こばなし

日々のよしなしごと

愛だの恋だの

2006年07月21日 | 
どうしても
どうしても会いたくて
吐き気をこらえて
重い体を引きずって
会いにいった

あの人は
いつものように意地悪で
いつものように優しかった

声と
背中と
体温に
涙が出た

「君の運転する車には乗りたくないなぁ」
本当は嬉しかった
わたしのこと分かってくれてる
意地悪な優しい目で
見てくれてる

「俺といてもつまらないはず」
あの人はいつもそう呟く
そんなことないのに
わたしが今まで出逢った中で
1番眩しい男の人なのに

会えてよかった
優しくなれた
しあわせになれた

誰が何と言おうと
たとえ嫌われたって
好きでいるからね


人生には
愛だの恋だのが
やっぱり必要なのだ


画:空と花 RinaWednesday'sCafe