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パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

もう一つの訴訟の備忘録

2020年05月03日 10時15分10秒 | 市政、市議会に関することなど

ボケ防止のために日課としているこのブログ
何を取り上げようかと考えるが、他人が面白くなくても
自分のためなのだから、今自分が気になっていることを

少し前の中日新聞で、政務活動費の返却を求めて市民から起こされた
行政訴訟の対象になった6名の議員から、問題となった宿泊費が
市に返却されたとの記事が掲載された

これをどう考えたらいいのか、、を自分なりに想像してみる
少しややこしいのはこうした訴訟は、倫理的・感情的な面と
現実的な金銭の損得(不正)が感情的に混在してしまうことだ

行政訴訟はあくまでも倫理よりは、その政務活動費の支出が適切で
市にとって必要不可欠であったかどうかがが問われることになった
要は原告が訴えている二日目の国立印刷局の視察が現実的に
市にとって有効なものであったかどうかが論点とされた

原告側は当然有効でないし不要であったとしている
片や訴えられた方は、市にとって有効なものであったとしている

行政訴訟は準備書面を交換することによって進められていく
片方がこれこれの主張とそれを裏付ける資料(証拠)を提出し
それを受け取ったもう片側は、それに反論する主張と資料を提出する
これを何回か繰り返し行う
テレビで見るような証人尋問みたいなものは、最後の最後に
行われたり行われなかったりする(今回はもうすぐ証人尋問のスケジュールだったとか)

この行政訴訟は「筋の良い案件だった」と声が挙がったらしい
「筋が良い」というのは囲碁の話ではなくて、原告側の主張に説得力があるということ
それもそのはず、裁判所に提出される肝心な準備書面は弁護士が代理で書くものの
該当議員の代わりに弁護士が書いて提出された準備書面は、その内容の信用性が著しく低く
(弁護士は議員さんの話をまとめたのだが、追求していくと矛盾点がでてきたということ)
最後には裁判長から、「ちゃんとしたものを議員からしっかり聞いて提出してほしい」
との苦情が出たとのことだ

このような状態で該当議員は宿泊費の返却を行った
訴訟の目的は「宿泊費の市への返却」であったので
形の上では裁判で方がついたわけではないが、目的は果たされた
だが訴訟という白黒をつける場としては、返却されてしまったので
もはや争点が存在しないことになり、裁判で争う点が無くなってしまった
(訴訟の手続きは次の段階に入る)

これをうまくダメージを免れた上手い戦術と見るか
卑怯な戦術と見るかは、、微妙なところだが
金銭の返却は、実は議員さんが敗訴したときと全く同じ手続きによってなされている
お金を返却するということは、まずは政務活動費の使い方を書いた書類の変更を
議長なり事務局に求め、それが了解されれば遡って政務活動費の書類の変更が行われる
要は、敗訴しても敗訴の前に返却しても、手続き上は同じことをしなければならない
これをどう考えるか、、
敗訴したときと同じ手続きしているし、実際にお金も返却されたのだから
訴訟上の形(結果)がどうであれ、実質的な勝ち負けは原告側の勝利と見るほうが自然かもしれない

ところで、細かい話だが個人的に一番納得できないのは、ここで要した弁護士費用のことで
以前にも取り上げたが、原告側の費用は市民有志の身銭の中から捻出された
ところが、議員さんの方の弁護士費用は、なんと市から支払われている
実質的に対象になっているのは6人の議員だが、訴訟の内容は
「支出責任者として市長は議員に政務活動費の返却を求めよ!」
となっており、その形式的な手続き上、市が支払うことになった

だがこれはすんなり仕方ないとは思えない
実態は市長に責任があるのではなく、明らかに議員の方にある
それを手続き上の成り行きで、市の税金をこのように使わせてしまって
果たして、市民感情は納得できるのだろうか

少なくとも自分は変だと考える
手続き上がどうであれ、実態は該当議員が訴えられている
その弁護費用は自分は払わないで市に払わせている
(金額は手付金10万円、その他実費30万円ほどらしい)
自分たちに関することを、これ幸いに市に支払わせておく、、
という状態は、どうしても変だと思えて仕方ない

ということで訴訟は別の段階に入るが、
議員さんは宿泊費の返却だけで良いのか、、、は
今後の問題となる、、ということ



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何故か項目が前年と変わっている

2020年04月26日 15時15分55秒 | 市政、市議会に関することなど

少し独断的な話

何かを時系列に比較する時は、例えばアンケートなら同じ質問を
続けたほうがわかりやすい
内閣の支持率アンケートも、あまりいい質問ではないと思うものの
質問を変えてしまうとその変化がわからない
だから、相変わらず同じ質問の調査をしている

ところが、同じことをしているのに項目(明細)が変わっていることがあった
縁があって手にした我市の事業の書類のなかにそれはあった
その事業は前年とは変わらないで継続することになった
ところが、その費用項目をよく見ると何故か前年の項目と同じではなかった
同じようなニュアンスだが微妙に違う
どちらかといえば、それが何を意味しているかわからない抽象的な
項目(名)になっていた

同じことをしているのだから、項目(明細)は変える必要はない
年による違いもわかるし、項目の表を作るときもコピペができて楽なのに
変えるほうが不自然なのだが、何故か変わっていた

こういう時は、何か隠したいことがあるのでは!
と、最近疑り深くなってしまった直感が動き出す

変える必要はないのに変えた
年度別の変化がわからないようになっている
何故?

