中国国営通信の新華社は、携帯電話サービス大手、中国移動(チャイナ・モバイル)と共同でインターネット検索エンジン会社を設立すると発表した。中国では、ネット検閲に反発して3月に米検索大手グーグルが撤退したばかり。“国営検索エンジン”の登場で言論統制は一段と厳しくなりそうだ。
6月には共産党機関紙、人民日報も検索エンジン「人民捜索」を始めている。新華社の周錫生副社長は「ネット検索への参入は国家の情報の安全を確保する上で有益だ。世界をリードするネット検索事業を目指す」と語った。
中国は共産党政権への対抗勢力やポルノなどへの対策として、国内ユーザーが4億人を超えたネットの検閲を強化しており、これがグーグルの中国本土からの撤退につながった。官製サイト普及で米国勢などのネット環境への参入余地を減らし、情報統制を加速する狙いがある。
グーグルは中国本土撤退と同時にサービス拠点を香港に移設。グーグル中国(www.google.cn)にアクセスして検索しようとすると、検閲なしのグーグル香港(www.google.com.hk)に転送されるようになっているが、中国本土でのシェアは、撤退前の24%から12%に低下した。
(iZAより引用)
6月には共産党機関紙、人民日報も検索エンジン「人民捜索」を始めている。新華社の周錫生副社長は「ネット検索への参入は国家の情報の安全を確保する上で有益だ。世界をリードするネット検索事業を目指す」と語った。
中国は共産党政権への対抗勢力やポルノなどへの対策として、国内ユーザーが4億人を超えたネットの検閲を強化しており、これがグーグルの中国本土からの撤退につながった。官製サイト普及で米国勢などのネット環境への参入余地を減らし、情報統制を加速する狙いがある。
グーグルは中国本土撤退と同時にサービス拠点を香港に移設。グーグル中国(www.google.cn)にアクセスして検索しようとすると、検閲なしのグーグル香港(www.google.com.hk)に転送されるようになっているが、中国本土でのシェアは、撤退前の24%から12%に低下した。
(iZAより引用)