タブラ奏者 池田絢子の日記。

タブラ奏者・池田絢子の日記です。

Twitter。つぶやいたり、つぶやかなかったり。

キリトリ。

2013-01-31 | インドの日記 
こないだ買ったタブラのお座布団が、わたくし好みの お色だもんで、とてもうれしい。



あー でも、誰もタブラのお座布団になんて興味ないのだろうなー。

こんなにかわいいのに、まったく興味ないのだろうなー。


残念だお。




はい。


本日の、この街の あの人形。







キリトリ線に沿って、切るべき。



あいてるドアから失礼しますよ

2013-01-30 | インドの日記 
あいてるドアから失礼しますよ。




ちかごろ、玄関を開けると だいたい猫が待機しているんだけんど、
わたくしがドアを開けっ放しにして、一瞬おしっこに行って戻ってきたらば、





なんか、ベッドの下に挟まっている。

そうして、
「あなた、なに勝手に挟まってんのよ」 と、わたくしが言ったらば





しれっとした顔でベッドの下から出てきて、人の部屋で くつろぎ始めたのでした。


あー 猫かわいい猫かわいいかわいいよ・・・


でも、猫アレルギーだもんで、早めに帰ってちょうだい。
超かっゆい。




はい。


先日、再びプルバヤンさんと若先生の演奏が。




超よかった。
なんと言ったらばいいもんかしら。
超よかった。

プルバヤンダーがノリノリの時の あの感じ、なんと言ったらばいいもんかしら。
羽根が生えちゃってるんじゃないかしら。あの方。

この日は、Kedarというラーガを弾いてらしたよ。


超よかった。

ナラヤンプジャの、あやしい汁物。

2013-01-28 | インドの日記 
なんか、まずいもの食べた。



この国の、菓子です。
きみどり色してて うまいものなんて、PARMの抹茶味しかないのだなー。きっと。



はい。



先日、グルジが
「ナラヤンプジャするお。アヤコも手伝いに来なさい」
と、おっしゃったもんですから、わたくしは行ってきました。グルジのお家に。

ナラヤンプジャとは。謎の儀式。
わたくしの、はじめてものがたり。


で、

謎の儀式・ナラヤンプジャで起こったことといったらば、


 まず、お坊さんがやってきて
     ↓
 リビングにお供えやら、いろいろ並べて
     ↓
 お坊さんが、でかい鍋で謎の汁物を作り
     ↓
 ファーストお経タイム
     ↓
 リビング内で豪快に焚き火コーナー
     ↓
 部屋が煙で真っ白で、参加者全員涙目
     ↓
 セカンドお経タイム
     ↓
 参加者全員の でこに、薄茶色と黒色の印



     ↓

 参加者全員で、お供えの果物とお菓子を食べる



     ↓

 最終的に、リビングがすごく散らかる





うむ。


なんだか、謎いっぱいの儀式。
特に気になるのが、最後に食べた お供えの中の、あやしい汁物。

これ。




《 あやしい汁物の材料 》

小麦粉     ・・・ 大量
砂糖      ・・・ 大量
牛乳      ・・・ 大量
水       ・・・ 適量
ギー      ・・・ 適量
カシューナッツ ・・・ 適量
ココナッツ   ・・・ 適量
バナナ     ・・・ 21本

他   
 

儀式の前に お坊さんによって作られた、謎の汁物。
材料を鍋にぶちこんで、素手で かき混ぜただけ。すごく甘い。
そして、食べた後 なんとなく わたくしの胃が不調。


わたくしは下宿に戻ってから、お母さんに この汁物について尋ねました。



わたくし:「今日は、グルジの家でナラヤンプジャでした」

お母さん:「そうですか。では、シンニの名前のものを食べましたか」(※1)

わたくし:「ん?シンニ(の名前のもの)とは」

お母さん:「シンニは、ナラヤンプジャとか土曜日神様のプジャで食べます」

わたくし:「ん?土曜日神・・・ま、いいわ。シンニはどのようなものですか」

お母さん:「シンニは、牛乳とかで白いくてスープみたい食べ物」

わたくし:「あ!食べた!アレってなんかちょっとマズ・・・」

お母さん:「シンニのは、ボイルしない牛乳ですから、作ったらすぐ食べなくてはいけないね」

わたくし:「ワオ」

お母さん:「なぜならば Baikin(※2)ができます。心配の人は、食べなくても大丈夫」

わたくし:「では、私は心配の人でした」

お母さん:「ん。ティーク・アチェ」(※3)

