エアロキングと過ごす日々 能天気グルマ生活のススメ

7年目に突入しました。エアロキングの日記です。最近ではRU8セレガとMJとローザも管理しています。

ネオプランN326Jスカイライナーその5

2020-07-13 20:10:00 | 日記
2000年当時はバスをのりはじて2年目で、大型車やバスに対する知識も少なく、トラブルの度に知識や技術を積んでいった記憶があります。当時、大阪から修理に来てくれていたOさんを友人が『ネオプランの神様』と呼んでいた事が懐かしいです。Oさんからは様々な重整備を教わりました。しっかり現在に繋がっています。ありがとうございました。

これで初期のホームページネオプランネタは一旦終了。明日は久しぶりのキングネタ。さてさて何のお話やら。

ドイツ製大型2階建て観光バス  
ネオプラン スカイライナー 原因究明編)
車庫に帰ったネオプラン、原因が判りました。

車庫にて修理をしてもらったネオプランですが、原因はリターダでもなんでもありませんでした。
燃料タンクの底にスラッジが溜まってるだけ。ただそれだけでした。燃料が少なくなるとスラッジが吸い込まれ、エア抜きポンプのところについているフィルターにつまり、軽油が流れなくなる。したがって詰まりを取るとすっかり直りました。『なんだ、そんなことか!すぐに修理できるな。』そう思っていました。しかし、それはとんでもない思い違いでした。
燃料タンクは洗浄か、交換が必要です。簡単なようですが、低床バスなので、ジャッキアップしないともぐり込めません。素人では無理なのでプロに頼むことにしました。
最初、後輩が勤めているのでいすゞに持っていったのですが、タンクは日産ディーゼル製ではないので日産ディーゼルに聞いても部品が判らず、注文できない。日産に持っていって原物とあわして修理してくれと言われ、さじを投げられました。
続いて日産ディーゼルに持っていったのですが、『基本的にうち販売していない車については修理しません。』という冷たい返事が返ってきました。『まっ、大きな会社にはいろいろ規則があるし、めんどくさい仕事はしたくないのかな~?』と考え、日産は諦めることにしました。
もうこうなったら自分でやるしかありません。でもタンクを外すのは無理なので、燃料を入れる度にフィルターをまめに掃除することにしました。燃料も半分を切らないように給油するようにしました。けっこうこれで大丈夫なところが恐ろしいですが、現在は快調に動いております。次ぎはいつ止まるかな!?

トランク側からサービス窓を開けてエンジンを見ています。蛍光灯の下によく詰まる小さいフィルタがあります。


上の赤丸はエアが噛んでしまった時などに使用する手動の燃料ポンプです。
下の赤丸の部分に小さいフィルタが入っています。19のレンチで取外します。


これが取外した状態です。白いのがフィルタです。矢印のように筒に入っています。ここに赤錆が一杯詰まってしまうと燃料供給がストップされます。長さ4センチ程ですが、ここが詰まっただけであのでかいバスが止ってしまいます。今回はあまり詰まっていませんでしたがうっすらと茶色くなっているのがわかるでしょうか?プラスチック製なので軽油で洗うと再利用可能です。