実は、あれを隠したいのだな!と見当がついた(想像・独断だが)
決算(公会計)では普通に公表されているが
実際にはその事業は支払わなければならない、あまり表に出ていない金額がまだあった
(これは担当部署が意図的に隠すと言うよりは、公会計上のルーズさからきているものらしい)
決算の書類上はその年度内で問題ないように見えても
実際は年をまたいで支払いをしなければならない金額がある(この事実は現場は認めている)
それを正直に未払い分として計上することは(この事業自体の継続が問題になったので)
ためらわれたのではないか、、

と、こんな風に、疑問を持ってしまう書類だが、
手にした中にはまだまだ首を傾げる項目がいくつかあった
(果たしてそれは何か?)

本当は勝手な独断の勘違いで終われば良い!
と思っているお人好しな、同居人にはいつも叱られる自分がいるのだが、、、

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今朝の高速バスのチラシについては奇妙な点が、、、

2020年03月22日 08時49分21秒 | 市政、市議会に関することなど

今朝(3月22日)新聞に折り込まれていたチラシがあった
それがこれ

しかしよく考えると、このチラシは奇妙なことがある

この事業は3月31日の実証実験で一旦切りになっていて
その後については新年度の予算可決を経て継続されることになっている

事業は先日の議会で可決し来年度も継続することになった
ところが議決されたのは、3月19日の午後だ
このチラシが折り込まれたのは今朝の3月22日

何が奇妙かと言えば、普通チラシの折り込みは前もって販売店なり配送センターに
届けておかなければならない
だいたい二日前くらいに届けるようになっている
土日とか祝日が入るともう少し早く届けなければならない
今朝のチラシは間(あいだ)に春分の日が入っているので、だいぶ前に販売店に持ち込まなければならない

ところがこの事業にゴーサインの議決がなされたたのは19日の午後
どうやらその時にはすでに販売店に届けられていたことになる(常識的にはこのように想像できる)
折り込み手配だけでなく印刷のことを考えると、随分前から委託企業は継続か中止かわからない状態で
印刷を進めてしまっていることになる

仮に議決されずに事業中止となれば、販売店はこのチラシの折り込み中止せざるをえないし
それをするのには大変な労力がかかって、現実的には一部は不可能な地区も出てきそうだ

でも折り込みの手配はすでになされている
継続か継続かがわからない状態で、どんどん進めてしまっているのは何故だろう?
と考えるのは当然のこと

委託会社は予算案が可決するに違いないと覚悟を決めて印刷・折り込みの手配したのか
それとも何かの確証があって物事を進めたのか、、
いずれにしても、時系列的にはとても奇妙なことだ

このことを普通に考えると、議会は馬鹿にされているとか軽視されている
と怒りを覚えるのが普通だと思えるが、わが市の議員はどのように感じたのだろう
(もしかして奇妙だということにも気付かない?)

 

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ハプニング発生(新城市議会最終日)

2020年03月19日 19時34分20秒 | 市政、市議会に関することなど

新城市の市議会関連の話題(あちらにもアップ)

やはり生(ライブ)は面白い
それは市議会でも同じこと
突然、思いがけないハプニングが発生し、それにアタフタする各議員の反応や
そのハプニングの意味・意図を想像すると、、、
これはミステリー的な楽しみ方ができる

今日は新城市議会3月定例会の最終日
議案の議決が行われる日で、それまでは粛々と進められていった
少し疑問の残る令和2年度の予算が、反対・賛成の討論が行われ
多数決によって原案どおり可決の結論が出た
その刹那、ハプニングは起きた
小野田議員から「休憩!を要請する動議」が提出された

???
一体、何が起きているのかさぱりわからない
小野田議員は席を移動して何か手に持って別の議員のところに歩み寄っている
バタバタしているうちに「動議に賛成か反対か?」の議決がとられて
賛成多数で一時議会は休憩となった

でも残念ながら議会のルールを知らない自分らは何が起きたか、一向にわからない
何が起きているのかわからないのは、議会に参加の幹部職員もそうだろう
(予算案も可決したし、ヤレヤレと思った職員もいただろう)
ポカーンとする間に、議会は結局のところ場所を移動して
急遽全員協議会が開かれることになった
(幹部職員はずっと待たされることになった)

