『東アジアのアイデンティティ 日中韓はここが違う』 を読了。
2004年出版の『漢字文化の回路――東アジアとは何か』の普及版なので再読だが、
ほんとに前に読んだのかと思うほど新鮮。たぶん自分が変わったのだろう。
著者の李相哲は「私は中国に生まれ、中国で大学まで進学したが、中国人ではない。両親は二人とも朝鮮半島東南部の慶尚北道出身で一九三〇年代に中国にわたっているから、民族のルーツを辿れば韓民族である。しかし、韓国人ではない。韓国に住んだこともなければ、そこに戸籍があるわけでもない。日本国籍をもっているが、日本人でもない」「心のなかでは秘かに自分は三〇〇%の人間だと思っている。三つの国がすべてプラスになって付け加わっているからだ」とあとがきに述べている。
参考文献は日本語文献が約120冊、中国語文献が約75冊、韓国語文献が約35冊。
日本の古典に魅かれる意味をあらためて自覚した。
こんな学者の講義を受けられる龍谷大学の学生は幸せだ。
2004年出版の『漢字文化の回路――東アジアとは何か』の普及版なので再読だが、
ほんとに前に読んだのかと思うほど新鮮。たぶん自分が変わったのだろう。
著者の李相哲は「私は中国に生まれ、中国で大学まで進学したが、中国人ではない。両親は二人とも朝鮮半島東南部の慶尚北道出身で一九三〇年代に中国にわたっているから、民族のルーツを辿れば韓民族である。しかし、韓国人ではない。韓国に住んだこともなければ、そこに戸籍があるわけでもない。日本国籍をもっているが、日本人でもない」「心のなかでは秘かに自分は三〇〇%の人間だと思っている。三つの国がすべてプラスになって付け加わっているからだ」とあとがきに述べている。
参考文献は日本語文献が約120冊、中国語文献が約75冊、韓国語文献が約35冊。
日本の古典に魅かれる意味をあらためて自覚した。
こんな学者の講義を受けられる龍谷大学の学生は幸せだ。