中国の極悪行動を忘れない

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終わらない「毒ミルク」…青海省で製造、沿海部にも流通か

2010年07月09日 | Weblog
中国・青海省で製造、販売されている粉ミルクにこのほど、基準値の約500倍を超える有毒物質「メラミン」が検出された。中国では、粉ミルクの新たな問題の再燃が大きく報じられている。環球網が伝えた。

警察の調べによると、今回、基準値を大きく超える粉ミルクが発見された青海省の乳製品製造メーカーでは、2008年にメラニン混入の粉ミルクを販売した乳業メーカー「三鹿集団」と同じ河北省産の原料を使用していたことが発覚した。

同じ原料はこのほか、甘粛省や吉林省のメーカーなどでも見つかっており、同原料を使用した製品が江蘇省や浙江省など、沿海の都市部でも流通していることなどから、警察は今後、発見された粉ミルクが「三鹿集団」で廃棄処分となった原材料の流出によるものと見て、市場流入の経緯を調査し、流通ルートの根絶を目指す。
 
一方、青海省政府をはじめ、同省衛生庁、同省内の公安局の関係者はいずれも「会議出席」のため、今回の事件に対するメディア取材を拒否している。警察には今後の捜査で、事件の全容解明が求められる。

2008年のメラミン混入の粉ミルクを販売した河北省の乳業メーカー「三鹿集団」は2009年1月、石家荘市中級人民法院(裁判所)から、董事長の田文華被告に無期懲役、三鹿集団の原乳検査をすり抜けるためのメラミンを含む混入物を製造・販売したとされる張玉軍被告らに死刑の一審判決がそれぞれ言い渡されている。また、国家質検総局からは2009年2月、食品生産許可証を取り消されている。
(サーチナより引用)