Sony α7RII 試写 ~その12 もう一度手持ちMFマクロ撮影をトライ~
2015-9-15
場所は自然教育園。機材はSonyα7RII + Sony FE 90mm macroのみ。手持ちMFでマクロ撮影に挑戦。
カリガネソウの季節になりました。
こんな対象は一つの花の中のどこにピントを合わせるかで、全く違う絵になってしまいます。やっぱりMFがいい。
ヒガンバナ、こういう複雑な形も、どこにピントを合わせるかがとても重要。
小さな、小さなゲンノショウコの花。しゃがんで撮る時は、肘を固定できるから、手持ちMFで撮れる。
これは手持ちMF
こちらは手持ちAF
手持ちMFで全く遜色ない。むしろAFよりいい。
イモンジセセリとノハラアザミ
ヒガンバナの撮り方をあれやこれや研究していると、クロアゲハが飛び込んできました。数10cmの近距離で、手持ちMFで一つ一つピントを合わせながら撮ってゆきました。 うしろでかなり離れた距離から、おなじチョウをニコンデカレンズでものすごい機関銃連写しているカメラマンがいました。どんな写真が撮れているのでしょうか? 興味ありますね。思ったところにピントが合っているのだろうか? チョウが動くから、いっぱい撮れば、どこかに気に入ったピントの絵が撮れるのか? 当方はポツン、ポツンと連写無しどころでないマニュアルでピント合わせです。大工場大量生産と家内制手工業みたいな違いです。だって、チョウの表情が撮りたいじゃないですか。
立ちながら、このように上から下を見下ろして、手持ちMFで撮るのはカメラを安定させるのがとっても難しい。揺れてしまってファインダー拡大で撮れない。ファインダーx1でピーキングでピントが合ったとして撮っています。しかし、案の定、ピントが甘くて拡大出来ない。ファインダーx1でピーキング、そんな程度ではだめなんですよ。 しかし、AFでは小さな花の中心にまったくピントを合わせることが出来なかった。手持ちではどうやっても撮れないケースが出てくるのです。
水平ならピントを合わせられる。
なんとかヒガンバナを面白く撮る方法は無いかあれやこれや考えるが、うまいアイデアが浮かんでこない。 やっぱりライティングで変化を付けるしかないかな。
その気になれば、Sonyα7RIIでも手持ちMFでマクロ撮影ができるのだ。Sony FE 90mm macroはヘリコイドリングをスライドさせてAF-MF切り替えできるから、AF とMFを切り替えながらマクロ撮影するやりかたに落ち着きそうだ。無論三脚を持って行けるときは持って行きますが。
一つ気になるのは、AFからMFに切り替えると、AFでとりあえず合ったピント位置はご破算になって、全く違う位置からMFで合わせなければならないこのSony レンズの仕組みです。確か、他の会社のレンズはAFで合わせてからそのままMFで微調整が出来た記憶があります。このSonyの仕組みはダメですよ。
提案
1)全てはピントなんですから、ライトフィールド・カメラ方式を使わないとしたら、
ブラケットでISOだの露出だの動かすよりは、ピントのブラケットは出来ないもんですかね? 前者は電気的にブラケットすればいいのに、ピントは機械的にレンズを動かさねばならないから全く難しさが違うでしょうが。何か一枚トランススルーほどの膜を入れて、電気的にその膜の屈折率を極めて少し振ることは出来ないのかな? そうだセンサーの方をごく微量振ればいいんだ。ほんのわずかの変動でいいんです。震えてはいけないのでなくて、震えさせるんです。
2)現在のAFはまったく不出来と思います。Sony以外のカメラでも似たようなもんでしょう。なさけないくらいに不出来です。こんな程度のAFに満足していいだの悪いだの言っている人の気がしれない。こんな程度のAFだったらMFの方がずっとましなのですから。
Sonyα7RIIになったってどうしようもありません。よくインテリジェントAFなんて名前がつけられるもんだ。ライトフィールド・カメラの様に、根本的に考え方を変えられませんか? 取りあえずは何とか学習機能を組み込んでくれませんかね。カメラマンがどこにピントを合わせようとしているかを学習して、そのポイントを重点的にAFするのです。PCのWORDだって、使う人の漢字変換を学習して、PCは使う人の個人に適合してゆくのですから、そんなこと簡単でしょう。AF追尾だって、パターン認識でなくて、動くものを追いかけるように出来ませんか?パターン認識と動体認識を組み合わせるのです。やれることは一杯あるような気がするのに。Sony はNikonとNikonナイズされた評論家をほっておいて、使う人の個性や要求に自動的に合わせて行く本当のインテリジェント・メカを目指さなくては。
追記
アップしてから、すぐ気が付いたのですが、手振れ補正をつかえばいい。 最近、ハイレゾショット(オリンパス)とかリアル・レゾリューション(リコー)とか、ボディー内手振れ補正をつかって、センサーをわずかずつ移動させて、画質を向上させる手段が実用化されているそうですね。ピントも改善するのでしょうかね?三脚使用が前提だそうですが。ちょっと、カメラ雑誌をよまないとおいてかれてしまいます。
2015-9-15