場所を移した全員協議会で出てきたのが、今回の国会でも出てきた「付帯決議」なる言葉
どうやら議会として予算案可決に際し「付帯決議」を追加しようとの考えらしい
ところが、ここから先が議論が紛糾した
この付帯決議の内容を既に知っている議員がいれば、全く知らされていない議員がいる
ところでその前に、付帯決議とは何だ?との疑問が湧いてくるが、ネットで調べると
「議案を議決する際に付け加えられる議会の要望のことをいいます。
法律的な効果(強制力)はなく、政治的に尊重されるべきものとされています。」
とある

つまりは、今回の場合は、予算は議会として可決するけれど
行政には一言追加しておく要望があります!という内容を追加したいらしい

さてその内容はどんなものか?
となるのだが、付帯決議の内容を知っている議員と全然知らされていない議員がいる
議会の付帯決議は数人の提案でなされても法的には問題無いそうだが
議会から行政に要望するのに少数の議員では説得力やら切実感に欠ける
そのために一般的には付帯決議は「全会一致」の状態でなされるのが普通で
今までの新城市でもその様になされてきたのだそうだ

付帯決議の内容の良い悪いは別として
その付帯決議を予め知らされていた議員と、全く知らされていない議員の間では
素直に付帯決議の討論や賛成に加われない気持ちはわかる
結局のところ、ここからは手続き論の良し悪しや、付帯決議の中身に入った議論が
幾度となく繰り返されることになった

ところで、付帯決議の内容は一体どういったものか?
傍聴者には詳しくはわかりにくかったが、高速バス「山の湊号」に関することらしい
市民の間の中にも議員の中にも意見の相違があるこの件については
議会は無条件に了とするものではなく、絶えずチェックをするので、、、、して欲しい
といったニュアンスを加えたかったらしい(と想像する)

でも問題は、何故急にこの話が出てきたか?という点
付帯決議の内容や存在が良い悪いではなく
何故急に出てきたのか、しかも一部の議員しか知らされず、、、、

実はここに現在の新城市の議会の問題点が集約されているように思われる
何故急にこの案が出てきたか、、、
自分にはだいたいの想像がつくが、、さて

 

 

 

 

 

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「高速バス」新しい契約書はどうなっているのだろう

2020年03月18日 08時44分36秒 | 市政、市議会に関することなど

二日後には議決されて継続事業となる高速バス事業
その前に少し疑問に思っていることを列挙してみると
まずは、委託会社との契約はどのような内容になっているか?
という点

3月31日で一旦実証実験の契約は切れる
当然のことながら継続を予算計上している市は委託会社と今後の契約の内容を
既に詰めているものと思われる
行政の話では、今後3年間の継続を予定しているから当然契約も3年に及ぶものだろう
その契約内容は前回と同様なものか、、どうかが気になる

そもそも年度初めに計上されたバス事業の(過去の)予算数字は
委託契約金(年度別に割り振った)プラス乗車不足分見込みの金額となっている
委託契約金のみで予算計上はしていなくて、最初から赤字があるものと想定している
これは現実的な考え方で、この不足分の数字は直近の6ヶ月の実績から導き出している

市は乗車人数が少しづつ増えているといいながら、予算計上の仕方から見ると
不足分がいつまでも継続する可能性を認めている
利用者数の数字は月々に委託会社から報告を受けているので
エクセルの機能を使えば将来の数字を予測をすることができる
手元に正確な数字があるわけではないので何とも言えないが、これを行ってみれば
冷徹な予測数字はいつまで経っても収支バランスは改善しない、、
との結果を表しそうな予想がつく

好転しないとの現実を踏まえて、予算計上をしなければならない職員は
どんな気持ちでその職務にあたったのか、、と思うと少しばかり同情してしまう

ところで現実的には市は委託会社に契約金に不足分を加えて払っているので
今度の契約は最初から現実的な支払い金額(不足分を含めた金額)に近い数字が
契約金額となっていないかが気になる
そんなことはありえず少なくとも前回の契約と似たようなもの、、と考えるのが
常識的だが、どのような契約かわからないので判断のしようがない

行政は今回の議員・市民からの指摘を受けて、今後は一年ごとに利用者等の数字を
しっかり分析し事業の継続云々も検討する、、と答えているが
現実には委託会社とは3年にわたる契約をするものと思われる

行政の方が言われるように一年ごとの検証で継続中止の判断をするのならば
途中で中止になった場合は金銭の支払いはどうなるか
委託会社にいつまでに報告するのか、、といったことは契約書に書かれているのか
(ちなみに今までの委託契約は途中で議会が予算を認めず中止になった場合は
 違約金の発生は無いとなっていた)
このような素人にも湧き上がる疑問をそのままにして、議員は安易に
議決していいのだろうか、、

