場所っプ

トリオフォー&素人の乱シランプリそして場所っプ山下陽光の日記bashop77@yahoo.co.jp

京都におりますよ~

2014年01月28日 07時36分26秒 | 途中でやめる
福山から京都に行き、娘に逢いにやってきた。
16日会ってなかった娘は目が開いて可愛い。
踊るように手を動かしている。
すっかりお母さんになった蘭が、娘をあやしている。
その姿、プロ級。
生活のすべてが娘が軸になっていて、何時におっぱいあげて、何時間寝て起きたらオムツかえて、のひたすら繰り返し。
父親にはなったけれど、あまりにも小さい娘を抱くと壊れそうな気がしてぎこちなく、怖い。

蘭の実家でやることないので、スーパー銭湯に行く。
サウナ→露天風呂を繰り返して、頭がぼーっとなって気持ちいい。
冬は布が身体を締め付けるので、長時間素っ裸で居れるだけで嬉しい。

引き締まった裸もダルダルなお腹の裸も老人の裸も、すべてみっともなくて良い。みんなだらしなくて最高。
風呂上がりの後にまったく同じ服を着せられるサウナやスーパー銭湯があるけれど、あれも最高!何一つ違いのないまったく同じで100%ダサいのに浮かれてる服で飲むビールの旨さよ!

ファッション好きすぎる人には拷問なのか?いいえ、最高だと思いますよ。

お風呂上がって出ようとしたら、

【明日も有ります】と!
電気がビシビシと走る。
明日の告知を帰り道にしてあるなんて、すげぇ、なんだコレ。感動しまくりだよ。
【明日定休日】だと何も思わないけど、【明日も有ります】ですってよ。
最高!拡張しまくりだろ、異次元だよ。
おい、川田の十夢さんにお伝えしといて下さいよ!拡張現実が京都にありましたよって!


そんで、フワフワしながら歩いてたら、富士山のペンキ絵を、描いてもらいましたって、ポスター貼ってあるじゃない。
近頃独立した、ペンキ絵師田中さんにお知らせしなきゃと思って三枚のポスターを写メってたら、



なんとビックリ!田中さんがいるじゃない。


目で確認したんじゃなくて、画面に田中さんが突然現れたので、その場に本当にいるような気がしてビックリした。

テクノロジーよりも勘違い脳みそがビックリした気分がデジタルに近くて変な違和感で興奮しまくった。

しばらく京都におりますよ~。
近所の方!遊びましょ~。





アトム書房展と坂口恭平トーク

2014年01月28日 07時34分49秒 | 途中でやめる


ダダオと合流して、鞆の津ミュージアムへ。

平日来館が10人にも満たない僻地中の僻地、福山市の鞆の津ミュージアムに溢れんばかりのお客さん。

展覧会の初日ですら20人程しか来てなかったのに、次から次へとお客さんが来てくれる。
本日は坂口恭平とのトークで予約が120人も入っているとの事。凄すぎる。

展覧会をやるのも文章も書くのも好きなんだけど、ものすごく苦手でどうやって見せればいいのかがまるでわからない。今回の展覧会はこれまでにやって来た事とアトム書房の調査発表なんですが、とにかく文字で説明しまくっていて、作品らしいものはほとんどありません。
読んで面白いのは、小笠原慶太が書いてくれた山下陽光の解説文で、これが無茶苦茶面白い。
最初に鞆の津ミュージアムが解説文を書いてくれたんだけど、これがちんぷんかんぷんで(笑)、これは展覧会出来ないんじゃないか?なんで呼ばれたのかわかんねぇぞと思い、小笠原慶太に書いてもらえないかと相談したら、長い時間をかけて書いてくれた。自分で気がついている部分と、まったくわからない部分と、まったく違うかもしれないと思う部分と全てがとてもよくて、展示の準備をする時に慶太が書いた解説パネルだけがキチンと貼ってあって、後は真っ白でなに一つ展示プランが決まらず、展覧会を延期しますか?と死ぬほどせかされて、どうにか文章ばかりを書きまくって展示出来た。

今までやってきたことの説明と慶太の解説に、さらにこちらで書き加えるだけの展示でコレが面白いのかどうかはまったくわからない。
遠くから来る価値があるのかどうかも正直に言ってよくわからない。

嘘でもいいから来て欲しいとか書かなきゃいけないんだろうけど、とにかく文字ばっかり書いてある展覧会だと思っといてほしいです。

メインがアトム書房の調査と発表なので、アートとかではなく壁新聞みたいな感じです。

アトム書房で一山当てるぜ!って気持ちも無く、もうひたすらアトム書房に飽きていて、次に何をやろうか?赤ちゃん産まれて移住して、
最新最先端、なんじゃこりゃ感覚ギンギンよりも、日々まったく変化のない田舎の日常が上手く説明できない面白さがあって、どこにスイッチ入れたらいいのかわかんない毎日です。

