バイブルランドin福井

安田由久が驚くべき聖書の世界をご案内します

日本国民は、本当の「日本の死角」を知らなければならない 

2024-03-16 04:00:00 | 日本のゆくえ
ほぼ毎日、通う福井県立図書館で借りたのは、

「日本の死角」(現代ビジネス選書・2023.05発行)です。

今もなお、ベストセラーとなっています。

約1年前に発行されたもので、様々な日本の死角を問題提起をされた

16名の方が出筆されています。

その中で予見的中のものがあります。

まず、大前治弁護士の「自然災害大国の非難が

『体育館生活』であることへの大きな違和感」です。

阪神淡路大震災から東北大震災まで数多くの地震を踏まえて、

避難がなぜプライバシーも何もない体育館なのかへの問題提起です。

そして本年の元旦の能登地震を見れば、やはり体育館の避難光景でした。

同じ地震大国であるイタリアでは日本のような光景ではありません。

イタリアでは国の「市民保護局」が真っ先に動いて、

個人用テントを何万と用意し、入れなかった被災者はホテルを借り切って

公費で支払っていますが、日本の場合、劣悪と言うのを通り越して、

個人のプライバシーは全く無視した災害対応策であり、

同じ先進国である日本でこのような人権、

人格無視がまかり通っているというのは

世界の常識から100周遅れだといえます。

次に藤岡淳子(大阪大学名誉教授)

「性暴力加害者と被害者が直接顔を合わせた瞬間、一体どうなるか」

でも日本は世界の常識から100周遅れだということが明白となりました。

昨年、1年間はジャニーズ問題、そして今年はお笑い芸人の松本問題で、

男性女性問わず、性被害者への対応への人格無視です。

被害者のトラウマから立ち直り、公に発言するまでに

相当な時間がかかるのに、何年前、何十年前の性被害を

今更、蒸し返してという愚かな非難をするのは日本だけです。

他にも磯野真穂(医療人類学者)の「ご飯はどうして悪魔になったか」も

私が危惧していた問題提起でした。

また、井上春代(NPOエンディングセンター)

「日本で死後離婚と夫婦別墓が増えた理由」でも

死んでも一緒はイヤという方が急増しているというのです。

今回、4人の方を紹介しましたが、私は日本のほんとうの死角は、

この4つの問題に根底に何があるかなのです。

日本の死角は、世界の常識である聖書を知らないという死角なのです。

昨年の夏にJAF福井支部主催の安全運転講習会に参加しましたが、

この時に自動車運転席から見た死角の実技テストがあり、

自動車の周囲にコーンがたくさん置いてあり、運転席からそれが

何個、確認できるかというものでした。

乗る前はこれらの大半は、運転席から目視確認できると思って

イザ、運転席に乗ると確認できたのはわずか1割で、

9割は死角の中にあったことに唖然としました。

これを正しく知っておけば、かなりの事故は減らせると痛感しました。

つまり本当の日本の死角は自分たちが正しい、

見えていると思っていても世界の標準が見えていなければ、

暴走状態の運転になってしまうように世界に通用しなくなるのです。

その最大の死角が聖書を読まないという死角により、

世界の流れを正しく読むことができず、

置いてきぼりにされるということです。

隣国であります韓国がキリスト教徒が30%を超えています。

その韓国は20年前の経済破綻で、IT大国へと切り替えました。

その原動力は、キリスト教会だったのです。

その事実が見えていなかったことが、日本の死角なのです。

それに気づかず、20年間も死角を放置していたため、

日本はあらゆるところで世界から遅れをとってしまいました。

その最たるものが、アメリカを中心に大変革をしているITの世界です。

今やAI技術を駆使している企業はキリスト教国アメリカです。

その後にしっかりとその技術を取り入れ、ついていったのが韓国です。

それはサムスン戦略を見れば明らかです。

そして韓国をお手本としたのが台湾だったのです。

日本は書を知らないという死角に早く気づいて手を打たない限り、

ますます韓国や台湾などに大きく差をつけられていくことでしょう。

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