堀場雅夫賞の授賞式があるというので、これから出かける。
直接の面識はないが、堀場製作所の製品はよく使うので招待状が届いたのかもしれない。
今年は、水の計測にかかわるテーマらしい。
いくつかの企業がこのような賞を設けていて、私も推薦者になっている。
大変良いことだと思うのだが、どの賞も選考のプロセスを明らかにしない場合が多い。
せっかく推薦しても、結果しかわからないのでは推薦のしがいがない。
助成金の審査でいつも思うことは、声の大きい委員やずうずうしい委員の意見が通りやすい。
明らかに差異があるのなら別だが、大方は同じような業績が多いので、強い声に流れてしまう。
国の助成金でも、ボスとなる審査員の系列に大きなお金が流れているのが現状だ。
特に、東京近辺の大学ではそうだ。
もう少し公平な審査があってもよいのではないかと思うのは、私だけだろうか。
地方の研究にも光を当てる仕組みはないのだろうか。
田舎はいつまでたっても田舎で、永久に都会に勝てないのだろうか。
堀場雅夫賞も、選考のプロセスがわかる透明感のある賞になってほしいと願って、授賞式に出てみることにする。