美 going on

長野県下の小中学校の図工美術教師による,毎日の「図画工作」「美術」の授業の様子を紹介します 

長野県美術教育研究会 第三回研究推進委員会がありました

2015年01月19日 18時57分12秒 | 長野県美術教育研究会
長崎です。

先日土曜日,17日に,中野市立延徳小学校で第三回の研究推進委員会がありました。

今回は,県大会の北信三支部合同大会のまとめ。
研究推進委員会としての成果と課題を話し合いました。

この日は朝から大雪で,長野市から中野市までたどり着けるか心配でした。


が,以外にも中野市の方が長野市より雪は少なかったような気がします。


さて,私が楽しみにしていたのは,あのゆるキャラたちのその後。
どんな作品に仕上がっているでしょうか。



ハスの王様ハス大魔王は,こんな感じになっていました。


…もう少ししっかり色を着ければ良いのになぁ。
と思ってしまうのは,大人の発想でしょうか(^_^;)

ですが,心底楽しんで制作した様子が目に浮かびます。

分科会の中では,大会テーマに則した授業であったか,という話題になりました。
大会テーマは『今 ここで つながり ひびき合う 子どもアート』

今回のこの題材では,アイデアスケッチをした段階で,子どもたちのイメージはしっかりかたまっています。
そのイメージを,立体化(実体化)させることが,子どもたちの願いであったわけです。

元のアイデアスケッチと,作品を見比べてみても色や形などほぼ同じ。
作りながら変えていったところは少なかっただろうと思います。

そういう授業も大切ですが,そこからもう一歩深い追求をさせたいとしたら…。
大会テーマの中の「つながり」がキーワードになるのではないでしょうか。

例えば,地域の郵便局に飾っていただき,投票でゆるキャラ大賞を決める。
学校のキャラクターとするなら,保護者のみなさんに見ていただいても良いですね。

「つながる」ためには,双方向からの働きかけが必要です。

見てくれる相手がいることで,作品に他者の意見を聞く必要感が生まれます。
それが,友だちや地域の方のアドバイスを聞く,という学び合いの場を生むことになります。
つながりがあることで,学びは深まっていくのです。

いずれにしても,今回の授業はとても可能性を感じる題材であったと思います。
貴重な授業を提供していただいた,延徳小学校の先生方,3年生の子どもたち,そして大会研究部の先生方には大変感謝しています。
今後も,大きな学びのある楽しい図画工作を充実していかれますよう望んでいます。
ありがとうございました!

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