31歳サラリーマンの ホジキンリンパ腫闘病記

悪性リンパ腫ホジキン病の発病から完治までの記録

@回想7 /精子保存の話

2010年11月15日 16時03分41秒 | 闘病記
このブログは知人も見ているので、今回の内容を
詳しく書くべきか 正直迷った。

夫婦のプライバシーに関わる内容も含むから。

でも、私の様に若くしてがんの治療を行う人には 絶対に知って欲しいし
もし私が知らないまま治療を開始していたら、きっと激しく後悔していたと思うので
妻と相談してブログに書くことにしました。


先日の回想で少し書いたように、自分で調べて
『がんの治療によって子供が作れない体になる』という事を知った。
★私が見た資料★

正確には、長期間 非常に子供が出来にくい状態になってしまう。

抗がん剤の種類にもよるが、薬の影響で生殖機能が2~5年間低下または失われる。
男性の場合は『精子造成能力の一時的な低下』

要するに、数年間『種無し』若しくはそれに近い状態になってしまうらしい。


ショックだった。


がん経験者である、保険会社のS氏に相談したところ
『医師に希望すれば、精子の冷凍保存をしてくれるはず』と教えてもらった。

方法としては『不妊治療の顕微授精』となってしまうが
実際に不妊治療をするにしてもしないにしても、選択肢を残しておきたいと思い
精子の冷凍保存を医師に頼んでみる事にした。


幸いな事に、受診していた総合病院は『不妊治療センター』も併設されており
医師に希望を伝えると、すんなり対応してもらう事が出来た。


不妊治療センターで診察を受けて精子の採取を行い
不妊治療4回分の精子を冷凍保存した。(保存期間は2年間)

『これで心おきなく治療にのぞめる』
心底ほっとした。


実のところ
他の病院ではどうかわからないが、私の時は
医師から『不妊状態になりますよ』という説明は一切なかった。

最初の勢いのまま治療を開始していたら、知らない内に『種なし状態』に
なっていた訳で、間違いなく激しく後悔していたと思う。


私の使用した抗がん剤に限らず、多くの抗がん剤で同様の副作用があるらしい。

ブログを見た人からこの情報が伝わり、たとえ一組でも
私と同じくがん治療にのぞむ若い夫婦の救いになったら


ホントに幸せです。


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