バイブルランドin福井

安田由久が驚くべき聖書の世界をご案内します

カルトとは何か 25 カルト=マインドコントロールの恐怖 26 カルトはなぜ発生するのか 19 「わたしがカルトに」を読んで 

2023-10-20 04:00:00 | パスカルが私たちに語りかけるもの
私も個人的に知っています齋藤篤牧師が書かれた

「わたしがカルトに」(日本キリスト教団出版局・2023年発行)を読み、

カルトが様々な形をとって日本人をマインドコントロール

していることが書かれています。

共著で竹迫之牧師も含め、このお二人はエホバの証人、統一教会の元信者で

今は正当的なキリスト教会の牧師をされています。

6日前にはカテゴリー「ゴスペル・エッセイ」で

「日本のカルト化は恐ろしい・ジャニーズ問題もカルトの一つだ」

を投稿しましたが、そこでは日本の若年男色横行、権力を駆使した

男色強要が横行したカルト化現象、

また1988年のバブル経済の異常なカルト化現象、

そして最近目立つマルチビジネスのカルトの恐怖。

また、コロナカルトなかでもワクチン強要のカルト化現象

(かつて住んでいた滋賀県甲賀市では

消防署でワクチンを打たなかったものへの排除が起こった)。

更に78年前に惨めな敗戦で終わった太平洋戦争も

天皇絶対主義というカルト化で天皇の人間宣言ということで

日本人はようやくカルトから解放されたのです。

さて、「わたしがカルトに」を福井県立図書館で借りて読みましたが、

この本のサブタイトルは、「ゆがんだ支配はすぐそばに」であり、

キリスト教会や会社、その地域社会が知らないうちに

カルト化していくことへの恐怖が書かれています。

問題は「知らないうちに」がカルトの怖さなのです。

またAKB48やジャニーズが何百万人の若者が

参加するファングループを形成していますが、

定期演奏会、グッズなどに一人で数百万のつぎ込むのも

立派なカルト化に取り込まれた姿なのです。

またプチ神が日常性を纏って登場し国民を惑わすことも

バブル以降の現象で、その代表は安倍元首相であり、

支持したファン層はあらゆる階層に及びます。

最近では「ひろゆき」現象です。そこで見られるのは、

ひろゆきと同一化することで心の穴が満たされ、

現実の悩みをやり過ごすことができるという怖さです。

安倍さんに対しても自民党員も日本国民も不安があると分かっていても

その存在に同一化していたのです。

しかし、元統一教会員の青年に暗殺されて、ようやく目覚めたといえます。

そして通り一片の「宗教怖い」現象で終わりでした。

しかしカルト化はすぐあなたの傍に立っているのです。

今回のジャニーズの若年青少年への性的暴行は世界基準では

絶対に許されない人権無視のカルト化の罪だと認識できない

マスコミ、経済界の無責任な放置です。

しかも、告発記事を書いた文春が裁判で勝ったにも関わらず、

忖度と圧力と言う空気で20年も裁判所の判決さえも無視してきたのも

カルトと宗教にあまりにも世界基準から逸脱した日本の歪みなのです。

つまり日本ではカルトだと識別できる世界基準がないために

プチ神がこれからも形を変えて登場してきます。

その一つは、高齢者が数千万もだまし取られる詐欺に引っかかるケースです。

9/23に高齢者を狙った詐欺師が何と25歳の女性が

逮捕されたニュースが出ました。

何と詐欺の手口のマニュアル本までネット販売していたというのですが、

まさにこれも詐欺カルトに追い込まれて、

振り回されて大金を盗み取られる高齢者をエサにしたカルトの実態をみます。

日本はいつでもまさに「ゆがんだ支配はすぐそばにある」

ことを十分に警戒する必要があります。


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