俺はムービルという映画館が好きだ。
この横浜西口にある場末感というかレトロというか、その昔懐かしい映画館の雰囲気を残しているところが好きだ。シネコンじゃ絶対あり得ない雰囲気が好きだ。
シネコンとムービルで同じ映画をやっているときはなるべくムービルで見るほど好きだ。
応援してるし、ずっと続けていってほしいと思っている。
今日もさっきインディジョーンズのクリスタルスカルの王国を見てきた。そういうメジャーな映画をやっているところも好きだ。
だけど今日は嫌なことを書かなきゃならんのだ。
いや、ずっと前から気にはなっていたことなのだ。毎回映画を見てさっぱり忘れてしまっていたのだけど。
それにしても今回は酷すぎたのだ。
覚書みたいに書いておかねばと思った。
もしかしたらムービルの関係者が見てくれて改善されるかも、と多少期待もしている。そこがネットの良いところだ。ブログがあってよかったと思う。だけどクレームとしか思われないかもしれない。そんときは仕方ない。改善されなくても俺はムービルに行くから。
まあ、問題なのは接客なのである。とくに男性店員(社員?)の態度なのである。
こういうレトロな映画館は接客とか上手くないなあ、というイメージはある。だからよほどのことがない限り気にしてはいない。
今回俺が遭遇したのはポップコーンとか売っているところですね。
109シネマズにしても男性店員はほとんど接客がひどい。たぶん接客という職業が男性に向いてないのかもしれない。スーパーやコンビニの店員などを見ても男女で接客に凄まじい差がある。
だけど今回は憐みというか哀しみを覚えるほど接客ができていなかった。
まず目が合わせられないのだ。黒い制服を着て、最初は4人いたのかな。私が注文するときは2人くらいになっていたのだが、目が合わない。
いや、俺は人づきあいが苦手なので、普通目は合わせたくないのは俺のほうなのだが、今回は店員が目を合わせない。
俺の前に2組の家族がいた。
子供もいるからいろいろと準備に時間がかかるかもしれない。なかなか注文を決めてくれないかもしれない。それは大変だろうと思う。だから段取りがひどかったのかもしれない。「あれ、どこだっけ?」店員間でそんな会話が交わされた。
その様子は学園祭の屋台みたいだった。それでも明るく接客してくれればいい。いや暗くてもいい、ようはお客に不快感を与えなければ。嫌だと思わせなければ。だけどそれはなんとなくだが、投げやりだった。顔は笑っていたけれど。
2つのレジのひとつが空いた。客が離れると同時に店員も離れた。
俺は前にいく。店員はこない。バタバタと忙しく歩いたりしている。俺は「ご注文は?」といってる店員がくると思った。もしくは「こちらのレジにお並びください」とかいってくると思った。
だって片方のレジには店員がいたから。もちろんバタバタしている店員もいたから。俺のことが目に入っていないのであれば仕方がないが、普通レジの前に人がいたら疑問に思うだろう。「あ、そこのレジ使ってないんで」そんな一言があってもいい。
俺はバイト用語は気にしないほうだ。大昔のブックオフ仙台駅前店で「いらっしゃいませ~こんにちは~」が途切れなく延々と続いていて「頭がおかしいのか、ここの店長や店員は」と思ったときくらいだ。あれはマニュアルの弊害の極みというもので、たぶん誰も客の立場になって考えたことがなかったのだろう。さすがに今は改善されている、というかあまりのひどさに新聞にも取り上げられていたはずだ。
閑話休題。
隣の客がいなくなり、そのレジの人がいった「注文がお決まりでしたら~」俺は唖然とした。それは俺に向けた言葉ではなかった。いや、もしかしたら俺に向けた(心中では「変な人だなー」とか思いながら)ものかもしれないが、こちらに顔が向いているわけでもなく、なんかレジのほうに俯きながら。
俺はすかさず隣のレジの前に立った(笑
そりゃあ立つでしょ。さっきから注文受けにくると思っていたのだから。
ムスーッとした顔のお兄さんにコーラのLサイズを注文した。
俺はまあ、ひとりで映画にいく変なオッサンである。
若者から見れば変な人であろう(俺だって20代なのに)。
そりゃあ俺も男だ。笑顔を見せるなら可愛い女の子や微笑ましい家族に対してしたいだろう。その気持ちはよーくわかる。
だけど普通は顔に出さないもんだ。
だって接客だから。
だからムービルよ、ヤクザだろうがホームレスだろうが、俺みたいなオッサンが一人できていたとしても、まあ、店員の心の中では「あり得ない」客だとしても、客としてきているときは笑顔を見せてほしい。
もちろんなんかイチャモンつけてきたら怒っていい、ムスッとしていい。
だけど、ただレジの前で注文しにきたオッサンには、心の中でどー思っていてもかまわない、作り笑いでかまわないから、笑顔をみせてほしい。
嫌な思いをしてから映画を見るのはもう嫌なのだ。
俺はチケットを買うとき、いつもムービルが好きになる。窓口にいるのは大抵女性なのだが、笑顔があればムスッとしているときもある。今回は泣き笑いしている綺麗な人だった。俺に積極性というものがあれば思わず「好きです」とか言いたくなっちゃうほどだ(イキナリ!?)
