タブラ奏者 池田絢子の日記。

タブラ奏者・池田絢子の日記です。

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ナラヤンプジャの、あやしい汁物。

2013-01-28 | インドの日記 
なんか、まずいもの食べた。



この国の、菓子です。
きみどり色してて うまいものなんて、PARMの抹茶味しかないのだなー。きっと。



はい。



先日、グルジが
「ナラヤンプジャするお。アヤコも手伝いに来なさい」
と、おっしゃったもんですから、わたくしは行ってきました。グルジのお家に。

ナラヤンプジャとは。謎の儀式。
わたくしの、はじめてものがたり。


で、

謎の儀式・ナラヤンプジャで起こったことといったらば、


 まず、お坊さんがやってきて
     ↓
 リビングにお供えやら、いろいろ並べて
     ↓
 お坊さんが、でかい鍋で謎の汁物を作り
     ↓
 ファーストお経タイム
     ↓
 リビング内で豪快に焚き火コーナー
     ↓
 部屋が煙で真っ白で、参加者全員涙目
     ↓
 セカンドお経タイム
     ↓
 参加者全員の でこに、薄茶色と黒色の印



     ↓

 参加者全員で、お供えの果物とお菓子を食べる



     ↓

 最終的に、リビングがすごく散らかる





うむ。


なんだか、謎いっぱいの儀式。
特に気になるのが、最後に食べた お供えの中の、あやしい汁物。

これ。




《 あやしい汁物の材料 》

小麦粉     ・・・ 大量
砂糖      ・・・ 大量
牛乳      ・・・ 大量
水       ・・・ 適量
ギー      ・・・ 適量
カシューナッツ ・・・ 適量
ココナッツ   ・・・ 適量
バナナ     ・・・ 21本

他   
 

儀式の前に お坊さんによって作られた、謎の汁物。
材料を鍋にぶちこんで、素手で かき混ぜただけ。すごく甘い。
そして、食べた後 なんとなく わたくしの胃が不調。


わたくしは下宿に戻ってから、お母さんに この汁物について尋ねました。



わたくし:「今日は、グルジの家でナラヤンプジャでした」

お母さん:「そうですか。では、シンニの名前のものを食べましたか」(※1)

わたくし:「ん?シンニ(の名前のもの)とは」

お母さん:「シンニは、ナラヤンプジャとか土曜日神様のプジャで食べます」

わたくし:「ん?土曜日神・・・ま、いいわ。シンニはどのようなものですか」

お母さん:「シンニは、牛乳とかで白いくてスープみたい食べ物」

わたくし:「あ!食べた!アレってなんかちょっとマズ・・・」

お母さん:「シンニのは、ボイルしない牛乳ですから、作ったらすぐ食べなくてはいけないね」

わたくし:「ワオ」

お母さん:「なぜならば Baikin(※2)ができます。心配の人は、食べなくても大丈夫」

わたくし:「では、私は心配の人でした」

お母さん:「ん。ティーク・アチェ」(※3)

わたくし:「どうだろね」



(※1) 下宿のお母さんの話し方は、このようなスタイル。(日本語を話します)
(※2) ばい菌のこと。
(※3) だっふんだ、的な意味。



★★ お母さん情報まとめ ★★

◎ 謎の汁物は、シンニという名前らしい
◎ 神様に捧げるもんだから、味見しながら作るのはダメ。だから美味しく作るのが難しい
◎ シンニは非加熱の牛乳を使うから、作ったらすぐ食べなくてはいけないね
◎ だもんで、ときどき食中毒が発生するよ


うむ。

食中毒、気をつけようね。



はい。



本日の、この街の あの人形。





パーフェクトに近づいてきた。