今夜も一杯 ! ヒロシのブログ

電子書籍で「新サラリ-マンの法則」 「笑いの宝庫」を出版しました。

コンパニオン・ファッション(その2)

2007-05-18 05:27:00 | 気がついたこと
今回のビッグサイトでのイベントは朝10時~夕方の6時迄で、普段のイベントが5時終了なのに比べると1時間長い。終了15分前に蛍の光が流れ始める。それまで各ブ-スにいたコンパニオンが一斉に帰り支度をするために控え室に消えていく。コンパニオン服から私服に着替え、コンパニオンメ-クから普通の化粧に戻すためである。会場から居残り客が完全に出る6時15分過ぎから、どのブ-スでもスタッフが集合して10分程度の反省会が始まる。その時には、先ほどまでの華やかだったコンパニオンも参加するのだが、足元の白いハイヒ-ルがミュ-ル風の履物に変ってるし、服装もジ-ンズにTシャツというラフな格好が多い。メイクも普通の化粧に変った姿を見ると、コンビニのレジをしているフリ-タ-女性と何も変らない。むしろ、今日の来場者の方が全員綺麗だったのではないと錯覚する位の変貌である。

昔、CM撮影の現場での記憶が蘇る。事前に依頼していたモデルさんが、撮影当日にスタジオに来るのだが、うっかりすると自分より早く到着している場合がある。スタイリストもメイクさんも先に到着していると、全員スッピンだし、事前に写真で選んでいた大人びた綺麗なモデルさんが、見つからない。とても似ても似つかない20歳過ぎのあどけない顔ばかり。
結局○○さん(モデルさん)は今日は来ないのかなぁ?と3人に声を掛けるしかない。私ですと軽く手を上げて前に出てくる女性を見て軽いショックを受ける。ウソだろう!自分の目がおかしいのではないかという錯覚である。あれだけ、何人もの中から選んだ一番大人びたモデルさんだったはずなのに、目の前にいる女性は別人,髪は洗髪しただけのぼさぼさ(実はどんなヘアになるか本人も事前に分からないので当然なのだが)。モデルが所属するプロダクションに電話を掛けてお前のところはインチキをするの?とか、羊頭狗肉で商売してるのと文句を言いたいくらいの気分になる。

ところが、3人(残り二人はスタイリストにメイクさん)が控え室に消えてから、40分ほど経過した頃には、美人が1人出来上がってスタジオに出てくる。再び、自分の目を疑うときが来る。ほんとに先ほどの人だったの?今目の前に立ってる女性は、間違いなく写真で選んだ大人のモデル。こういう女性だったら何時間見てても飽きが来ないだろうというハッピ-な気分になってくる。化粧栄えする女性という意味は、何度か撮影スタジオで体験したからこそ理解できるようになった。

撮影が終了して、また控え室に戻り30分後に3人で出てきた時には、先程の美人の顔はもうどこにも見当たらなかった......。一体、今日は一体誰と会って1日中仕事をしてたのだろう? 今日のモデルよりスタイリストかメイクさんの方が化粧すれば綺麗だっのかな?化粧することでまるで別人の顔になるのだから性格も二重人格なのだろうな?腕の良いメイクさんさえいれば、女性なら誰でもいいんだ40分後には美人のモデルが出来上がるんだから!という複雑な思いばかりで帰路についた。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。