ハバクク書
3:1 預言者ハバククの祈り。シグヨノトの調べに合わせて。
3:2 主よ、あなたの名声をわたしは聞きました。
主よ、わたしはあなたの御業に畏れを抱きます。
数年のうちにも、それを生き返らせ/数年のうちにも、
それを示してください。怒りのうちにも、憐れみを忘れないでください。
3:3 神はテマンから/聖なる方はパランの山から来られる。
〔セラ/その威厳は天を覆い/威光は地に満ちる。
3:4 威光の輝きは日の光のようであり/そのきらめきは御手から射し出でる。
御力はその中に隠されている。
3:5 疫病は御前に行き/熱病は御足に従う。
3:6 主は立って、大地を測り/見渡して、国々を駆り立てられる。
とこしえの山々は砕かれ/永遠の丘は沈む。
しかし、主の道は永遠に変わらない。
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神はリバイバルの時を定めておられます。
教会に常に必要な時に適切なメッセージを送ってくださるのです。
「数年のうちにも、それを生き返らせ/数年のうちにも、」(2節)と。
キリスト教史に数えることのできないほどリバイバルが起こりました。
その代表的なケースをみていきましょう。
まず16世紀に起こった宗教改革という
プロテスタントが誕生したリバイバルです。
この時の神からのメッセージは、
その担い手であったマルチン・ルターに与えらえたのはハバクク書でした。
神に従う人は信仰によって生きる。(2章4節)
また17世紀にはピューリタン運動のリバイバルでそのメッセージは、
神の主権と人間の責任でした。
そして18世紀には福音主義のリバイバルが、
英国のジョン・ウェスレー、ジョージ・ホイットフィールドで
新生して神と和解するように訴えました。
そして遂に英国の炭鉱の町ウェールズから第二の福音覚醒運動が開始され、
全世界に宣教するペンテコステ派のリバイバルが起こりました。
北欧に全米にそしてアジア、アフリカ、朝鮮半島へと
力強いリバイバルの大波が起こったのです。
こうしてリバイバルは神の主権で起こり、
それぞれ時期を得た時に起こったのです。
神の主権と同時に人間の側でも
「怒りのうちにも、憐れみを忘れないでください。」(2節)と
どん底で神に切に祈り求めた渇望の祈り、
重荷への強烈な自覚と悔い改めと窮地に陥った必死の祈りがありました。
つまりリバイバルはその民が窮地に陥り、
必死で祈った時にしか訪れてくださらないのです。