さてさて、これ位ハードルを下げまくって坂口恭平とのトークが始まりました。
とにかく坂口恭平との対話は苦手で何を話せばいいのかわかんないんですが、鞆の津ミュージアムがどうしても坂口恭平を呼びたいとの事で実現しましたが、いざ話が始まると、とにかく怒られるんすよ。

もう働きたくないから最小限度の暮らしをしたいと言ったら、ロハスロハス!と言われまくり、サカキョスイッチ入りまくりで、叱られてお叱りテンションで話してる内にテンション上がりまくって1人で落語みたいな噺がはじまって最高峰まで届く寸前に「あれ?何の話しだっけ?」とおりてくる。

まったく話が噛み合わず、何度もお互いポカーン&きょとんとなる。

司会のクシノさんはトンチンカンな質問とほったらかしで役割放棄レベル。






こんな感じでで展覧会もトークもまったく面白くないんじゃないの?と思うかもしれませんが、なぜか、この感じが結構面白いんですよ。

退屈が嫌いだから、どうにか客席を笑わせようとするとサカキョから、
すぐそうやって笑わせようとすんな!と怒られて、お前はいつもそうやって逃げるように違う事ばっかりやって、ファーブル昆虫記が虫をガン見してウンヌンかんぬん、ギャンギャンワァオワァオ、サカキョサカキョ、あれ、何だっけ?みたいな連続がなんだか気持ちよかったんすよ。

少し前は、サカキョスイッチが入ったら帰ってこないし、戻ってこないし、置いてきぼりで1人ポカンだったんだけど、ニューサカキョはキチンと帰ってくるようになってて、それが楽しかった。

サカキョいわく、山下陽光は見つけるのは凄いけど、それを展覧会やったり原稿書いたりするセンスはほぼゼロで、その辺りを勘違いした人が何でも出来ると思って依頼してくるんだろうけど、それは山下陽光の仕事じゃないとか、作ってる服や書いてる文字が時々凄く良いけれど、その程度のロハスみたいな感じでいいのか?とコレはかなり鋭い質問で、
確かにアナログ&誰がデザインしたのかわからない匿名っぽいものが凄く好きで意図的にそういうロゴや服のデザインをするんだけど、服の場合は生活とかなり密着しているので、妥協というよりもあっさりと、ソレを良しとしていて、文字やロゴなどにも同じ感じだけど、アートかアートじゃないか?
大竹伸朗っぽくないか?
都築響一っぽくないか?
赤瀬川原平っぽくないか?とかその辺りを猛烈に考えてそこから逃げる事ばかり考えてた時もあるけれど、今はかなりどうでもいいし、更新してないといけないんじゃないか?とかの呪縛もなくなって、似てても好きならいいんじゃないかと思えるようになってきた。

坂口恭平はそのロハスで元オリーブ少女だった呪縛と今も戦い続けていると言ってて、素晴らしかった。

表面のさらりとした部分での共通点はいくらでもあるんだけど、まったく違う部分が時折音を立ててガッチする事が何度かあって、ほとんどは退屈だし気の合わない二人のように見えるんだけど、実際はかなり良かった。話しわすれた事がたくさんあるんだけど、トークが終わった後にケイタに、まったく話が噛み合ってなくてよかった。二人がずっとわからない話を理解しないまま続けててもいいって思ったと言っててその辺りもよかったな~。


坂口恭平が命の電話をやっていた1年間で自殺者が2000人減ったという話が面白かった。


坂口恭平の本を読んで元気をもらって明日も仕事頑張るぞ!じゃなくて、仕事辞めても暮らせる勘違いや夢をみさせる方法じゃなくて、こんだけゲスい事をしたら暮らせるじゃん!という気づきにいきたいと思っていて、俺は今マグレで生活が出来ていると思っている。作った服が売れてそんなんで生活できるわけないけど、なぜか生活できている。
ココには少しのカラクリがあるんだけど、コレをマネしても仕方なくて、このようなやり方を見つける事と気づいて実践しまくるしかない。

坂口恭平ならできるけど自分にはできないという感じで読んでるからお互いによくない。

しかし、すべて実践しないといけないわけではないし、それに触れる事で元気になったり自殺をとめた人もたくさんいるからとてもよい。

手を上げて、やりますと宣言してアーティストになったりデザイナーになったりするのもいいけれど、現代はガン見している人の時代だと思ってるので、TwitterやFacebookやBlogをガン見して、自分の今居る場所の特徴を活かせる商売を考えついたら即実行。インターネットでしかできない事ならそこに少しの自分らしさを加えたら、もう生活できますよ!


