着いた雰囲気
写真の真ん中に京都タワーが見える
借景ではないが無い方が良いかあったほうが良いかは難しい問題


ここで体内に水分を補給して
次は智積院
バスで何度か素通りする度に気になっていたが
やっと訪問

長谷川等伯の作品が宝物殿に展示
襖絵と言っても随分大きなもの
松の幹の太いこと、それが長谷川等伯のメインテーマみたいに
いろいろな絵で使われている(?)
しかし気になったのは等伯の息子の桜の絵のほう
何故かボッティチェリのプリマヴェーラを思い出してしまった
春の雰囲気、ムンムンするようなそんな感じが絵全体からにじみ出て
これが一番好きかな

利休好みの庭もある

さすがにあちこち歩いて疲れたのでしばらくぼんやりと時間を潰す
汗も引いて、静寂に慣れて落ち着いた気分になったところで
次は祇園祭の八坂神社へ

特に何かを見ようとしたのではなかったが
この時期に京都に来て見逃すのも口惜しいので
とりあえず寄ってみた
神輿が鎮座 神輿の豪華なこと
田舎の神輿とは随分違う


しかし、やっぱり歳のせいか体力が落ちているので
もういい加減な見方になってしまった
直ぐにバス停、地下鉄までとふらふら歩いていると
珍しい看板が目に入った

浪花千栄子さんのオロナインの広告

旅は目的地へ無駄のない道筋よりは
あっちへふらふら、こっちへフラフラのほうが
いろんな発見があって面白い

ついでに実感として地図上の地名と位置関係、距離感を
把握することができる

さて次は秋の紅葉狩りの頃か
それとも気まぐれにお能の公演でも見に来るか



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

江戸東京たてもの園

2014年05月19日 20時16分25秒 | 旅・旅行
昨年のポール・マッカートニー公演の翌日はホキ美術館
今度はポールがあんなことになって、
東京に一泊しただけになりそうだが仕方ない
それでも、何か記憶に残さないともったいない気がして
訪問したのが「江戸東京たてもの園」

小金井公園の一角に江戸、明治の建物が移築されている
時々BSで見たことがあったので脚を伸ばすことにした

武蔵野とはこういうところなのか
理由もなくそんなことが頭に浮かんだ
公園は高低差なくだだっ広い感じ
この日は晴天で新緑が映えてとても気持ちがいい


鳥の声もあちこちから聞こえる

ウィーンの中央墓地でベートーヴェンのお墓を訪ねた時のことを思い出してしまった

たてもの園の入場料は大人400円
入り口で写真撮影は外観はいいけれど、内部は禁止になっています
とのこと
(厳密には内部の写真をとってはいけないところが数箇所あるということらしい)

そこで写真は外観ばかりになった
もっとも途中で撮れることも分かったが
写真を撮るとどうもそちらの方に気が行って
見ることに集中できない
ということで、内部の写真は記憶の中にとどめるようにした(?)

入って直ぐ近くにあった前川國男邸
これが良かった

すっきりして、単純に美しいと感じる
室内に入ると高い天井、吹き抜けの大空間
なにかウキウキしてしまう
こんな家で暮らしてみたい
鑑賞というより住んでみたい気分に満たされた

この家の壁に掛かっていたのがミロの版画
聞くところによると前川國男さんのところから持ってきたとのこと
前川さんの好みと自分の好みは似てるから
この家を心地よく感じてしまうのか!などと勝手に想像
自分の審美眼も捨てたもんじゃない
と少し嬉しいような、、、

少し行ったところになったのが三井八郎右衛門邸

これにも心奪われた
確かに一見普通の日本家屋なのだが
よく見るといるんなところに細かな手が入っている
襖絵、釘隠し、格天井、折り上げ格天井などなど
どこか京都を感じさせる趣味の良さ
それもそのはず京都の油小路の家を持ってきたとか
それにしても、お金をそれとなくかけているのが凄い
そしてその洗練さ
3階の小屋組も半端ない太さの梁でそれを見るだけでも
この家の凄さが実感できる

後で見た高橋是清邸は同じように広い家だったが
なんとなく普通(その頃には少し疲れて感性も鈍っていたのかもしれない)
それほど住んでみたいとは思わない
(三井邸は住んでもいいかな、文化に触れる豊かさを実感できるようで)

実はこの最初の方の2つで、気分的には満足になってしまい
あとはもったいないけれどさらっと流して見ただけ

天明家は正面に千鳥破風(解説書によると)
これが特徴的で、品格がある、茅葺きの色も重い感じではなく穏やかな印象

そういえば八王子千人同心組頭の家というのもあったが
土方歳三たちも多分この手の家を訪れたに違いない
と想像すると、妙にリアリティがあった

しかし、ポールじゃないが自分も体力がなくなってきている
全部廻る頃には腰痛からくる背中の張りが
いっぱいいっぱいになって体は休憩を求めていた

ということで、滞在時間約2時間
前川國男と三井八郎右衛門を記憶にとどめて(?)
この素晴らしい公園をあとにした
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする