栗田工務店 スタッフ ここだけの話

快適な空間づくりをめざす―(株)栗田工務店 この空間では,『歩き遍路日記』『介護日記』『etc・・・な話』を展開します♪

介護日記 ~ 再骨折 ~

2012-06-25 12:39:41 | 社長の介護日記

ここでは、社長 (寺川 勲雄) の介護日記を掲載しております。

現在進行中の介護です。はじまりは2007年ですが、当初のものより順次載せております。この介護日記は、みのりホームの 「ティータイム通信」 にて掲載し続けているものですが、ぜひこちらでも紹介したく、掲載の運びとなりました。
※今回は、2010年、7月号に掲載の内容です。


 退院して自宅で平穏な日々を過ごす彼女。

 「やっぱり自分の家がエエわね」 などと、おそらくここが新居浜か川内なのか区別は出来てないと思うのだが、自分の家であるという認識は充分に出来ている様である。

 そう言えば彼女、認知症の進行があまり見られず、息子の顔も嫁の顔もしっかり認識出来ていて、これが何よりである。

 そうしながら、半月程たっただろうか。朝食を済ませて

 「じゃあ、行ってくるよ」 「いってらっしゃい、気いつけて」

といつもの様に家を出て仕事場へ。

 昼頃、女房からの電話。病院にいると言う。午前中に訪問してくれたヘルパーさんが床に倒れている彼女を発見。病院でレントゲンを撮ると右大腿部を骨折との事である。

 病院に彼女を訪ねると、何故自分がここにいるのか、転倒した事実も覚えていない様子である。「痛くない?」 と聞くと 「動かすと痛い」 と答える。

 自宅での彼女のベッドとポータブルトイレの前には万一転倒のことを考えてクッションを敷いてある。体調の良かった彼女は何か用事を思い出し、つたえ歩き中にマットの外で倒れた様である。

 これで、彼女は3年程の間に3度の大がかりな手術となる。最初は、変形性関節置換手術、2回目は一日だけショートステイをお願いした立派な特養施設での転倒骨折、3回目が今回である。90歳になっての手術も忍びず、このまま手術をせず固定する方法は?と医者に聞いてみたが、それではずっと痛みが残るとの事。数日後の経過観察の後、手術をする事に決定した。

 


コメント
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