アマチュア無線局 JH0FHB

25年越しの14MHz SSB無線機の製作

オシロスコープの更新-その3

2024年10月12日 | アマチュア無線


TRIO CO-3Kの取り扱い説明書
本体は昨年処分し、取説だけが残った

【2024.10.13】
私が初めて使ったオシロスコープが中古品のCO-3Kだったとは前回の記事で書いた。
高校時代の恩師がキットを組み立てたもので、長年にわたり大切に使ってきた。
内部の清掃程度の手入れはしていたが、40年以上が経過し経年劣化が進んだ。
このまま使用せずに保管するか迷ったが、昨年思い切って処分した。
そして取り扱い説明書だけが残った。

<取扱説明書>
本体は手放したものの、取り扱い説明書は残すことにした。
僅か11ページの取説は、あちこちに恩師の書き込みが有る。
これは、良い刺激剤になる。
部品が揃っているキットとは言え、製作は相当大変な作業だったと想像できる。

回路図の一部 たくさんの書き込みがある


<物理の授業>
こうしてブログを書いていると、色々なことを思い出す。
恩師は物理の教師で、時々面白い話を聞かせてくれた。
「Q=CV」という公式の話で「急に渋い」と覚えれば良いと教えてくださった。
いまだに「急に渋い」だけは忘れない。(使うことは殆ど無いが・・)
音響の話で「風呂場で歌うと、俺の歌もまんざらでもないと思える」も忘れない。
風呂場ではエコー効果が働き、上手に聞こえる。
エコーによって、音程やリズムが少しくらいズレても反響音によってズレが目立たなくなるからだ。

<高校卒業後の再会>
卒業して数年後に再会した時の会話も覚えている。
「先生が作られたオシロスコープは、私が使っています」
「そうか、あれは電気が見えるからね・・面白いよ」
「オーディオ帯域の波形観測なら、あれで十分だよ」

さて、CO-3Kにまつわる話はこのくらいにして、次回は4月に購入したデジタル式のオシロスコープについて書いてみようと思う。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする