小さな旅、大きな旅の写真物語(Virtual trips/travels)

京都や東京を本拠地として、自然の中や町を歩きながら、撮った写真をどんどん掲載します。いっしょに歩いているように。

自然教育園日記 その108  Sony α7RIII試写、その2 

2017-12-23 19:16:02 | 日記
自然教育園日記 その108  Sony α7RIII試写、その2 

Sony α7RIII + Sony FE 70-300mm の組み合わせで、Sony aα7RIIIが鳥撮りにおいてどこまで使えるかをここ3日追いかけている。今回は全てAF(AF-S)オンリー撮影。
Sony α7RIIIはAPS-C仕様とし、デジタルズームで1.5~2.0にズームしている。これで実質675~900mmとなります。
Sony FE 70-300mm の正式名はFE 70-300mm F4.5-5.6 G OSS SEL70300G。第一世代Aマウントの70-300mm F4.5-5.6 G SSM SAL70300Gの第二世代FEマウント版である。


2017-12-17

ノスリが現われると、カラスの防衛隊が集団で、ノスリを追う。ここのところこのバトルが続いている。相当上空を飛ぶノスリをSony α7RIII + Sony FE 70-300mmはAFでよくとらえている。


2017-12-17

赤く実ったイイギリの実を食べるヒヨドリの飛び鳥を撮ろうと、連日トライする。 
イイギリの実はうまくないらしく、実が黒くしぼんでから食べる。日が当たる場面で赤い実と飛び鳥を捉えることは容易でない。


2017-12-17


2017-12-19


2017-12-19
近くでシジュウカラがヒメガマの穂の茎の虫を食べている。このような近くの動きの速い小鳥の飛び鳥をSony α7RIII + Sony FE 70-300mmで捉えるのはほとんど無理。ほとんどスカ写真である。


2017-12-19  今日もノスリとカラスのバトル


2017-12-19

夕日に映える翼を撮りたいのだが、そう簡単にはいかない。


2017-12-19


2017-12-19
これは、ここのところ話題のルリビタキ・メスらしい。笹藪に突っ込むシジュウカラにつられて、ルリビタキが飛び込む。 スタンバイ状態のSony α7RIII + Sony FE 70-300mmはシャッターボタンへのタッチですぐに起動し、AFする。この時間の時間の短さは実用に対応できる。


2017-12-19


2017-12-20


2017-12-20


2017-12-20


2017-12-20
マユミの実を食べるメジロ。マユミはメジロ、エナガ、コゲラが食べに来るらしい。

マユミとは<この木で弓を作ったので 「真弓」の名になった。 真弓の樹質は硬いが、 柔軟性がある。 ピンク色の実が割れて オレンジ色の種子が出てくる。 この様子が とても美しい>と説明がある。

以上、ここまでの感想。Sony α7RIII はSony FE 70-300mmとの組み合わせにおいて、

1、Sony α7RIIIのAFは明らかに進歩した。425点のコントラストAFポイントがびっしりあることがきいているようだ。これまで信じていなかったのだが、AFポイントの増加がAFの実用性を進歩させることを実感した。薮のなかの小鳥撮りにおいて、十分実用性があるが、まだまだともいえる。DMFで補うことを考えなくては。それならばα9のAFポイント693は期待できる。Sony α7RIIIの瞳AFの効果が大変注目されているが、これが鳥や虫に通用するかはまだ試していない。

2、Sony FE 70-300mmは第一世代に対して、AF、色共に進歩した。当方の基準を満たしている。最も軽くて、安い300mmとして評価できる。

3、連写速度10コマ/秒はフルサイズ、高画素数カメラとして、ライバルのフルサイズ一眼レフを抜いている。α9は20コマ/秒はさらに期待できる。しかし、飛び鳥(ここでは飛び出す鳥を飛び鳥といっている。上空を舞う飛び鳥を相手にしているのではない)を撮るには、連写速度が速くてもどうしようもない。問題はシャッタータイムラグなのである。どうしてもニコン1のベスト・モーメント・チャプチャーまたはオリンパスのプロ・キャプチャーシステムが必要だ。AFやシャッタータイムラグにおいてSony α7RIIIはすでにニコン、キャノンに追いついており、飛び鳥が撮れないのは、ミラーレスであるからではない。ニコン、キャノンの一眼レフでもメクラ/フェイント連写をくりかえして、偶然に飛び鳥を撮っているにすぎないのである。α9にプロ・キャプチャーがついたら、40万円だして、α9を買ってもいい。これで、ほぼ完全に飛び鳥が撮れるだろう。プロ・キャプチャーは今はやりの車載カメラにはみんなついているのだから、Sony α7RIIIやα9につけるのは全く容易なことだ。

4、Sony α7RIIIやα9がニコン・キャノンを追いつくことに躍起となっている。このソニーの態度は、当方には全く面白くない。なぜ、ミラーレスでなければできないことをバージョンアップごとに確実に組み込んでゆかないのか? 例えばプロ・キャプチャーを組み込めば、完全にニコン・キャノンの一眼レフに差を付けられるのに。ソニーはニコン・キャノンに慣れ切ったプロカメラマンの言うことばかり聞いていているのではないか? 広く、カメラを使う人の率直なニーズを聞いて、過去に捉われず0ベースで便利な未来のカメラを作ってゆくべきだ。ニコン・キャノンに慣れ切ったプロカメラマンがSony α7RIIIに対する文句として、軽くて小さいのが気にくわないという(逆説的にSony α7RIIIをほめているともとれるが)。 ただの慣れの問題に過ぎない、軽々しく過去の延長で述べる意見は<愚>である。 <過去に捉われるな、未来を指向せよ><隣をキョロキョロ見ながら商品を作るな>と声を大きくして言いたい。ソニーの低迷を招いた、悪い癖に再び陥らないように願うばかりだ。

5、フルサイズSony α7RIIIの持つAPS-Cへのクロップ機構とデジタルズーム機構の効果は十分実用的だ。この組合わせにより、300mmのレンズが明るさを落とさずに実質900mmとなり、実用的画質で撮影できた。

6、最後の写真は、デジタルズーム2倍、実質900mm、ISO12800での撮影をさらにトリミング拡大している。ピントが十分でなく画質も十分でないが、このマックスの悪条件でこれだけ撮れれば、進歩を感じないわけにはいかない。これはカメラとレンズ双方の進歩と考えられる。

Sony α7RIII + Sony FE 70-300mm の組み合わせで、鳥撮りにおいてどこまで使えるかをさらに追いかけます。

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