わたくし:「どうだろね」



(※1) 下宿のお母さんの話し方は、このようなスタイル。(日本語を話します)
(※2) ばい菌のこと。
(※3) だっふんだ、的な意味。



★★ お母さん情報まとめ ★★

◎ 謎の汁物は、シンニという名前らしい
◎ 神様に捧げるもんだから、味見しながら作るのはダメ。だから美味しく作るのが難しい
◎ シンニは非加熱の牛乳を使うから、作ったらすぐ食べなくてはいけないね
◎ だもんで、ときどき食中毒が発生するよ


うむ。

食中毒、気をつけようね。



はい。



本日の、この街の あの人形。





パーフェクトに近づいてきた。


「光GENJIが一番すごいと思う」

2013-01-26 | インドの日記 
このところの さまざまなコンサート通いの、記録。



● 1月22日(火) ●


この日は、夕方にSRAっていう音楽学校でAnuradha Palのタブラソロがありましたよ。

Anurada Palとは、このような お方。




わたくし、生Anuradha Pal はじめてものがたり。
小さい会場だったもんで、ステージから3メートルくらいの位置で見られて、とてもうれしい。

どえらかったよ。圧が。
ボッカンボッカンいってて、かっちょよかったよ。

この楽器、女子とか男子とか別に関係ねんだな、と思いました。


俺、肉 食って、がんばるお。




はい。




で、その後、ドーバーレーンね。



(※お写真は、ゲート前でオーガナイザーのおじさんと なにやら打ち合わせ中の、さぶクマール新井)


さて、アレ。
ここで、問題が。

わたくしの、チケットが無い。というプロブレム。
ドーバーレーンの前売りは、さっさと売り切れてしまった為です。


が、

ミラクル。





ワーオ。

これは、チケットです。


なんで手に入ったかっていうと、さぶクマール新井の おちから。
さぶクマールは2日目にタンプーラで出演する為、前日のお席も手配できるのでした。
しかも、普通のお席ではなくって、前方にある特別シートです。

