センテンスは荷車、一台の荷車に一個だけの荷物を・・・

2022-04-02 19:53:42 | 日記
司馬遼太郎「私の文章作成法」(昭和53.5)からの抜書きを以下に記す。「在来の古典的な日本語の欠陥であるところの首尾の不明瞭さや文章の不明晰さからすこしでもまぬがれたいと気を付けている。そして、センテンスは荷車のようなものだと位置づけ、一台の荷車には一個だけ荷物を積むように。一個ずつ荷物を積んだ荷車を連ねてゆけばそれでいいわけで、欲ばってたくさんの荷物を一台の荷車に積んではいけない。読み手は一つのセンテンスを読むのに一つの意味しか理解ーもしくは感ずることーができないものだと思うべきだ。ただ、荷車の形は均一ではなく、大小長短が必要で、当然、荷物にも大小があり軽重がある。その荷車の列のつらね方、つまり大小や長短もしくは軽重をうまく按配することによって、文章全体に美的ななにごとかが作為でなくごく自然に出てくる。たとえ不幸にして出なくても、悪い文章にだけは決してならない」と。きょうの楽しかったことは、○家人と連れ立って「宝の湯」で垢すり&マッサージでくつろいだこと、○愛車VOLVOメーターパネルに「オイル液1㍑補充」と突如の表示、VOLVOディーラー千里の素早い対応で事なきを得たこと、○Netflix配信『死後の世界を探求する』シリーズ3~6鑑賞ますます興味深くなったことだ。(6,640歩)

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