君が死んでしまえば この世界もそこで終わるんだ だから 君は生きなくちゃ

何があったってさ
要するに
好きだった人に彼女が別にいたという
よくあるひどい話ですよ
わたしは本当に遊ばれていたらしいよ

昨日は
悔しくて
苦しくて
情けなくて
涙が止まらなくて

そして本当に息ができなくなって
ああこれが過呼吸かって
冷静に思いながら
深呼吸をして
やっぱりわたしの最大のストレスは
このことだったんだと気づいた

苦しかったけど
ああもうこのまま死んでしまいたいと考えた

だってそうでしょ？
わたしは必要なかったの
要らなかったの
もう誰にも必要とされないんだから
生きていたって意味がないよ

そんな境地

すぐにそんな考え
馬鹿げてるって気づいたから
クリープハイプじゃなくて
ドイツオレンジを聴いて泣いた

Ｓのさんが生きなきゃって歌ってくれるから
生きようって思えた
死にたくて死にたくて
でも本当は生きていたい人の歌う歌は
真実だよ


花子をなでながら泣いていたら
何度も何度も
花子が手をなめてくれた
それさえも泣けた
犬は優しい


なんだか本当に
顔も見たくないし
声も聞きたくないし
わたしの世界からその人を消したい

その人がそばに来たら
過呼吸を起こすかもしれない

拒否反応

こんなに誰かを拒絶したいと思ったこと
後にも先にもない


恐れていた最悪の予想が
すべて真実だった
最悪すぎて笑える
本当は全部
気づいていたのに
見ないフリをしてた
わたしにも非はあるけど

良心とか
誠実さとか
そういうのは欠片もないのだろうか

彼女がいるから
君とは付き合えません

たったその一言が
どうして言えないんだろう
それだけでいいのに

ただヘラヘラ笑ってるだけ

本当にくだらないや


これでわたしの友だちはみんな
その人の敵になった
いい度胸してるよね
わたしには心ある友だちしかいない

わたしが恥じることなんて
何ひとつない

わたしは一生懸命に好きだったから

わたしは胸を張って
生きていいんだ

お天道様に顔向けできないことなんて
何もない

その人もその人の彼女も
哀れだと思った

そんなので幸せなのかな
わからないや




また誰かを好きになりたいけど

男の人が怖い

男の人の嘘が怖い


彼女も奥さんもいなくて
わたしのことちゃんと見てくれて
不器用でいいから
嘘がつけない人を
好きになりたいよ



感情の起伏が激しくて
すぐに死にたくなるから
ずっとドイオレを聴いている

生きなきゃ

生きたい

愛したい

愛されたい



生きたいよ









君が生まれた日から この世界はここで生まれたんだ
この空だって この僕だって 君が見てるから「ある」んだよ
君が目を閉じる時 この世界も闇に消えてくんだ
気づいてよ 君は生きなくちゃ

君が大嫌いだった この世界にだって あるんだろ？
好きだったもの
好きだった景色
好きだった人

その全てを消さないでくれ
君の世界をちゃんと見ててよ


エーテル／ドイツオレンジ