場所は自然教育園。機材はSonyα7RII + Sony FE 90mm macroのみ。手持ちMFでマクロ撮影に挑戦。
カリガネソウの季節になりました。
こんな対象は一つの花の中のどこにピントを合わせるかで、全く違う絵になってしまいます。やっぱりMFがいい。
ヒガンバナ、こういう複雑な形も、どこにピントを合わせるかがとても重要。
小さな、小さなゲンノショウコの花。しゃがんで撮る時は、肘を固定できるから、手持ちMFで撮れる。
これは手持ちMF
こちらは手持ちAF
手持ちMFで全く遜色ない。むしろAFよりいい。
イモンジセセリとノハラアザミ
ヒガンバナの撮り方をあれやこれや研究していると、クロアゲハが飛び込んできました。数10cmの近距離で、手持ちMFで一つ一つピントを合わせながら撮ってゆきました。 うしろでかなり離れた距離から、おなじチョウをニコンデカレンズでものすごい機関銃連写しているカメラマンがいました。どんな写真が撮れているのでしょうか? 興味ありますね。思ったところにピントが合っているのだろうか? チョウが動くから、いっぱい撮れば、どこかに気に入ったピントの絵が撮れるのか? 当方はポツン、ポツンと連写無しどころでないマニュアルでピント合わせです。大工場大量生産と家内制手工業みたいな違いです。だって、チョウの表情が撮りたいじゃないですか。
立ちながら、このように上から下を見下ろして、手持ちMFで撮るのはカメラを安定させるのがとっても難しい。揺れてしまってファインダー拡大で撮れない。ファインダーx1でピーキングでピントが合ったとして撮っています。しかし、案の定、ピントが甘くて拡大出来ない。ファインダーx1でピーキング、そんな程度ではだめなんですよ。 しかし、AFでは小さな花の中心にまったくピントを合わせることが出来なかった。手持ちではどうやっても撮れないケースが出てくるのです。
水平ならピントを合わせられる。
なんとかヒガンバナを面白く撮る方法は無いかあれやこれや考えるが、うまいアイデアが浮かんでこない。 やっぱりライティングで変化を付けるしかないかな。
その気になれば、Sonyα7RIIでも手持ちMFでマクロ撮影ができるのだ。Sony FE 90mm macroはヘリコイドリングをスライドさせてAF-MF切り替えできるから、AF とMFを切り替えながらマクロ撮影するやりかたに落ち着きそうだ。無論三脚を持って行けるときは持って行きますが。
一つ気になるのは、AFからMFに切り替えると、AFでとりあえず合ったピント位置はご破算になって、全く違う位置からMFで合わせなければならないこのSony レンズの仕組みです。確か、他の会社のレンズはAFで合わせてからそのままMFで微調整が出来た記憶があります。このSonyの仕組みはダメですよ。
提案
1)全てはピントなんですから、ライトフィールド・カメラ方式を使わないとしたら、
ブラケットでISOだの露出だの動かすよりは、ピントのブラケットは出来ないもんですかね? 前者は電気的にブラケットすればいいのに、ピントは機械的にレンズを動かさねばならないから全く難しさが違うでしょうが。何か一枚トランススルーほどの膜を入れて、電気的にその膜の屈折率を極めて少し振ることは出来ないのかな? そうだセンサーの方をごく微量振ればいいんだ。ほんのわずかの変動でいいんです。震えてはいけないのでなくて、震えさせるんです。
2)現在のAFはまったく不出来と思います。Sony以外のカメラでも似たようなもんでしょう。なさけないくらいに不出来です。こんな程度のAFに満足していいだの悪いだの言っている人の気がしれない。こんな程度のAFだったらMFの方がずっとましなのですから。
Sonyα7RIIになったってどうしようもありません。よくインテリジェントAFなんて名前がつけられるもんだ。ライトフィールド・カメラの様に、根本的に考え方を変えられませんか? 取りあえずは何とか学習機能を組み込んでくれませんかね。カメラマンがどこにピントを合わせようとしているかを学習して、そのポイントを重点的にAFするのです。PCのWORDだって、使う人の漢字変換を学習して、PCは使う人の個人に適合してゆくのですから、そんなこと簡単でしょう。AF追尾だって、パターン認識でなくて、動くものを追いかけるように出来ませんか?パターン認識と動体認識を組み合わせるのです。やれることは一杯あるような気がするのに。Sony はNikonとNikonナイズされた評論家をほっておいて、使う人の個性や要求に自動的に合わせて行く本当のインテリジェント・メカを目指さなくては。
追記
アップしてから、すぐ気が付いたのですが、手振れ補正をつかえばいい。 最近、ハイレゾショット(オリンパス)とかリアル・レゾリューション(リコー)とか、ボディー内手振れ補正をつかって、センサーをわずかずつ移動させて、画質を向上させる手段が実用化されているそうですね。ピントも改善するのでしょうかね?三脚使用が前提だそうですが。ちょっと、カメラ雑誌をよまないとおいてかれてしまいます。
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