<上には上が>
数年前に、地元の75歳の床屋さんが信濃毎日新聞に紹介された。
真空管アンプを自作し続けて55年だと言う。
「良いアンプを作っても、次はもっと良いアンプが作れるかもしれないと思って、つい作ってしまう。いつもわくわくしながら作っています」とのコメントに感銘を受けた。
その後、昨年(2015年6月)の無線専門誌に、80歳の方が製作された無線機の製作記事に遭遇し大きな刺激を受けた。(写真下)
シャーシとパネル、ダイヤル類の精密加工を手作業で行われた様子等が紹介されていた。
そして本年、地元の86歳のウルトラスーパーマンが信濃毎日新聞に紹介された。
使われなくなったTVの部品を再利用して真空管アンプを製作しているそうで、これまでに延べ50台ほどを製作したと言う。
「使われなくなったものが再び役立つようになることが楽しい」とのコメントに感銘を受けた。
「完成まで時間も手間もかかるが、それも含めて楽しい」とは今の自分に当てはまる部分が有る。
どの人も皆、高齢になっても「好きな事を夢中でやっている」と言う姿に感動した。
何事も、やりたく無いことを無理してやること程、苦痛なことは無い。
本稿続く・・・