ネズミの筆の話とトキオ婆ちゃんの徘徊タクシーの話がグングン進んで面白かった。

例え話のセンスが高円寺の坂口にソックリだとケイタが言ってて、
グーニーズやバックトゥザフューチャー、キン肉マンなど、突然出してくる感じはとてもよかった。





長崎→福山弾丸ツアー

2014年01月28日 07時28分19秒 | 途中でやめる
先日、坂口恭平とのトークのため広島県福山市に行ってきた。
実家でぬくぬくしてたら、実兄が、俺も行こうかなと、突然言い始めて色んな友人らに電話かけまくりで、急遽車で行く事に。

スーパー弾丸ツアーの始まりで、我が家に、実兄バンドのテル君が来て、旅が始まる深夜0時。
あまりにも眠すぎるので、車で寝てたら、
「ごぼう天うどん290円、食べるか?」と叩き起こされる深夜3時。





うんまい。福岡うどん戦争勃発しているらしく、どこも安くて美味いらしい。
実兄バンドvelocityutの元メンバーのレヤン宅に到着して合流して、出発。

深夜と早朝の中間に別府弁天池に到着。

水が湧き出まくりで透き通ってて綺麗らしいが、何一つわからないまま撮影。何かないかと探してたら、なんとなんと、近所に温泉発見。
ぬるいぬるいで、気持ち良い。
湯本温泉古くていいねぇ。200円。



近所にあったら毎日行きたい。


別府弁天池に戻ると発狂するほどのエメラルドグリーン。透き通るなんてもんじゃない。青い葵い碧いあおい。すんごい色してるんすよ。





テル君は草木染めとかをやってるから、テル君染め物店をこの辺りでやったらいいんじゃない?と提案したら、その事ばっかり考えてたとの事。いいねぇ、綺麗な水元で染め物なんて最高じゃない。
朝市で沢庵とカブを購入180円。
湧き水で沢庵ん洗ってそのままパクり。うんまい。カブもそのまま食べる。うんまい。朝ごはんはこれくらいが丁度いいのかもしれない。

岩国の錦帯橋に行く道中、テル君が、「あそこの橋バリ怖かったけん。落っちゃけるかと思ったもんね」と高所恐怖症発言。
長崎弁の「落っちゃける」という言葉が大好きです。
テル君が2.3年前に行った錦帯橋が怖くて怖くて仕方なかったとの事ですが、どのくらい怖いのかと現地に到着すると高所恐怖症の俺もまったく怖くない。
テル君「ココからは怖くないけど、近づいたら、バリ怖い」

通行料300円を払って歩く、歩く。

テル君「あれ?あれ?怖くない」


えっ??何だったんだろうか?俺も高所恐怖症だけどまったく怖くない。なんかわけわかんねぇ感じ。





さて、そろそろ福山目指しませんか?と言いかけた頃、飯食いましょうムードになる車内。
チェーン店に行っても仕方ないからと探すけれど見つからない。
諦めかけてたら、「山賊」という看板が!

テル君いわく、2.3年前に行った時にわけわからん店だったとの事。
野外に囲炉裏があって、「なんて説明すればいいとかわからんけど、なんやコレって感じです」との事。

脳内では、探偵ナイトスクープのパラダイスと言われる山奥とかでおっちゃんが手作りで作ったテーマパークとは思えないしょぼいスポットだと思って行ってみたら本気でわけわからない。これは何なんだ。しかも駐車場満車で停められないってどんだけ盛り上がってんだ。規模がでかすぎる。わけのわからん建築物の中に自分身体をどう当てはめればいいのかわからず、楽しいとか喜怒哀楽とかのどれにも当てはまらない、謎のイライラがつのる場所で、テル君が言う「なんやコレ」がまさに当てはまる囲炉裏(野外)でうどんを喰う。

他にいる客もまったく楽しそうにしてない。そこがまた良い。








そうこうしてる内に、どう考えても間に合わない時間になり、新岩国で降ろしてもらい、新幹線でビューンと福山に到着。

福山から鞆の浦行きのバスに乗ったら、あれ山下さん!と先週の日比野克彦さんとのトークに来てくれた方々と同じバスで鞆の浦まで行く。

バスなんて乗りたくねぇな~と思ってたけれど。30~40分のバスから見える風景はまったく面白くもなんともないんだけど、何故か楽しい。
鞆の浦に着いたらダダオから電話が鳴りました。


テル君の染物Blog
ISTIST
http://blog.istist326.com

実兄バンド
VELOCITYUT
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