昨年に提案された新城市の浅谷地区の養鶏場の買上げも
今回と同様に素人目には妙に急いでことがなされている感じだった
これは急遽、臨時議会が招集され、様々な奇妙な点の指摘を受けたにもかかわらず
あれよあれよという間に進められていった案件で
議決に反対議員は養鶏場の買上げに反対したのではなく
行政のやり方自体に反対し、もっと丁寧な議論が必要としたもので
今回の進め方とそっくりだ

ただこうした問題は市民の関心が低いのも現実だ
いつかは自分の身に降り掛かってくること、、、と想像力を働かせて
心配性な市民が声を挙げても、圧倒的な無関心が世の中を支配する現実

ものごとは急に良くはならない(変化しない)
これは何度も経験した事実
諦めずにコツコツと進めていくしか無い
しかし、それで間に合うか、、、
時々、不安を覚えてしまう

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予算決算委員会予備日(新城市議会)

2020年03月17日 18時06分39秒 | 市政、市議会に関することなど

新城市の話題で昨日の続き

いつもなら一日で終了する新城市議会の予算決算委員会
市議会のHPよれば議会スケジュールは念のため予備日を設けている
ところが今回は予備日の時間の追加どころか、もしかしたら
時間が足りなくなるのではないか、、と思わせるだけの質疑が行われた

今日(3月17日)の出来事は、後に議会の広報誌で結果だけは報告されるかもしれないが
それ以外にとても重要な出来事があったので、多少なりとも新城市政に
関心のあるものの責任として、一次資料、あるいは備忘録としてアップする

予算決算委員会の一番の大きな役割は、予算決算委員会に付託された
第18号議案の令和2年度の一般会計予算の議決だ
この予算の中には以前から取り上げているように新東名高速道路を使った
名古屋新城直行バス「山の湊号」の予算が含まれている

予算決算委員のシステムは、令和2年度の予算は一括して賛成か反対かの判断が要求される
例えば予算案の中に賛成できないものが一つ入っていて、他は賛成できるとしても
常に求められるのはトータルな判断で全体についてイエスかノーかだけだ
しかし、それでは市民間にいろんな意見があるのもかかわらず
単純に丁半を決めるのはあまりにも強引過ぎる、、というので
議会にはこうした時のために議会運営上のいろんなテクニック(手段)がある

その一つが修正案という方法がある(議員でもないし、議会運営の知識もないので間違っているかもしれないが)
普通は修正案というものは、予算案が否決された場合、行政が急遽作成するものらしい(?)が
今回は議決前に議員(山口議員)が作成した修正案を動議(議員提案?)として提出された
その内容は、大雑把に言えば税金の使い方として市民間に疑問の声が大きい高速バス「山の湊号」
についての項目は外した状態で予算を出すべきで、外された金額については一時的に基金に収める
といった方法をとって、全体予算を考えたらどうか、、というもの(あってるか自信はないが)

手元にはなにもないので想像するしか無いが、この修正案はかなり面倒くさいものだったようだ
まずは予算計上の書式があって、それに沿って書かれていなくてはならない
修正箇所が一箇所あると、それに連動してその他の部分もいろいろ変わってくる
その一つ一つに目を配らなければならないし、説明の用語も変えなくてはならない
その結果、一部を修正するだけで数ページに渡る書類を提出しなければならないことになる

議員が提出した修正案については、申請者が作成した資料を議員全員に配布されたのち
申請者の趣旨説明や彼に対する質疑が行われた
予算決算委員会は市の各部署の部長クラスの方々が出席して、質疑に答えるようになっているが
この時、市の要職の方々は役割が終わったにもかかわらず、席を離れることなく
議員さん同士の話(議論)を聞く羽目になった

山口議員の修正案は、市民間にも関心の大きなこの件については、
慎重な討論がされるべきであるのに、その基本となる情報が行政からは真面目に答えられていない
しかも、判断の可否を決める要素のマーケティング会社からの報告は
議決(19日)が終了した後の25日になっているなど、議会軽視の傾向が見られるので
ここは一旦じっくりと熟慮のための時間をとったほうが良いというもの

壇上に立つ山口議員に、彼と向かい合って座る議員が質疑をしている姿は、
まるで一般質問で議員が行政の方々に質問しているかのような光景で少し奇妙な気がした

質疑は修正案に賛成のニュアンスで、山田議員、丸山議員、浅尾議員が思いの丈を述べた
その内容は圧倒的な不採算性について、次に市民は具体的に行動を起こしていることについて
その他にも行政は継続希望ならばもっと早い時点で報告をすべきだったし、議会の質問に対しても
真摯に答えるべきだった、、などなど

一方、否定的なニュアンスでは「経営的な考えを入れて」予算組をするというのは
全部が全部黒字でなければならない、、ということではなくて、大きな企業は
赤字部門もあっても経営的に考える、、ということもありうるのではないか、、
といった意見もあった