あ、泣き笑いしていたのは、そう見えたってだけね。ちょうど前の老夫婦がなんか文句言っているのを見たので、そのせいかも、と思っていただけ(だからなんだ)。
重要なのは「ムスッ」としているときでもムービルが好きになるのだ。
それはこの映画館がそれを許せる雰囲気を持っているからだ。チケットを売るときはムスッとしていてかまわない。だってその人は常にムスッとしているから。そして見たい作品の名前を俺が言い、料金を言われ、支払い、チケットを渡され、という一連の業務をスムーズにこなすから。客の求めていることをスムーズにこなしているから。
なあ、ムービルよ。
ムスッとしていてもいいよ。業務をスムーズにこなせるのなら。つまりサッと注文をとるとか、サッと客に声をかけるとか。
それができないなら笑顔でいてくれよ。
男性が苦手なのはわかるよ、俺もそうだもん。
だけど毎回思うんだ。宅配便屋さんや郵便配達の人は男が多いが、笑顔をよく見せてくれる。毎日何百件も配達して疲れているはずなのに笑顔だ。なかには本当のオッサンもいる。時間に追われているはずだ。重い荷物も運んでいるはずだ。なのに受け取るとき不快な思いをしたことはほとんどない。笑顔を見せてくれなくても、スム-ズに配達という仕事をこなしていく。
たぶん意識とか気持ちの問題だ。
あとは見られているっていうことを知っているからだろうか。
それとも給料か。
給料が安いからか。
だったら俺にできることはあまりないよ。
1回の作品を見るのに6000円払うくらいまではできるかな。
どうだろう君たちの時給はいくらだろうか。1000円なら6時間分。一人の店員の笑顔を6時間維持するために6000円か……。
今は1回1800円。2時間分にもならない。そうかそれでは俺がいい接客のときにあたるのも稀だな。仕方ない。6000円払おう。
だけど6000円……ほかのお客さんはそれには従えないだろう。
というかなぜ6000円なのか自分でもツッコミたくなる。映画館はホテルかw
映画って本当にすごい。
映画って本当に素晴らしい。
故・水野さんが言っていたことは本当だと思う。
だって酷い接客を見ても映画を見ればすべて許せてたし、気にしなかった、忘れてた。
だけどちょっともう無理だ。見過ごせない。
お客は映画を見にいっているだけじゃないんだよ。
映画館に行けば、当然映画館も見るんだよ。そこで働いている従業員を見るんだよ。
もう映画館が映画に甘えるのはよそうよ。
映画を観る前も観た後も居心地のよい「いい映画館だな」って思わせてくれよ。
「いい映画だな」は俺は何度もあるんだよ。だけど「いい映画館だな」は……。
シネコンじゃ限界があるんだよ、コンビニの店員と同じで。
だけどムービルは違うだろ、たぶん、きっと。
ムービルはきっといい映画館になれるはずなんだよ。いや、今でも大好きな映画館なんだよ。
「ザ・マジックアワー」をひとりでおばあちゃんが見に来れる映画館なんだよ。
この横浜西口にある場末感というかレトロというか、その昔懐かしい映画館の雰囲気を残しているところが好きだ。シネコンじゃ絶対あり得ない雰囲気が好きだ。
シネコンとムービルで同じ映画をやっているときはなるべくムービルで見るほど好きだ。
応援してるし、ずっと続けていってほしいと思っている。
今日もさっきインディジョーンズのクリスタルスカルの王国を見てきた。そういうメジャーな映画をやっているところも好きだ。
だけど今日は嫌なことを書かなきゃならんのだ。
いや、ずっと前から気にはなっていたことなのだ。毎回映画を見てさっぱり忘れてしまっていたのだけど。
それにしても今回は酷すぎたのだ。
覚書みたいに書いておかねばと思った。
もしかしたらムービルの関係者が見てくれて改善されるかも、と多少期待もしている。そこがネットの良いところだ。ブログがあってよかったと思う。だけどクレームとしか思われないかもしれない。そんときは仕方ない。改善されなくても俺はムービルに行くから。
まあ、問題なのは接客なのである。とくに男性店員(社員?)の態度なのである。