さぶクマのおかげで、大好物 Pt.Ulhas Kashalkarを前から3列目の席で見られたよ。 ワオ。




あー かっこいいよかっこいいかっこいいウルハスジーかっこいい・・・

演奏後、出待ちしてプラナームってきたよ。
すてきすぎて、おしっこもれるかと思ったよ。。。






● 1月23日(水) ●


ドーバーレーン2日目。
開演は夜だもんで、さぶクマと わたくしはカフェでカプチーノなどを飲み、日本について話し合っておりました。



さぶクマ(33歳):「光GENJIが一番すごい思う」

わたくし(33歳):「それはどうかな」

さぶクマ:「あの頃を思い出してごらんなさい」

わたくし:「ん」

さぶクマ:「あんな人気者は、いないよ」

わたくし:「ん」

さぶクマ:「『ガラスの十代』は、飛鳥涼が作った すばらしい曲」

わたくし:「『パラダイス銀河』も、飛鳥涼が作った すばらしい曲」

さぶクマ:「ほらごらん」

わたくし:「わたくしは、飛鳥涼がすきですけっこんしてください」

さぶクマ:「やはり、光GENJIが一番すごいんだよ」



うむ。

さぶクマは5年もボンベイ住んでるもんだから、視点が違うね。



さ、

またここで、問題。

わたくしの、チケットが無い。というプロブレム。
ドーバーレーンの前売りは、さっさと売り切れてしまった為です。


が、

ミラクル。





ワーオ。

これは、チケットです。


なんで手に入ったかっていうと、ダフ屋の おちから。
ゲート付近にいた あやしいおじさんより、100ルピーでチケットを購入しました。安い。


シブジと、グルジと、さぶクマのようす。




あー すてきすてき。
なんか今年のステージ、乙女ティック全開の配色ですてき。





● 1月24日(木) ●


ドーバーレーン3日目ですが、わたくしは別のコンサートへ。
プルバヤンさんと若先生がカラグプールの大学で演奏するもんで、一緒に連れてって貰いました。

カラグプールは、カルカッタから車で片道3時間の小さい町。遠い遠い。





謎にノリノリな若者たちに向けて、おふたりともバリバリかましておりましたよ。

カラグプールから帰ったらば、夜12時すぎ。
疲れて動けなくなったもんで、ドーバーレーン行くの、やめ。


でも、Gundecha Brothers 聴きたかったなー。

なー。

猫の手帖。

2013-01-22 | インドの日記 
わたくしは、猫アレルギーです。



でも、猫はかわいいよね。
仕方ない仕方ない。
なんかいろいろ痒いんだけんど、かわいいもんで仕方ない。



はい。



わたくしが、なんだかんだで よく食べているものの記録。



ボルフィ。
これらは、この国の菓子です。
甘いよ。すごく甘いよ。そして、うまいよ。


 右:カシューナッツのボルフィ
 中:ピスタチオのボルフィ
 左:ピーナッツのボルフィ


ピーナッツのやつが特にアレで、この世の終わりみたいにうまいよ。
日本でも売ってたらばいいのになー。
でも、表面の銀の部分は歯がイーってなるので、なくなったらいいと思う。




さてさて、アレです。

昨日は、グルジのコンサート。
シタールのPt.Kushal Dasの伴奏でしたよ。




あー すごかった。

なんだかもう、魔法みたいなことになってたけんど、
一体なにを食べればあのようになるのかなー。
やっぱり、山羊を主に。かしら。


で、わたくしは この時、会場で日本人男子に遭遇して、
「このブログ見て、今日のコンサートのことを知ったのです」と、言われたもんで、
この日記が はじめて人の役に立って、よかったよかったなー。思いました。




さ、

そんで、今日からアレです。
The Dover Lane Music Conferenceの、はじまりはじまり。

ですが、今日の夕方に ITC Sangeet Research Academy で、Anuradha Palのタブラソロライブがあるようす。


わたくしは、生Anuradha Palを見たことがないもんで、たのしみたのしみ。
そうして、今日のドーバーレーンのトリは、大好物の Pt.Ulhas Kashalkarですよ。ワオ。




すきですけっこんしてください。





量る娯楽よ。

2013-01-19 | インドの日記 
わたくしが、なんだかんだで毎日食べているもの。



菓子です。
この街の、菓子です。

甘いよ。すごいよ。
練習の合間に、この甘いアレを ちびちびかじりながらインスタントコーヒーを ざばざば飲む生活。

そうしますと、そろそろ体重が気になるところ。

そいえば この街には、なんでだか至る所に体重計が置いてあるなー。


メトロのホームやら、




サリー屋の横やら、




薬屋の前やら、




めし屋の中やら。




うむ。
ポップ。
ぴかぴか光る、すてきなマッシーン。

ちょっと設置箇所が多すぎる気がするけんど、みんな健康に気をつけてらっしゃるのね。

ね。



さ、

アレです。


そろそろドーバーレーンだけんど、その前に すてきコンサート。
21日に、シタールの Pt.Kushal Das とグルジがね、アレします。



Kushal Dasさんは、去年わたくしが神戸で共演した のぐちくんのお師匠だよ。ワオ。
たのしみたのしみだなー。



はい。


さてさて、アレ。
この街では、ドラえもんも人気ものだけんど、ミッキーマウスだって人気もの。


本日の、ミッキーマウス・コレクション。




まゆ毛って、そんなアレだったっけかね。

凶器・ろしょごっら。

2013-01-17 | インドの日記 
レッスンの帰り道。
牛のうしろを歩く、わたくし。




牛は、大きいものだなー。
わたくしの家の近所では あんまり牛と遭遇しないもんで、びびってしまうなー。




そうして牛の尻というものは、思ったよりカクカクした形なのだね。


うむ。


さて、アレです。

カルカッタは季節の変わりめだもんで、みんなワサワサと体調を崩してらっしゃる。
下宿のお父さんも、風邪をひいてしまいましたよ。

わたくしと、下宿のお母さんの会話。



お母さん:「主人は風邪をひいたものですから、ごはんが食べられません」(※1)