他には修正案に用いられている用語が「高速バス運賃」ではなく
「高速バス事業」のほうが良いのではないか、、との指摘があった

もうひとり質疑した議員がいたが、内容がよくわからなかった

質疑が終わると、次は討論になった
議員同士が議員の出した案について議決をするこの光景を見ていて
急に頭に浮かんだことがあった
それはただただ議員たちの討論を聞いているだけの羽目になった
市の幹部職員たちは、これをどの様に感じているだろうか、、、ということ

正直なところ高速バスについては、市の職員は議員から徹底的に追求されている
それに追い打ちをかけるような修正案の提案
普通に考えると仲間意識のある職員さんたちは、議論の内容のいかんを問わず
自分たち(の仲間)を追求した議員を好ましく思わない可能性がある
しかし、行政は自分の部門はしっかり詳しいいが、他の部門はまるっきりわからない
ということがあるので、今回の様に大ごとになったことで初めて今起きていることが
理解できたということもありうる

今回の修正案で実は一番大きな影響は、実はこのことではなかったではないか
議員が面相臭い書類を作り、裏付けとなるデータと共に筋道が通った討論を続けている
そして各人が責任感をもった姿勢を見せつけている
仮に議員の進歩があると言うなら、今回は進歩が歴然と現れた出来事と思える
この様子を見て、市の幹部職員はこれからは少しは覚悟して議員と対峙しないとマズイ
と思ったのではないか(希望的意見)

質疑が終わって修正案に対する賛成・反対の討論が行われた
この質疑・討論になにも参加しない議員は数人いたが、彼らは何を考えているか
外からは何もわからなかった

修正案に対する議決が行われた
賛成は山口、浅尾、澤田、山田、滝川、丸山議員の6名
結局は賛成少数で否決されることとなった

議決は個々が純粋に合理的な理由で判断するとは限らない
むしろ人間的な、不合理な感情の入り混じったものが大きな意味をもつ
実は修正案に反対した人のうち何人かには共通していることがある
その共通点とは、、、現在進行している裁判に関すること
現在、議員の数名が(実質的に)被告となって訴えられている

この賛成反対の結果が、裁判と関係しているかいないかは
現実にはわからない
ただ訴えられている方々はみんな反対をしている、、
という事実は歴然と存在する

議員の存在理由である議決権
市民から依頼(付託された)行為は、その判断理由を自分の説得力のある言葉で
説明できて、初めて信用されるようになると思う

今回の結果は、予想していたとおりになったので驚きはなかったが
でも本当にそれでいいのだろうか、、と思ったりする
特に何も言わなかった人たちは、、、

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予算・決算委員会(新城市議会定例会)

2020年03月16日 19時38分49秒 | 市政、市議会に関することなど

地元新城の話題で、以下はあちらからのコピペ

おそらくどの地区でも同じように順番にやってくる区のお役目
生きてるうちに一回は仕方ない、、、と思うしかないが
いざその役目になってみると年度の初めは不安でいっぱいになるだろう

特に区長さんは地域の一年の予算・行事の全部の責任がかかってくるので
ストレスのかかる役割だ
我々の地区は違ったが、他の地区では区長さんになる前に会計役を一年すると聞いた
なるほど、お金の流れを知ることで区の全体像とか行事の流れが理解できるようになる

お金の流れで全体像を把握するのは区のみならず市でも同じこと
今日は新城市議会定例会のうち、予算・決算委員会が行われた
来年度予算についての審議(質疑?)だが、どの様にお金が入ってくるか
どこからが多いか、昨年との比較の上でどうか、、、とか
何に使う計画なのか、具体的に何に使われるのか、その金額は妥当か、それは例年と比べてどうか
などが議員からチェックが入る(行政に対する質疑というかたちで)

実はこのチェックがなかなか大変そうだ(それが仕事だと言ってしまえばそれまでだが)
何しろ暑さ5センチ位の分厚い数字ばかりが載っている資料を読み込んで
行政に質疑しなければならないからだ
これが今年度分だけ読み込んでいると何の意味もなさない
昨年の分、一昨年の分を読み込んで、その違いを丹念に探さなければならない

一般質問ほどではないが、この予算決算委員会は案外興味深い
全然おもしろくないものもあれば、
そうなのか、、、と気がつくところも少なくない
と同時に、ここが実は議会で一番肝心なところではないのか、、とさえ思うことがある
だから、個人的には一般質問だけでなく予算決算委員会も傍聴者が多かったり
議会中継があると良いと思う

この予算決算委員会は議員の姿勢、心構えが垣間見て取れる
何しろ分厚い資料を読み解かなければならないから
やる気とか根気とか数字に対する想像力が必要となる
質疑の出来不出来はあるにしても、今日の予算決算委員会において発言した議員は
やる気の面では評価できると思う
今日の発言者は、山口議員、山崎議員、丸山議員、浅尾議員、澤田議員、小野田議員、山田議員
明日は鈴木長議員もあるようだ
この中で、山口議員、丸山議員、浅尾議員は本当に多くの質問をしている
(委員長は村田議員)