こういうレトロな映画館は接客とか上手くないなあ、というイメージはある。だからよほどのことがない限り気にしてはいない。
今回俺が遭遇したのはポップコーンとか売っているところですね。
109シネマズにしても男性店員はほとんど接客がひどい。たぶん接客という職業が男性に向いてないのかもしれない。スーパーやコンビニの店員などを見ても男女で接客に凄まじい差がある。
だけど今回は憐みというか哀しみを覚えるほど接客ができていなかった。
まず目が合わせられないのだ。黒い制服を着て、最初は4人いたのかな。私が注文するときは2人くらいになっていたのだが、目が合わない。
いや、俺は人づきあいが苦手なので、普通目は合わせたくないのは俺のほうなのだが、今回は店員が目を合わせない。
俺の前に2組の家族がいた。
子供もいるからいろいろと準備に時間がかかるかもしれない。なかなか注文を決めてくれないかもしれない。それは大変だろうと思う。だから段取りがひどかったのかもしれない。「あれ、どこだっけ?」店員間でそんな会話が交わされた。
その様子は学園祭の屋台みたいだった。それでも明るく接客してくれればいい。いや暗くてもいい、ようはお客に不快感を与えなければ。嫌だと思わせなければ。だけどそれはなんとなくだが、投げやりだった。顔は笑っていたけれど。
2つのレジのひとつが空いた。客が離れると同時に店員も離れた。
俺は前にいく。店員はこない。バタバタと忙しく歩いたりしている。俺は「ご注文は?」といってる店員がくると思った。もしくは「こちらのレジにお並びください」とかいってくると思った。
だって片方のレジには店員がいたから。もちろんバタバタしている店員もいたから。俺のことが目に入っていないのであれば仕方がないが、普通レジの前に人がいたら疑問に思うだろう。「あ、そこのレジ使ってないんで」そんな一言があってもいい。
俺はバイト用語は気にしないほうだ。大昔のブックオフ仙台駅前店で「いらっしゃいませ~こんにちは~」が途切れなく延々と続いていて「頭がおかしいのか、ここの店長や店員は」と思ったときくらいだ。あれはマニュアルの弊害の極みというもので、たぶん誰も客の立場になって考えたことがなかったのだろう。さすがに今は改善されている、というかあまりのひどさに新聞にも取り上げられていたはずだ。
閑話休題。
隣の客がいなくなり、そのレジの人がいった「注文がお決まりでしたら~」俺は唖然とした。それは俺に向けた言葉ではなかった。いや、もしかしたら俺に向けた(心中では「変な人だなー」とか思いながら)ものかもしれないが、こちらに顔が向いているわけでもなく、なんかレジのほうに俯きながら。
俺はすかさず隣のレジの前に立った(笑
そりゃあ立つでしょ。さっきから注文受けにくると思っていたのだから。
ムスーッとした顔のお兄さんにコーラのLサイズを注文した。
俺はまあ、ひとりで映画にいく変なオッサンである。
若者から見れば変な人であろう(俺だって20代なのに)。
そりゃあ俺も男だ。笑顔を見せるなら可愛い女の子や微笑ましい家族に対してしたいだろう。その気持ちはよーくわかる。
だけど普通は顔に出さないもんだ。
だって接客だから。
だからムービルよ、ヤクザだろうがホームレスだろうが、俺みたいなオッサンが一人できていたとしても、まあ、店員の心の中では「あり得ない」客だとしても、客としてきているときは笑顔を見せてほしい。
もちろんなんかイチャモンつけてきたら怒っていい、ムスッとしていい。
だけど、ただレジの前で注文しにきたオッサンには、心の中でどー思っていてもかまわない、作り笑いでかまわないから、笑顔をみせてほしい。
嫌な思いをしてから映画を見るのはもう嫌なのだ。
俺はチケットを買うとき、いつもムービルが好きになる。窓口にいるのは大抵女性なのだが、笑顔があればムスッとしているときもある。今回は泣き笑いしている綺麗な人だった。俺に積極性というものがあれば思わず「好きです」とか言いたくなっちゃうほどだ(イキナリ!?)
