タブラ奏者 池田絢子の日記。

タブラ奏者・池田絢子の日記です。

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この街の、結婚事情。

2015-02-22 | インドの日記 
本日の、この街の あの猫。




ざっくりとした、塗り。
気になる、腹の黄色。





リュック背負ってるとこも、謎。
気になる、『H』の文字。






はい。






今朝の、わたくしと下宿のお母さんの会話。
新聞を読みながら朝ごはんを食べる、わたくしたち。


わたくし: 「日曜日は、なんだか新聞が ぶ厚いのですね」

お母さん: 「はい。 日曜は、結婚のためのページがありますから」

わたくし: 「ほう。 結婚のための」

お母さん: 「カルカッタの結婚は、お父さんお母さんが決めますね。 だいたい、新聞かインターネット」

わたくし: 「ほう。 基本、お見合い結婚なんですな。今も」

お母さん: 「はい。 そのために、日曜は結婚のためのページがありますから」


※ これが20ページくらいみっちりあるんだお。




わたくし: 「ここには、みんな何を載せるのかしら」

お母さん: 「まず、西ベンガル出身か東ベンガル(現バングラデシュ)出身か書く」

わたくし: 「ほう。 なぜそれを」

お母さん: 「それは、すこーし習慣が違いますもので」

わたくし: 「ほう」

お母さん: 「西ベンガルのひとの部屋は、ぴかぴか。 東ベンガルのひとの部屋は、きたないね」

わたくし: 「まじか」

お母さん: 「わたしは、東ベンガル出身。 なので、部屋が散らかってるね」

わたくし: (※心の中で)「それ、出身の問題じゃねーな」

お母さん: 「それから次に、自分の年齢・身長・学歴が書いてあります」

わたくし: 「ほう」

お母さん: 「それから、結婚したいの相手の、年齢のこと仕事のこと」

わたくし: 「ほう」

お母さん: 「あと、自分の星のこと。 ホロスコープね」

わたくし: 「あ、やっぱ占星術は重要なんだーね」

お母さん: 「それで、manglik かどうかも、ちゃんと書く」

わたくし: 「ん? まんご・・・? なにそれ知らない」

お母さん: 「ホロスコープの はなし。 manglik に生まれたひとは、結婚した相手が はやく死ぬ」

わたくし: 「なにそれ超こわい」

お母さん: 「でも、だいじょうぶね。 manglik は manglik のひとと結婚すれば、はやく死なない」

わたくし: 「なんかこわいよ」

お母さん: 「そして最後に、カーストが書いてあります」

わたくし: 「ほう」

お母さん: 「最近は、違うカーストの相手でもだいじょうぶ、と書くひとが増えました」

わたくし: 「ほほう」




お母さんの息子(26歳)も、あと2年くらいしたらば お母さんが結婚相手を探すらしいお。

ふしぎだなー。 
この街の結婚。

その、占星術のマンゴなんたらってやつが、うすらこわい。







はい。







本日の、ふたりめし記録。





みーるす。 (Rs.140)


仙台の女豹・マリロックと共に。

うまい。
うまいもんで、うっかり食べ過ぎて毎度死にかけるけんど、我が生涯に一片の悔いなし。

banana leafは、ただちに辻堂店も作るべき。