この中には質問がダブることがあったが、そのおかげで傍聴者にはわかりやすくなった
点もあったので、一概にダブったことが良くないこととは言えないかもしれない

今日の質疑のなかでの一番の熱を帯びたのは高速バスの問題についてで
山口、丸山、浅尾、澤田、山田の5人の議員が取り上げて、
様々な角度から個々のキャラクターにあった質問の仕方で追求した
その中で議員に多かった不満や怒りは、可否判断をするのに必要な材料であるマーケティング会社からの
報告書が議決後に出るという事柄で、何故行政はそんなことをしたのだろう、、と疑問に思う

高速バスについてはいろんな評価がある
今日明らかになったなかには
通勤・通学の足を確保して定住人口を増やすのと名古屋方面からの観光客を増やす
という当初から言われていたことの他に、収支バランスを確保するという項目も最初からあったことだ

政治は結果責任と言われる
こういう理屈があってこうなるはずといった結果が外れることのない方程式のようなものはない
覚悟を持って未来を想像し、その未来の姿になるように努力したうえでの
どのような結果になろうとも、ある時点での事実を求める覚悟が必要だ
(少なくとも当初の目的は果たせていない)

高速バスは今利用している人たちにとって廃止は怒りを覚えることになるかもしれない
同様に、利用していない人には存続は無駄遣いと思えるかもしれない
今、損切りをすべきか、、もう少し様子を見るか、、、
3年9ヶ月の実証実験は、その判断をするための期間であったと自分は思うが
総合的な判断という抽象的な言葉によって、実証実験の意義すら曖昧にされている印象をもつ

以前読んだ政治学者の三浦瑠麗の本には
「行政はその事業をやめる判断基準、数字を持つようにするのが最近の傾向だ、、」
とあったのを思い出した
それをなんとかいう言葉で紹介していたが、残念ながら忘れた

ところで予算・決算委委員会は長引いたので、明日も開かれることになっている
そこでは、めったに見られない状況が出てくるとか、、、、

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時系列的におかしな出来事

2020年03月14日 09時30分08秒 | 市政、市議会に関することなど

新城市の話題

新城市議会の3月定例会のスケジュールでは、3月19日に議決が行われることになっている
年度末のこの時期の市議会は、来年度の予算に対し議員の慎重な判断が要求される定例会だ
この来年度予算の中に、しつこく取り上げている高速バス「山の湊号」がある

ところが時系列的におかしな出来事がある
冒頭に挙げたように3月19日には議決が行われる
ところが「山の湊号」の存続か否かの判断の需要な元となるマーケティング会社からの報告
(アンケート調査の)が提出されるのは3月25日なのだ
つまり、議決の判断の基礎となる資料が、議決が済んだ後に提出される段取りになっているのだ

これはいったいどう考えたら良いのだろう?
議会(議員)は予算案の反対するわけがない、、
時間が切迫していて、予算案の否決などが起きたら来年度の予算が執行できない、、
それともマーケティング会社からの報告は大した要素ではない、、
それとも、、、

どの地区でも見られるようだが、市議会は上程された議案にほとんど賛成を下すことが多い
それは否決しようがないような、議決という段取りを踏むだけの議案が多く存在するためだ
ところがことお金に関わる予算については、その年になすべきこと、つまりは市民の生活に
関わることなので慎重な判断が要求される

そのためにチェック機能としての議会が存在する
予算提案権をもつ市長、予算について議決権をもつ議員は、別々に選挙で選ばれる
よく「市長は車のアクセル、市議会はブレーキ」と言われる(車の両輪ではなくて)
お互いの役割が違うのだ
そのブレーキ役の議員に、ブレーキを踏んだほうが良いのか踏まないほうが良いのか
の判断のもとになるものが無いままに、スケジュール的に議決行為だけが要求されているということだ

この事実に対して、正当な怒りを覚えている議員が存在する
それは議会の中でも「議会軽視だ!」との不満を口にする
だが、何も反応しないというか、このことに対してどの様に感じているかが
表情・態度からは伺い知ることのできない議員も存在する

議決は最終的に多数決で決められる
その前に、議案に賛否の討論が行われる
この討論が議員全員が行うわけではなく、賛成の議員、反対の議員が2.3人でてそれぞれの理由を主張する

ここで問題なのは、「議会軽視」に怒りも見せず、その考えを予測するのが難しい議員は
この討論に登場せず、議決のみに意思表示を表す事が多い
どの様に考えて賛成したのか、、はわからないまま、賛成・反対だけのカウント数になっている

新城市の市民は、最近は市議会議員に厳しい評価をするようになってる
(厳しい評価をせざるを得ないのが現実)
今回は議決のカウント機能だけの議員か、
それともきっちりと自分の判断根拠を示すことのできる議員か
はっきり見て取れる議決になりそうだ

