バークレー友子のテニスアカデミー日誌

オーストラリア、シドニーで30年目になるテニスアカデミーでの様子を書いています。よろしくお願いします。

その時には気が付かなかったことが今。

2015-05-28 09:37:00 | テニス留学


オーストラリアに暮らして28年近くになるのですが、私の持っている想像力はオーストラリアの人とはまだ違います。
思いつくこと、考えること、まだ日本の常識に制限されていると感じます。
いろいろな国の人と話していると、その想像力、創造力の違いに大きな違いを感じます。
それはテニスだけでなく何に関してもです。

テニス留学する人たちは、きっとアカデミーではこういうことをして、コーチはこのように振る舞い、こういう練習をして、、、という考えは、多少誰にでもあると思います。
何でも受け入れられるオープンな心をもっていれば、その通りに指導がされなくても、それは間違いなのではなくて、こういうやり方、こういう考え方もあったのだという大きな発見になり、それがいろいろなことに当てはまることがわかると、毎日が面白くなってきます。

雑巾の絞り方、お皿の洗い方、洗濯の仕方、人との接し方、友達の作り方、リラックスの仕方、すべてが違いますが、その環境の中で自分でも違うやり方でやってみて、違うこともいいじゃない、と思えるようになると、視野も広がりいろいろなことを受け入れられるようになります。

時にはレッスンの中で紙とペンを渡される、実はその紙とペンを使ってするポイント練習が、半年たってすごい力を発揮するとはきっと、この写真のベンにも想像していなかったことでしょう。途中過程がどうであれ、ビンスを信じてついてきてくれれば、みんな上達できるんですよ。


最新の画像もっと見る