DALAI_KUMA

いかに楽しく人生を過ごすか、これが生きるうえで、もっとも大切なことです。ただし、人に迷惑をかけないこと。

大丈夫か(22)

2013-10-03 11:37:45 | ButsuButsu


毎日のように福島第一原発のトラブルが報告されている。

本当に大丈夫なのだろうか。

こんなに多くの人為的なトラブルが頻発すると、二つのことが考えられる。

作業員が極限的に疲労し、相互にチェックしきれていない。

もしくは、熟練した作業員が枯渇し全くの素人が増えてきている。

いずれにしても、時間との闘いなのだろう。

冗談ではなくて、とても深刻な気がする。

凍土遮水壁は冗談だとして、上策が必要だ。

海外の研究者とやり取りをしながら、いま代案を考えている。

要求として、ふたつの点を満たす手法を探す。

(1)地下水の進入と汚染水の隔離を切り離して考えること。

難しい問題を一つの方法で解決するのは下策だ。

まず地下水を制御し、そして汚染水を隔離すること。

(2)複雑な手法や電気を使わないで、視覚的にわかりやすい手法を考案すること。

システムが複雑になればなるほど、事故の確率が高まる。

可能な限り自然の力を利用することだ。

我々の案はこうだ。

まず、原発施設全体を取り囲むように運河(Canal)を作り、上流から来る地下水を運河に流す。

深さは30mくらだろうか。

この水はやがて海に流れていく。

運河の山側には透水性の壁、施設側には不透水性の壁を作る。

つまり地下水は入りやすく、汚染水は流れ出にくくする。

次に、建屋を取り巻くように内堀(Channel)を作る。

内堀の壁は透水性として、内部の地下水位調整の役割を持たす。

深さは10mもあればよい。

底には不透水性の汚濁防止膜を敷く。

水中に放射性物質を体内に取り込む植物プランクトンを培養する。

定期的に植物プランクトンを捕獲すれば、放射性物質が除去され水中の濃度は減少する。

この水を冷却用に再利用する。

ちょうど、外堀と内堀を備えた城(原発事故記念城)のようなイメージだ。

放射性物質が無毒化する200年後には、ピラミッドのような観光地になっているかもしれない。

次世代の子供たちに役に立つものを残すことは大切なことだ、と思うのだが。


10月2日(水)のつぶやき

2013-10-03 05:05:33 | 物語