ところで、やっぱりこの時系列はどう考えてもおかしい
行政がよく使用する「適切」という言葉は、そのステップがきちんと行われることで
その正当性が担保されるが、今回は「適切」とは言えないと思える

 

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「高速バス運行廃止の請願書」提出、その前後の話

2020年03月13日 09時55分05秒 | 市政、市議会に関することなど

新城市の話題で少しばかり面倒くさいが、少し前の「高速バス運行廃止の請願書」
に関すること(情報の不平等性)の続き

市長あてには約1700筆の署名を添えて、議会あてには決められた手続きに則って
「高速バスの運行廃止を考えて欲しい」との内容の請願書が
提出されたところまでは前回までの話(メディアには報道されなかったが)

実はこの行動は思いつきのように勢いでなされたものではない
その前に「請願書」とは何か?とか
決められた手続きとは?が気になるところだが
新城市のHPによれば、

請願は憲法で保障された国民の基本的人権の一つで、市に対して所定の手続きにより意見や希望を述べることができる権利です。
請願される場合には、請願書に邦文を用いて次の記載事項を記載の上、議長あてに提出していただくこととなります。
その記載事項とは
●  請願の趣旨 ● 提出年月日 ● 請願者の住所・氏名、押印 ●表紙に紹介議員の署名又は記名押印
 請願は、付託された委員会で審査の後、本会議で審議されます。
との説明がある

記載事項にあるように議会に対しての請願は「紹介議員」の存在が必要だが
今回も紹介議員の存在があって手続き上問題なく行われた

そこで話は最初に戻って、思いつきのようになされたものではない、、部分の説明を!

今回の行動を起こした市民団体は高速バスの運行については以前から疑問視していて
議会報告会でも運行反対の意思表示をしていたし個人的にはこの場所でも取り上げている
もちろん運行を続けて欲しいとする人の存在や、希望を無視するものではない
ただ、現実的な税金としての使い方としてふさわしくない、実証実験が終わったのだから
芳しくない利用者数を鑑みて次年度の予算計上を控えて欲しいとの意思表示と
前提となる情報を得るために、来年度の予算計上する前の昨年の11月12日に
市の担当部署に行きヒアリングを行っている
このヒアリングに関しては約一週間前に予約を入れて、なおかつ質問事項をメールで送っている
(議会の通告のように)

その内容は、議員と比べて情報が手に入りにくい市民が
事業の評価のためには必要とする基本的なものとして求めたもので
例えば、
1.新城市から名古屋に通勤点・通学している人は何人いて
 実証実験が始まる前と現在までの変化はどうか
2.湯谷温泉の方々に新聞広告の効果を聞いているか
 聞いていたとするとその評価は?
3.市民モニター・アンケートで山の港号について三年間行っているが
 どのように解釈しているか?
とか

【乗車数実績】
1~3便:新城⇒名古屋、名古屋⇒新城のそれぞれの乗車人員と1~3便平均の乗車人員
① 7/1~7/7 一般市民向け無料お試し乗車⇒利用状況は?
 ・企業向けなどに無料乗車券を配布したが、その発行枚数と利用状況は?
また今後無料回数券など配布する企画はありますか?
② 7/8 本格試行運行開始以後の各年度の月別1~3便乗車数実績と年平均乗車数について
28年度(7月8日~3月)、29年度、30年度、31年度(10月まで)
とか

【費用と内訳】とか【その他】細かいことまで項目が挙げられている
そして最後に要望として

●本年度で試行期間は終わりますが、市の公金投入の事業なので検証が必要であることは言うまでもありません。
(愛知県一貧しい新城市が毎年4千万円弱の公金をつぎ込むような事業は当然廃止することになると思いますが)

【試行期間の検証について】
① 検証会の構成メンバー、担当課、担当職員は?
② 検証会の実施状況及び内容(議事録ありますよね)
③ 税金を負担している市民の間にも賛否両論がありますが、市民の意見を聞く場を設定する必要があると思いますが、予定していますか?
(予定していないのであれば市民の会として説明会設定に協力したいと思います。例えばお出かけ講座などの活用)

等などとなっている
要は昨年から粛々と高速バスの予算計上、あるいは運行廃止のための運動を
行政の方にも市民の意見として伝えていたということ

ところでこの「議会あての請願」は総務消防委員会に付託されて
昨日3月12日に申請者、紹介議員の参加の上で特別に会が開かれた
そこでは、まずは申請者の請願の趣旨・思い、請願の根拠となる準備したデータの紹介が
次に、紹介議員の話(これはなかったが)、そして最後に委員会のメンバーからの質疑
の段取りで行われた
大した問題もなく時は過ぎて、会は終了
申請者・紹介議員は委員会から退出して
請願の扱いについて総務消防委員会のメンバー同士の話し合いとなった

