絵 合田佐和子
2010年1月に亡くなった浅川マキさん
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淺川マキを愛して止まない方々のリレーエッセイ
ほとんどの方が60代
1969年代 学生がとても元気だった頃 活躍した方々
かなりな やんちゃをしても 軌道修正して
教授になったり 医者になったり 作家 作詞家などなど
そおいった方々が どんなふうに淺川マキを聴いたのか
時代の背景とともに 書かれています
私は ちょうど子育てをしていた頃 テレビで数回見た覚えが
あります 数回なのにとてもインパクトがあって
覚えています・・・昔のことは覚えているのかなぁ~
今でも口ずさめます
♪ 夜が明けたら 一番早い汽車に乗るから
切符を用意してちょうだい
私のために一枚でいいからさ・・・・♪
写真 田村仁
*
私はどんな思いで 聴いていたんだろう
子育てが終わったら 子育てが終わったら
なにをしょうかな とか・・・・そのへんのことは 何も覚えていない
特に何も考えずに いたんだろう
子供と みつばちハッチなんか歌いながら
*淺川マキという人は 沢山の人に影響を与え
尚且つ 亡くなった後 そうそうたるメンバーに
エッセイを書かせるとは
とても魅力のある人だったんだなぁ
そして驚きは
最後のページ・・・ここには この本を手にした *あなた*が
書くページとあります
ここへ書くことによって
初めて我々のマキへの想いが完結する仕組みとなっています
「たったひと言でも書いてやってください」
まるで親のようじゃありませんか
これを編集した 喜多條 忠さんはじめ エッセイを寄せられた
方々の愛情が 伝わってきます
1969年 私は二十歳ばかりで たいして世間も判らないのに大人の気分で・・ 怖いもの知らずで上司に意見を言ったり 仕事の後には職場の近くのスナックで毎夜お酒を飲んで帰ったり 今思えば自分らしく充実した日々の時代でした
今はスッカリ「おばさん」いえいえ「おばあさん」でしょうか
私は今 小川有里さん著「定年ちいぱっぱ・二人はツライよ」と言う本を一人頷きながら読んでいます 私の気持ちを知っていてくれたのかと思う様なシーンが続々と出てきて面白いです
ソレは年をとった印でしょうか
ババロアも小生意気な 女でしたよ
今思うと恥ずかしいです 今はどうなんでしょう・・・ただのばあさんです
定年物では 定年おやじのしつけかた これは可笑しい 妻から見た夫のあれこれ
話題は尽きない いずこも同じね
コメントありがとう