DALAI_KUMA

いかに楽しく人生を過ごすか、これが生きるうえで、もっとも大切なことです。ただし、人に迷惑をかけないこと。

風(51)

2020-09-21 15:58:44 | ButsuButsu


9月19日に第1回波力ポンプ研究会を開いた。
講師は、東京大学生産技術研究所教授の北澤大輔先生だ。
タイトルは「再生可能エネルギーで地球温暖化から生態系を守る」だった。
ジュニアドクター育成塾の2次選抜の小中校生11名と卒業した高校生が4名が参加した。

最近、生徒たちと付き合っていると、大人よりずっとしっかりしていることに気づくことが多い。
あと10年後から20年後に社会を担うであろうこの子たちは、決して現実から逃げてはいない。
むしろ、自然環境の変化を正面から受け止めて、自分たちに何ができて何をすべきかを考えている。
環境行政に携わる意味不明な官僚たちに見せてやりたいくらいだ。

何を理由にしたところで、現実は嫌でもやってくる。
30年後の温暖化対策を議論するより、今、やるべきことを直視すべきだろう。
おそらく、あと10年で大きく自然は変化し、20年後には人間にとって劣悪な環境が始まる。
それを耐え抜くために、私たちにできることを伝えたい。

そう思って、新しいプロジェクトを立ち上げることにした。
その名も波力ポンププロジェクトという。
生徒たちが役割を分担して実施する仕組みを作りたいと思っている。
実際に予算を持って進めるプロジェクトチームの誕生だ。

決して冗談で言っているのではない。
これまでのように、計測して、警告する時代は明らかに終わったのだ。
すでに持続可能な社会は崩壊し始めており、生存をかけた世界へと突入している。
気候変動のエネルギーは大きく、一つの国家など平気で崩壊する。

広島へ投下された原子爆弾のエネルギーが10テラジュール
東北大震災が、その1万倍の100000テラジュール(1エクサジュール)
日本の1年間の全消費エネルギーが10000000テラジュール(10エクサジュール)
そして大型台風のエネルギーが100000000テラジュール(100エクサジュール)

琵琶湖も例外ではない。
この湖の水温が10℃上昇するエネルギーは、東北大震災のエネルギーと同じだ。
私の計算だと1980年から今までに、10000テラジュールのエネルギーが琵琶湖に貯まった。
こうして湖も海も急速に暖まっている。




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