あ、泣き笑いしていたのは、そう見えたってだけね。ちょうど前の老夫婦がなんか文句言っているのを見たので、そのせいかも、と思っていただけ(だからなんだ)。
重要なのは「ムスッ」としているときでもムービルが好きになるのだ。
それはこの映画館がそれを許せる雰囲気を持っているからだ。チケットを売るときはムスッとしていてかまわない。だってその人は常にムスッとしているから。そして見たい作品の名前を俺が言い、料金を言われ、支払い、チケットを渡され、という一連の業務をスムーズにこなすから。客の求めていることをスムーズにこなしているから。
なあ、ムービルよ。
ムスッとしていてもいいよ。業務をスムーズにこなせるのなら。つまりサッと注文をとるとか、サッと客に声をかけるとか。
それができないなら笑顔でいてくれよ。
男性が苦手なのはわかるよ、俺もそうだもん。
だけど毎回思うんだ。宅配便屋さんや郵便配達の人は男が多いが、笑顔をよく見せてくれる。毎日何百件も配達して疲れているはずなのに笑顔だ。なかには本当のオッサンもいる。時間に追われているはずだ。重い荷物も運んでいるはずだ。なのに受け取るとき不快な思いをしたことはほとんどない。笑顔を見せてくれなくても、スム-ズに配達という仕事をこなしていく。
たぶん意識とか気持ちの問題だ。
あとは見られているっていうことを知っているからだろうか。
それとも給料か。
給料が安いからか。
だったら俺にできることはあまりないよ。
1回の作品を見るのに6000円払うくらいまではできるかな。
どうだろう君たちの時給はいくらだろうか。1000円なら6時間分。一人の店員の笑顔を6時間維持するために6000円か……。
今は1回1800円。2時間分にもならない。そうかそれでは俺がいい接客のときにあたるのも稀だな。仕方ない。6000円払おう。
だけど6000円……ほかのお客さんはそれには従えないだろう。
というかなぜ6000円なのか自分でもツッコミたくなる。映画館はホテルかw
映画って本当にすごい。
映画って本当に素晴らしい。
故・水野さんが言っていたことは本当だと思う。
だって酷い接客を見ても映画を見ればすべて許せてたし、気にしなかった、忘れてた。
だけどちょっともう無理だ。見過ごせない。
お客は映画を見にいっているだけじゃないんだよ。
映画館に行けば、当然映画館も見るんだよ。そこで働いている従業員を見るんだよ。
もう映画館が映画に甘えるのはよそうよ。
映画を観る前も観た後も居心地のよい「いい映画館だな」って思わせてくれよ。
「いい映画だな」は俺は何度もあるんだよ。だけど「いい映画館だな」は……。
シネコンじゃ限界があるんだよ、コンビニの店員と同じで。
だけどムービルは違うだろ、たぶん、きっと。
ムービルはきっといい映画館になれるはずなんだよ。いや、今でも大好きな映画館なんだよ。
「ザ・マジックアワー」をひとりでおばあちゃんが見に来れる映画館なんだよ。
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