ところが傍聴していて困ったのは、ここからの経過が素人にはよくわからなかったこと
会議としての区別「討論、自由討論」とか、そこで話されたことの有効性がわからない
次に普段の生活では聞くことがなく意味と評価がわかりにくい「趣旨採択」などの用語
そして市議会の全体の流れの中でのこの委員会の時間的な位置づけ(予算委員会の後先の関係)
何を言わんとしているかはわかるはずなのに、素人目には奇妙と言えるほどの定義の厳密化
(予算計上されただけで存在していない事柄を廃止することはできないとか)
【※これは理屈として分からないではないが、表現がまずかったのなら訂正という形で
 すますことはできないのか、、とか思ってしまった】
がメンバー間で話し合われた
そして、小一時間のうちに結論がでた

戸惑ってしまったのは、この出された結果も喜んで良いものか
失望すべきものなのか、、、がわからないことだ
雰囲気的には、申請者の言わんとする事はわかるとの印象をメンバーがもった様に思われた
だが問題はその後の予算委員会との関係とか、その後で開いたほうが良いとの声もあがった
全員協議会の存在とか   
正直なところ市議会の全体像がよくわからなかった、、

だが、聞くところによると今回の結論は、そんなに悪くは無いもの、、らしい
どうしてそんなに悪くないのかわからないが、そこには請願は多くの場合不採択に
なって終わることが多いが、今回はそうではなかったので、、後々の採決にも影響する
とのことらしい

わからないまま書いているので、間違っている部分が多いかもしれないが
とにかく請願書を出す前と、出した後にはこのようなことがあったということ

 

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市のお金の使い方について(高速バス絡みで)

2020年02月07日 09時20分01秒 | 市政、市議会に関することなど

人と話したり、何かを作り出したりを継続的に行うことが、ボケ防止には良いそうだ
本を読むだけでなくアウトプットを伴わないと
自ら考えることを止めてしまう癖や習慣に陥ってしまうらしい

ボケが心配な年齢だし、少しばかり本に依存体質となっているので
できるだけ読んだ本の内容を同居人にわかりやすく説明することにしている
人に説明することによって自分の理解が深まったり、頭を使うことにもなるので
ボケ防止になるだろうと思っている

この場所での投稿もその一環で、何のためにしているかと言えばボケ防止
の一面があるのも事実
でも少しは何かのためになるとありがたいとは思っているけれど

日課としているこの場も、横着したいとか、より広がりを期待したい時は
別のブログからのコピペを行うが、今朝は横着したい方の誘惑に負けて
新城市の新東名経由の高速バスについての話題を以下にコピペ

ここから↓

 先月読んだ「実践行動経済学」の本の中に
このようなエピソードが紹介されていた

ある人が友達からお金を貸してほしいと頼まれて
お金を貸すことになった
その晩、貸した人物の家に行くと「家賃」「水道光熱費」などと
とラベルの貼られた広口の瓶があり、そこにはお金が充分入っていた

それを見たお金を貸した人物は
「お金があるのに何故借りる必要があったのか?」
と聞いた
するとお金を借りた人物が見せたのは、中身が空の「食費」
とラベルが貼られた広口の瓶だった

経済学上の理屈ではお金は代替可能物であり
お金にラベルは貼られていないので
自分の裁量のなかから工面すれば良いことなのだが
どうやら人が持つ「心理会計」の仕組みは、この理屈に反する行動を起こしがち
というのが、この本の伝えたかったことだ

これを読んでいた時、前回の高速バスのことを連想してしまった
少しばかりニュアンスは違うかもしれないが
代替可能物としてもお金の使い方の問題だ

高速バスに関しては現場の人間として職員が赤字を減らすべく努力をすることや
お金の使い方の正当性を訴えることについては、職務上は当然であり
そうでなくてはならないと思う

しかし、代替交換物としてのお金は、
このお金が他のものに使われていたならば、、
と想像することもできるし、使い方の良し悪しの比較もできる

つまり、高速バスの問題は、その分野の問題(採算性とか効果とか)だけでなく
他の方面の視点(お金の使い方)での評価も必要ではないか、、ということ

どうやら市では前回の浅尾市議の一般質の指摘にあったように
急がなければならない点(新城小学校給食室のトイレなど)についても
実施が保留されていることが多い
広口瓶のお金が無いといってほったらかしにしたり、借金をするのは
適切なお金の使い方なのだろうか、、、(近い内に給食室のトイレは変更されるようだが)
と情報量の少ない小市民である自分は思ってしまう

ということで、高速バスについては、この予算を別に使ってみたら、、、
との視点も必要じゃないか、、ということ
もちろん、高速バスの他に対する影響も考えなくてはいけないが
その説明が庶民に納得できるものかどうかも考えなくてはならないと思う

高速バス「山の湊号」は安易に済まされる問題ではないと実感している

 

 

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