わたくし:「いけない。それはたいへん」

お母さん:「ねつくすり(※2)を食べなくてはいけません」

わたくし:「あ、でも、薬の前に何か食べなくては、お腹によくないです」

お母さん:「はい。食べさせたね」

わたくし:「おかゆ、ね」

お母さん:「いいえ。今、ろしょごっら(※3)を4つ食べさせたね」

わたくし:「マジかよ」



(※1)
下宿のお母さんは若い頃から日本語の勉強をしているので、このようなスタイルの話し方。

(※2)
『ねつくすり』は、たぶん解熱剤のこと。

(※3)
『ろしょごっら』は、ベンガル人が大好きな この丸いお菓子で、殺人的な甘さがチャームポイント。
1つ食べると目つぶし3発分の衝撃。(大きさはピンポン玉くらい)





うむ。

わたくしが風邪の際は、普通に おかゆ食べたいなー。




はい。



本日の、カルカッタのドラえもん人形は、こちら。




春は、すぐそこ。

夜道のメカと、わたくし。

2013-01-15 | インドの日記 
夜道の真ん中に、突然








気になる、メカ。








なんだろかしらコレは・・・





ヒントが足元にあったけど、なんとなく装着する勇気が出なかったよ。



うむ。

でも、気になる。

ヘッドフォンから何が聴こえるのか、気になる。

いいことなしの日。

2013-01-13 | インドの日記 
1月12日現在の、この街の ようす。



はやく かたづけるべき。
股間を押さえるのも やめるべき。



さてさて、アレ。

今日は、いいことなしの日。



まず、ドーバーレーンのチケットがもう販売開始してるはず。と 思って、
わたくしは近所にあるドーバーレーンの事務所に行ってきました。



わたくし:「ごめんくださいまし」

事務所のおじさん:「はいはい、なんだね」

わたくし:「チケット、もう売ってる?」

おじさん:「うん。売ってるよ。てゆうか、もう無いよ」

わたくし:「え?まじで?」

おじさん:「売り切れだお」

わたくし:「550ルピーのやつだよ?もう無いの?」

おじさん:「売り切れだお。あ、でも3500ルピーの特別シートのだったらば、あるお」

わたくし:「ファック(心の中で言いました)。 たっかいよ」

おじさん:「そうですか。では、無し」

わたくし:「ナマステ」



わたくしは、もしや駅前のCD屋さんに まだ残ってるかも。と思って、
オートリクシャに乗ってチラリのぞきに行きました。



わたくし:「ごめんくださいまし」

お店や:「はいはい」

わたくし:「ドーバーレーンのチケット、ある?」

お店や:「売り切れだお」

わたくし:「やっぱりね」

お店や:「とっくにね」

わたくし:「ナマステ」




がっかり。

あとは、当日ダフ屋から買うしかないわねー。

がっかり。



チケットは がっかりなアレでしたが、今夜はグルジのタブラソロライブがあるもんだから、
わたくしはウキウキしてバスに乗り 会場に向かいました。

開演前の、受付カウンター的なところにて。



わたくし:「何時からコンサート始まりますか」

受付おじさん:「18時だお」

わたくし:「そうですか。今、18時半だね」

おじさん:「そうだね」

わたくし:「プログラムはありますか」

おじさん:「あるお」



わたくし:「あ、字が・・・うっすらしかわかんないけんど、オニンドダーは1番目ってこと?」

おじさん:「あ。オニンドダーはね、今日出られなくなったみたい」

わたくし:「なんですと」

おじさん:「なんかフライトがアレになったもんで、今日は代わりのタブラ奏者が出るんだお」




フライト・・・?

わたくしは、グルジに電話してみました。




グルジ:「おう、アヤコ。なんだね」

わたくし:「グルジ、今どこにいるのですか」

グルジ:「うん。まだ、プネだお」

わたくし:「ワーオ」




うむ。

今日、いいことなし。


はやく寝よ。





はい。




本日の、カルカッタのドラえもん人形は、こちら。





体操のお兄さん風ボディ。