栗田工務店 スタッフ ここだけの話

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介護日記 ~介護の決断~

2009-10-27 12:48:27 | 社長の介護日記
 入院中に骨折というアクシデントもあり、そのおかげと云うと変だけど涼しくなって彼女は退院した。

 相変わらず反応も鈍く認知症が進んでいる。

 そこで女房と色々相談をしながら、10種類近くの薬を彼女にとって必要と思われる最低限に留め、その他の薬は服用させずにしばらく様子を見る事にした。

 夜眠れなくて徘徊する事があっても、彼女の状態からどうせ家の中をウロウロする程度だろうし、便秘になった時にはその時に対応を考え、痛み止めは神経麻痺につながるだろうし、少々痛みを感じるのが正常ではないかなどと勝手に考えた結果で、医者に云えば 「責任持てん」 と叱られるところだろうが、これは家族しか決断し得ない事である。

 まず睡眠薬、便を柔らかくする薬、痛み止めを除くことにした。
 それに知人に薦められた体の中の活性酸素を除去するというサプリメントを服用してもらう事にした。

 ところがである。10日も経った頃から表情も反応もだんだんしっかりしてくるではないか。
 殆ど毎日だった便失禁も無くなり自分でトイレに行き始め、会話の受け応えもはっきりし始めた。子供たちも 「おばぁちゃんスゴイ。良くなったねぇ」 と感心しきりである。

 全国には施設に入所するお年寄りがプロの介護士に介護され、医療の分野では医師の指示に従わざるを得ない。医療の中に介護の視点がもっと反映されて、むしろ老人介護の視点から医療技術が施されてもいいのではないだろうか。

 かつて訪ねた北欧では、「老人医学」 という言葉も聞いたのだが・・・・・・。
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