ODORAMOX!

BABA庵から  釣り糸なんぞが ごちゃごちゃ こんがらかった状態を ここでは「オドラモクス」と言う。

女性労働力は埋もれた宝?

2013-10-23 12:55:08 | 世の中
「アベはすばらしい!女性の労働力を高く評価している」とアメリカのビジネス指導者がもちあげた・・・気もち悪く感じた。
子どもの労働力が鉱工業生産に駆り出された時代を連想してしまう。

欧米の科学(近代科学)は、物質をバラバラに分解し、個々の機能を追究する。
東洋の科学・・・というかエジプトにも共通した古代化学は、
個々の関係・結びつきの中の機能を追究する。
経絡とか、それらは目に見えないから、証拠のない「非科学的」なものとされるが、
アジア的生産構造(封建主義)は、個々の労働力ではなく、
大家族の機能的労働力がささえてきたと思う。
それは、絆(きずな)とかしがらみという、組織関係ではないか。
老若男女が組み合わさった労働力で、
「老」「若」「男」「女」を、同等にばらばらにした労働力ではない。

どちらが生産性が高いか、何を「生産」するのかによるかもしれないが、
家族を破壊していく労働構造は、終末が見えるものと思う。

過疎化や少子高齢化は、人類が、いまだかつて経験したことのない社会だ。
(と、島民大学講座で知った)

アメリカ流の個人主義、そして大量生産大量消費の産業構造化は、
日本の家族を崩壊させていった(と思っている)。

学校教育も、大量生産のひとつ、良質(生産性の高い)労働力を育成するのが目的。

企業の賃金も、家族を支える賃金体系(扶養手当など)でないから、
共働きをしなければ成り立たない賃金体系になってしまっている。

大家族は、持続的社会の基本だと思う。
女性の活躍する場を限定してしまうことが問題であって、
社会の基本である家族を破壊するような、女性労働力の「活用」は、
いずれ、社会崩壊を生んでいくものと思う。