こばなし

日々のよしなしごと

集団感染の夢

2005年12月22日 | 
何かの病気が大流行した。
それが何の病気かはわからなかったが、とにかく重い病気らしかった。
体育館のような場所に、たくさんの人が集められて、その中にわたしもいた。
係の人がやってきて、それがなぜか母だった。
母はみんなに「腕を床と平行に体からのばすように」と言った。
もしもそれで肺が痛くなったら、その人は病気ということらしかった。
わたしは息が苦しくて、喘息の症状のような状態になっていた。
だから病気ではないのかと不安でたまらなかった。
みんなおそるおそる手をのばしはじめた。
多くの人が安堵のため息をしていたが、何人かはがっくりと肩を落としていた。
わたしもゆっくり腕をのばした。
だが痛くはならなかった。心底ほっとしたが、肩を落とす人を見ると複雑だった。


夢というのはいつ見ても不思議だ。
わたしは毎日夢を見ることはないが、印象的な夢ならたくさん見る。
鬼太郎さんに助けられて一旦木綿に乗せてもらったことがある。
パーマンに助けられ恐竜の背中に乗ったことがある。
人魚の物語をひたすら遠くから見続けたことがある。
バンパイヤに襲われそうになったこともある。
その夢の意味はわからないが、夢が愛すべきものであることだけは確かだ。
もしわたしが植物人間になったら、一生意識が回復することはないかもしれない。
夢の中はあまりに居心地が良すぎる。


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