こばなし

日々のよしなしごと

旅人presentsレコ発イベント"MUSIC-PORT '06"

2006年08月12日 | ライブ
高校の友だちが、今でも音楽活動を続けていることを知り、
見に行くことにした。
彼らがいたおかげで、わたしはライブに行くということを覚え、
ピンクリボン軍や、PICK2HANDや、COTE-DORや、
GAUCHEという素晴らしいバンドたちに出会うことができたのだ。
本当に、すべて繋がっているなぁと思う。

浴衣で行くとかき氷が無料らしかったので、
そうしようかと思っていたが、
雨と雷がものすごいので断念する。
しかしいざ都会に出てみたら、雨は止んでいてがっくり。
2バンドに友だちが出ていたのだが、
2人とも全然変わっていなくて笑った。

ココロトのドラムのM氏。
わたしは彼の本当に楽しそうにドラムを叩く姿が昔から好きだったのだが、
磨きがかかってそれに巧さが加わっていて、
ちょっと感動してしまった。
しかもまた、わたしの好きな感じに成長しているわけである。
コーラスもいいしさ、かわいいしさ。
一緒に行った友だちも「アメリカ少年だ!」と騒いでいる。
ココロトはギターの狂気が素敵。
ボーカルはもっと壊れてもいいなぁ。
抑揚がもうちょっとほしいなぁ。

最後は旅人
後ろの方に座っていたら、隣に座ったおじさまから話しかけられる。
「ライブはよく来るんですか?
実はあのピアノ弾いてるのが、息子なんですよ」
と自慢げなお父さま。ええ!?
その息子さんとまさに同級生でした、と告げるとさらに嬉しそう。
「来るのは今日初めてなんですよ。
ピアノ教室には通わせてたけど、こんなことやってるとはねぇ。
弟もバンドをやってるらしいので、弟のも観に行かないと…。
何しろ知らない曲ばっかりでしょ。演歌でもやってくれたらねぇ…」
演歌って…あんた…。

好みじゃないかなぁとも思っていたのだが、
旅人は予想よりもずっとよかった。
旅人のS氏は、高校の時に着ていた緑のベストを着て登場した。
大爆笑。
あとでつっこむと、故意ということが判明する。

久しぶりの人々に会えて、
意外な人にも話しかけられ、
楽しかったなぁ。

帰りの電車で亀虫が発生。
慌てふためいたのも束の間、
向かいの席の泥酔した女性が、
突然隣のおじさんの膝に倒れ込む。
完全に膝枕。
おそらく車内の全員がぎょっとしただろう。
「あらあら、鞄も全開よ」とあきれ顔のおばさん。
女性の手から滑り落ちた携帯電話を、
拾って鞄の中に入れてやるおじさん。
そしてそうっと別の場所に移動する。
ああ、こうはなっちゃいけませんな。

帰宅後、あの人に手紙を書く。
やっぱりわたしは手紙が好きだ。


画:「街色トランク」 旅人